登録販売者 2020年 中国・四国 問73
問題文
胃の薬の配合成分とその配合目的に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。
【配合成分】 【配合目的】
a ピレンゼピン塩酸塩 ― 消泡
b スクラルファート ― 胃粘膜保護・修復
c ユウタン ― 健胃
d ジメチルポリシロキサン(別名ジメチコン) ― 抗炎症
選択肢
1:(a、b)
2:(a、c)
3:(b、c)(正解)
4:(b、d)
5:(c、d)
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胃薬の配合成分と目的【登録販売者解説】
正解の理由
ピレンゼピン塩酸塩は胃液分泌抑制、ジメチルポリシロキサンは消泡、スクラルファートは胃粘膜保護・修復です。
3の(b、c)が正しい組合せです。aは誤り、b・cは正しく、dは誤りです。根拠は、厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」第3章「主な医薬品とその作用」の胃腸薬の成分分類です。
解法ステップ
- 「ピレンゼピン塩酸塩」と「消泡」の組合せに注目します。ピレンゼピン塩酸塩は、胃液の分泌を抑える成分です。
- 「ジメチルポリシロキサン」と「抗炎症」の組合せを確認します。これは、消化管内の気泡を分離しやすくする消泡成分です。
- bの「スクラルファート―胃粘膜保護・修復」は成分名と目的が一致しています。cも正しいため、(b、c)の組合せを選びます。
選択肢別の誤答解説
-
a ピレンゼピン塩酸塩―消泡
×(消泡)→ ○(胃液分泌抑制)
ピレンゼピン塩酸塩は、胃液の分泌を抑える成分です。消泡成分は、気泡の分離を促すジメチルポリシロキサンです。 -
b スクラルファート―胃粘膜保護・修復
胃粘膜(いねんまく)を保護したり、荒れた胃粘膜の修復を促したりする成分です。記述は正しいです。 -
c ユウタン―健胃
ユウタンは動物胆の一つです。胆汁(たんじゅう)の分泌を促し、消化を助ける成分として用いられます。記述は正しいです。 -
d ジメチルポリシロキサン―抗炎症
×(抗炎症)→ ○(消泡)
ジメチルポリシロキサンは、消化管内容物中の気泡の分離を促す成分です。胃粘膜の炎症を和らげる抗炎症成分ではありません。
よくある誤解
- 胃薬に使われる成分だからといって、すべて胃粘膜を保護したり、胃の炎症を抑えたりするわけではありません。成分ごとの目的を区別しましょう。
- 「気泡を分離する消泡」と「胃液の分泌を抑える作用」は別です。aとdは、成分名と目的の取り違えがひっかけになっています。
- ユウタンは「健胃」とだけ覚えるのではなく、胆汁分泌を促して消化を助ける働きも結びつけて覚えると、成分の分類を整理しやすくなります。
補足コラム
胃薬の配合成分は、目的ごとに整理すると見分けやすくなります。
- 胃液分泌抑制:ピレンゼピン塩酸塩、ロートエキス
- 消泡:ジメチルポリシロキサン(ジメチコン)
- 胃粘膜保護・修復:スクラルファートなど
- 抗炎症:グリチルリチン酸を含む成分やカンゾウなど
FAQ
Q. 「胃粘膜保護・修復」と「抗炎症」は同じ意味ですか?
A. 同じではありません。胃粘膜を覆って保護したり修復を促したりする目的と、炎症を和らげる目的は、別の配合目的として整理します。
A. 同じではありません。胃粘膜を覆って保護したり修復を促したりする目的と、炎症を和らげる目的は、別の配合目的として整理します。
Q. ジメチコンは、ジメチルポリシロキサンとは別の成分ですか?
A. 別名です。同じ消泡成分を指します。
A. 別名です。同じ消泡成分を指します。
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