戦国登販登録販売者試験 過去問
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登録販売者 2020年 中国・四国 問69


問題文

鎮咳去痰薬の配合成分に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a コデインリン酸塩は、妊娠中に摂取された場合、吸収された成分の一部が血液-胎盤関門を通過して胎児へ移行することが知られている。 b ジメモルファンリン酸塩は、粘液成分の含量比を調整し痰の切れを良くする。 c メチルエフェドリン塩酸塩は、副交感神経系を刺激して気管支を拡張させる作用を示す。 d マオウについては、依存性がある成分であることに留意する必要がある。

選択肢

1:a:誤、b:正、c:誤、d:正
2:a:正、b:正、c:誤、d:誤
3:a:正、b:誤、c:誤、d:正(正解)
4:a:正、b:正、c:正、d:正
5:a:誤、b:誤、c:正、d:誤

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鎮咳去痰薬の配合成分【登録販売者解説】

正解の理由

コデインリン酸塩とマオウには依存性への注意があり、ジメモルファンリン酸塩は咳を抑え、メチルエフェドリン塩酸塩は交感神経系に作用します。
正しい組合せは3です。記述は、aが正、bが誤、cが誤、dが正です。根拠は「試験問題の作成に関する手引き」第3章「主な医薬品とその作用」の鎮咳成分・気管支を拡げる成分に関する項目です。

解法ステップ

  1. aの「胎盤関門を通過」と、dの「マオウ・依存性」に注目します。どちらも手引きに記載のある組合せです。
  2. bの「粘液成分の含量比を調整」は、咳を抑えるジメモルファンリン酸塩の説明かを確かめます。
  3. cの「副交感神経系を刺激」に注目します。メチルエフェドリン塩酸塩はアドレナリン作動成分であり、説明の神経系が異なります。
  4. 正しい記述がa・d、誤りがb・cとなる組合せを選びます。

選択肢別の誤答解説

a 正しい
コデインリン酸塩は、妊娠中に摂取すると、吸収された成分の一部が胎盤関門(たいばんかんもん)を通過して胎児へ移行することが知られています。妊娠中の使用に関する注意として押さえます。
b 誤り
×「粘液成分の含量比を調整し痰の切れを良くする」→ ○「延髄の咳嗽中枢(がいそうちゅうすう)に作用して咳を抑える」
ジメモルファンリン酸塩は鎮咳成分です。痰の切れを良くする成分としての説明ではありません。
c 誤り
×「副交感神経系を刺激」→ ○「アドレナリン作動成分」
メチルエフェドリン塩酸塩は、気管支(きかんし)を拡げる作用を示すアドレナリン作動成分です。「副交感神経系を刺激する」という説明は誤りです。
d 正しい
マオウは、メチルエフェドリン塩酸塩などと同様の作用を示す生薬成分です。依存性がある成分として留意が必要です。
組合せの確認
  • 選択肢1は、aを誤、bを正としており、a・bが異なります。
  • 選択肢2は、bを正、dを誤としており、b・dが異なります。
  • 選択肢4は、b・cをともに正としており、b・cが異なります。
  • 選択肢5は、aを誤、cを正、dを誤としており、a・c・dが異なります。

よくある誤解

  • 「痰の切れを良くする成分」と「咳を抑える成分」の混同に注意します。ジメモルファンリン酸塩は、咳を抑える成分です。
  • 「気管支を拡げる」ことから神経系を取り違えるのがひっかけです。メチルエフェドリン塩酸塩はアドレナリン作動成分で、副交感神経系を刺激する成分ではありません。
  • マオウは生薬ですが、依存性への注意が不要というわけではありません。

補足コラム

鎮咳去痰薬には、咳を抑える成分、気管支を拡げる成分、痰の切れを良くする成分などが組み合わされています。成分名を見たら、まず「咳を抑える」「気管支を拡げる」「痰の切れを良くする」のどの働きに分類されるかを確認すると、説明の入れ替えに気づきやすくなります。

FAQ

Q. コデインリン酸塩とジメモルファンリン酸塩は、どちらも咳を抑える成分ですか?
はい。どちらも鎮咳成分ですが、コデインリン酸塩には依存性があること、ジメモルファンリン酸塩は非麻薬性鎮咳成分として扱われることを区別して覚えます。
Q. マオウとメチルエフェドリン塩酸塩は、同じ成分ですか?
同じ成分ではありません。マオウは生薬成分ですが、メチルエフェドリン塩酸塩などと同様の作用を示し、依存性への注意も必要です。

関連キーワード: コデインリン酸塩、ジメモルファンリン酸塩、メチルエフェドリン塩酸塩、マオウ、鎮咳成分、アドレナリン作動成分
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