戦国登販登録販売者試験 過去問
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登録販売者 2020年 中国・四国 問67


問題文

眠気及び眠気を促す薬に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a 脳内におけるヒスタミン刺激が低下すると、眠気を促す。 b 医療機関において不眠症の治療のため処方される睡眠薬(医療用医薬品)と区別するため、一般用医薬品では、睡眠改善薬又は睡眠補助薬と呼ばれる。 c 睡眠改善薬は、慢性的に不眠症状がある人が対象となる。 d 15歳未満の小児では、抗ヒスタミン成分により眠気とは反対の神経過敏や中枢興奮などの副作用が起きやすいため、減量して使用しなければならない。

選択肢

1:a:正、b:誤、c:誤、d:正
2:a:正、b:正、c:誤、d:誤(正解)
3:a:誤、b:誤、c:誤、d:正
4:a:誤、b:正、c:正、d:正
5:a:正、b:誤、c:正、d:誤

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睡眠改善薬と眠気【登録販売者解説】

正解の理由

ヒスタミンの刺激が低下すると眠気が促され、睡眠改善薬は一時的な睡眠障害に用います。
正しい組合せは2です。a・bは正しく、c・dは誤りです。根拠は「試験問題の作成に関する手引き(平成30年3月)」第3章「主な医薬品とその作用」の「眠気を促す薬」です。

解法ステップ

  1. aは「脳内のヒスタミン刺激が低下すると眠気を促す」という関係を確認します。
  2. bは、一般用医薬品が「睡眠改善薬」または「睡眠補助薬」と呼ばれる理由に注目します。
  3. cは、睡眠改善薬の対象が「一時的」か「慢性的」かを見分けます。
  4. dは「減量して使用」ではなく、15歳未満の小児への使用を避ける点を確認します。

選択肢別の誤答解説

  • a 正しい記述です。脳内のヒスタミンは、覚醒の維持や調節に関わります。その刺激が低下すると、眠気が促されます。
  • b 正しい記述です。医療機関で不眠症の治療に使われる睡眠薬と区別するため、一般用医薬品は「睡眠改善薬」または「睡眠補助薬」と呼ばれます。
  • c 誤りです。睡眠改善薬は、寝つきが悪い、眠りが浅いといった一時的な睡眠障害の緩和に用います。慢性的に不眠症状がある人や、不眠症と診断された人を対象とするものではありません。
    ×「慢性的に不眠症状がある人が対象」→ ○「一時的な睡眠障害の緩和に用いる」
  • d 誤りです。15歳未満の小児では、抗ヒスタミン成分により、眠気とは反対の神経過敏や中枢興奮などが起きやすくなります。そのため、減量して使用するのではなく、抗ヒスタミン成分を含む睡眠改善薬の使用を避けます。
    ×「減量して使用しなければならない」→ ○「使用を避ける」
組合せで見ると、1はb・d、3はa・b・d、4はa・c・d、5はb・cの正誤が異なります。各選択肢のほかの記述が合っていても、正誤の組合せが一つでも異なれば正解にはなりません。

よくある誤解

  • **「眠気を起こす薬なら、慢性的な不眠にも使える」**と思いがちです。睡眠改善薬の対象は、一時的な寝つきの悪さや眠りの浅さです。
  • **「副作用が起きやすいなら、量を減らせばよい」**と考えがちです。この問題では、15歳未満の小児は減量ではなく、使用を避ける点が問われています。
  • 「眠気とは反対の神経過敏や中枢興奮」を、眠気を促す作用そのものと取り違えないようにしましょう。これは小児で起きやすい副作用についての記述です。

補足コラム

睡眠改善薬を使った場合、目が覚めた後も一時的に注意力や判断力が低下したり、めまいや倦怠感が生じたりすることがあります。翌日まで眠気やだるさが残るときは、それらの症状が消失するまで、自動車の運転など危険を伴う機械の操作を避ける必要があります。

FAQ

Q. かぜ薬などで眠くなったとき、眠気防止薬を使えばよいですか?
A. 手引きでは、医薬品の使用による眠気を抑える目的で眠気防止薬を使うのは適切ではないとされています。眠気を催す成分を含まない医薬品が選択されるべきとされています。
Q. 「睡眠改善薬」と医療用の睡眠薬は同じものですか?
A. 同じものではありません。一般用医薬品の睡眠改善薬は、一時的な睡眠障害の緩和に用いられ、不眠症の治療を目的とするものではありません。

関連キーワード: ヒスタミン、睡眠改善薬、睡眠補助薬、抗ヒスタミン成分、神経過敏、中枢興奮
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