登録販売者 2020年 中国・四国 問70
問題文
鎮咳去痰薬に配合される去痰作用のある生薬として、正しいものの組み合わせはどれか。
a オウバク
b シャゼンソウ
c ケイヒ
d バクモンドウ
選択肢
1:(a、b)
2:(a、c)
3:(b、c)
4:(b、d)(正解)
5:(c、d)
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去痰作用のある生薬【登録販売者解説】
正解の理由
シャゼンソウ・バクモンドウは去痰作用、オウバク・ケイヒは別の作用で整理します。
正しい組合せは 4 の(b、d)です。bのシャゼンソウとdのバクモンドウは、どちらも痰を出しやすくする去痰作用を期待して用いられます。厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」第3章「主な医薬品とその作用」の鎮咳去痰薬に関する項目が根拠です。
解法ステップ
- 問われているのは「鎮咳去痰薬に配合される、去痰作用のある生薬」です。
- シャゼンソウは「去痰作用を期待して用いられる」と覚えます。
- バクモンドウも「鎮咳、去痰」などの作用を期待して用いられます。
- オウバクとケイヒは別の目的で用いられる生薬なので、bとdの組合せを選びます。
選択肢別の誤答解説
a オウバク
誤りです。オウバクは苦味による健胃作用(胃の働きを助ける作用)を期待して用いられます。去痰作用のある生薬としては扱いません。
- 選択肢1(a、b)は、去痰作用のないaを含み、dを含まないため誤りです。
- 選択肢2(a、c)は、a・cを含み、正しい組合せのb・dを含まないため誤りです。
b シャゼンソウ
正しい記述です。オオバコの花期の全草を基原とする生薬で、去痰作用を期待して用いられます。種子のみを用いたものは、シャゼンシと呼ばれます。
c ケイヒ
誤りです。ケイヒは、解熱鎮痛成分などと組み合わせて、発汗を促して解熱を助ける目的で配合されることがあります。ここで問われている去痰作用のある生薬ではありません。
- 選択肢2(a、c)は、正しい組合せのb・dを含みません。
- 選択肢3(b、c)は、cを含み、dを含まないため誤りです。
- 選択肢5(c、d)は、cを含み、bを含まないため誤りです。
d バクモンドウ
正しい記述です。ジャノヒゲの根の膨大部を基原とする生薬で、鎮咳(ちんがい:咳を抑えること)や去痰、滋養強壮などの作用を期待して用いられます。
よくある誤解
- 生薬の名前だけで判断し、「生薬ならどれも鎮咳去痰作用がある」と考えてしまうことがあります。生薬ごとに目的を区別してください。
- バクモンドウは鎮咳作用だけでなく、去痰作用も期待されます。「咳を抑える」と「痰を出しやすくする」は別の働きです。
- シャゼンソウとシャゼンシは似た名称ですが、シャゼンソウは全草、シャゼンシは種子を用いたものです。
補足コラム
去痰作用を期待して用いられる生薬には、シャゼンソウやバクモンドウのほか、セネガ、キキョウ、セキサン、オウヒなどがあります。生薬名と「去痰作用」の組合せをまとめて覚えると、選択肢を見分けやすくなります。
FAQ
咳に用いられる生薬は、すべて去痰作用もありますか?
いいえ。咳を抑える目的で用いられる生薬と、痰を出しやすくする目的で用いられる生薬があります。作用を分けて覚えることが大切です。
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