登録販売者 2020年 中国・四国 問81
問題文
貧血及び貧血用薬(鉄製剤)に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a 貧血は、一般的な症状として、疲労、動悸、息切れ、血色不良、頭痛、耳鳴り、めまい、微熱等が現れる。
b 鉄製剤を服用すると便が赤くなることがある。
c 不足した鉄分を補充することを目的として配合される主な成分として、フマル酸第一鉄、クエン酸鉄アンモニウムなどが用いられる。
d 貧血の症状がみられる以前から予防的に貧血用薬(鉄製剤)を使用することが適当である。
選択肢
1:a:正、b:正、c:誤、d:正
2:a:正、b:誤、c:正、d:誤(正解)
3:a:正、b:誤、c:誤、d:正
4:a:誤、b:正、c:誤、d:誤
5:a:誤、b:誤、c:正、d:正
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鉄製剤と貧血症状【登録販売者解説】
正解の理由
鉄製剤は鉄欠乏性貧血の鉄分を補う薬で、服用後の便は黒くなることがあります。
正しい組合せは2です。aは正、bは誤、cは正、dは誤です。根拠は、第3章「主な医薬品とその作用」の「貧血用薬(鉄製剤)」です。『試験問題の作成に関する手引き』では、貧血の一般的な症状、鉄製剤の成分や便の変化、予防的使用の適否が説明されています。
正しい組合せは2です。aは正、bは誤、cは正、dは誤です。根拠は、第3章「主な医薬品とその作用」の「貧血用薬(鉄製剤)」です。『試験問題の作成に関する手引き』では、貧血の一般的な症状、鉄製剤の成分や便の変化、予防的使用の適否が説明されています。
解法ステップ
- aの「疲労、動悸、息切れ、めまい」などが、貧血の一般的な症状として挙げられているか確認します。
- bの「便が赤くなる」に注目します。鉄製剤の服用後に便が変色する場合、色は赤ではありません。
- cの「フマル酸第一鉄」「クエン酸鉄アンモニウム」が鉄分補充の成分として挙げられているか確認します。
- dの「症状が出る前から予防的に使用」が適当かを確認し、各記述の正誤が「正・誤・正・誤」となる組合せを選びます。
選択肢別の誤答解説
- a:正しいです。 疲労、動悸、息切れ、血色不良、頭痛、耳鳴り、めまい、微熱などは、貧血の一般的な症状として挙げられています。
- b:誤りです。
×「便が赤くなる」→ ○「便が黒くなる」
鉄製剤を服用すると、便が黒くなることがあります。服用前から便が黒い場合は、消化管内の出血が原因のこともあるため、服用前の状態との違いが大切です。 - c:正しいです。 フマル酸第一鉄、クエン酸鉄アンモニウムなどは、不足した鉄分を補う目的で配合される主な成分です。
- d:誤りです。
×「症状がみられる以前から予防的に使用することが適当」→ ○「症状がみられる以前から予防的に使用することは適当でない」
鉄製剤は、症状が出る前から予防的に使うものではありません。
よくある誤解
- 便の変色を「赤」と取り違えないようにしましょう。鉄製剤でみられる変化は、便が黒くなることです。
- 「鉄分を補う薬だから、貧血の予防にも使える」と考えがちですが、症状が出る前からの予防的使用は適当でないとされています。
- 貧血ならどの種類にも鉄製剤が使える、というわけではありません。鉄製剤が改善できるのは鉄欠乏性貧血です。
補足コラム
鉄は、赤血球に含まれ、酸素を運ぶヘモグロビンを作るために必要なミネラルです。鉄欠乏性貧血では不足した鉄分を補い、造血機能の回復を図ります。一方、貧血にはビタミン欠乏性貧血などもあり、鉄分の補充だけでは改善できない場合があります。
FAQ
Q. 鉄製剤を飲むと、便が黒くなるのは異常ですか?
A. 手引きでは、鉄製剤の服用による便の黒色化は、使用中止を要する副作用などの異常ではないとされています。ただし、服用前から便が黒い場合は、別の原因も考えられるため、薬剤師や医師に相談してください。
A. 手引きでは、鉄製剤の服用による便の黒色化は、使用中止を要する副作用などの異常ではないとされています。ただし、服用前から便が黒い場合は、別の原因も考えられるため、薬剤師や医師に相談してください。
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