戦国登販登録販売者試験 過去問
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登録販売者 2020年 中国・四国 問85


問題文

泌尿器用薬として使用される配合成分に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。
a カゴソウは、アケビ科のアケビ又はミツバアケビの蔓性の茎を、通例、横切りしたものを基原とする生薬である。 b ウワウルシは、利尿作用のほかに、経口的に摂取した後、尿中に排出される分解代謝物が抗菌作用を示し、尿路の殺菌消毒効果を期待して用いられる。 c ソウハクヒは、クワ科のマグワの根皮を基原とする生薬で、煎薬として尿量減少に用いられる。 d ブクリョウは、ツツジ科のクマコケモモの葉を基原とする生薬で、残尿感、排尿に際しての不快感のあるものに用いられる。

選択肢

1:(a、b)
2:(a、c)
3:(a、d)
4:(b、c)(正解)
5:(c、d)

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泌尿器用薬の生薬成分【登録販売者解説】

正解の理由

カゴソウとモクツウ、ウワウルシとブクリョウの基原・用途を取り違えないことがポイントです。
正しい組合せは4(b、c)です。記述は a:誤り、b:正しい、c:正しい、d:誤り です。根拠は、厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」第3章「主な医薬品とその作用」の泌尿器用薬に関する項目です。

解法ステップ

  1. aの「アケビ科」「蔓性の茎」に注目します。これはカゴソウではなく、別の生薬の説明です。
  2. bは、ウワウルシの基原と、尿中に排出される分解代謝物の抗菌作用が合っているかを確認します。
  3. cは、ソウハクヒの基原が「クワ科のマグワの根皮」か、用途が「尿量減少」かを確認します。
  4. 正しいb・cを含むのは4です。他の組合せは、誤りの記述を含むか、正しい記述の一方を含みません。

選択肢別の誤答解説

  • a
    ×(カゴソウはアケビ科のアケビ等の蔓性の茎)→ ○(モクツウはアケビ科のアケビ又はミツバアケビの蔓性の茎)
    アケビ科の蔓性の茎を基原とするのはモクツウです。カゴソウは、シソ科のウツボグサの花穂を基原とします。
  • b
    ウワウルシは、ツツジ科のクマコケモモの葉を基原とする生薬です。経口摂取後、尿中に排出される分解代謝物が抗菌作用を示し、尿路の殺菌消毒効果が期待されます。記述の内容は正しいです。
  • c
    ソウハクヒは、クワ科のマグワの根皮を基原とする生薬です。煎薬として尿量減少に用いられるため、記述は正しいです。
  • d
    ×(ブクリョウはツツジ科のクマコケモモの葉)→ ○(ウワウルシはツツジ科のクマコケモモの葉)
    クマコケモモの葉と、残尿感(ざんにょうかん)・排尿時の不快感への使用は、ウワウルシの説明です。記述はウワウルシの内容をブクリョウに置き換えています。
組合せで確認すると、(a、b)は誤りのaを含み、正しいcを含みません。(a、c)は誤りのaを含み、正しいbを含みません。(a、d)は誤りのa・dを含み、正しいb・cを含みません。(c、d)は誤りのdを含み、正しいbを含みません。

よくある誤解

  • 「アケビ科の蔓性の茎」という基原を見て、カゴソウだと思い込まないようにしましょう。この特徴はモクツウです。
  • 「クマコケモモの葉」という基原と、残尿感などへの用途は、セットでウワウルシと覚えましょう。
  • 生薬名だけを見て判断せず、基原と用途の両方が合っているか確認しましょう。

補足コラム

泌尿器用薬に配合される生薬には、用途の違いがあります。カゴソウとウワウルシは、煎薬として残尿感や排尿時の不快感に用いられます。一方、ソウハクヒは煎薬として尿量減少に用いられます。基原と用途を組み合わせて整理すると、入れ替え問題に対応しやすくなります。

FAQ

Q. 「基原」とは何ですか?
A. 生薬のもとになる植物の部位などを指します。「どの植物の、どの部分か」を示す情報です。
Q. モクツウとカゴソウは、どの語句で区別できますか?
A. モクツウは「アケビ科の蔓性の茎」、カゴソウは「シソ科のウツボグサの花穂」です。

関連キーワード: カゴソウ、モクツウ、ウワウルシ、ソウハクヒ、ブクリョウ、泌尿器用薬
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