登録販売者 2020年 奈良・関西広域連合・福井 問110
問題文
医薬品副作用被害救済制度の給付に関する記述の正誤について、正しい組合せを一つ選べ。
a 給付請求は、治療に当たった医師や調剤した薬剤師も行うことができる。
b (独)医薬品医療機器総合機構で受理された給付請求は、厚生労働大臣の判定した結果に基づいて給付を行う。
c 救済給付業務に必要な経費のうち、給付費については、製造販売業者からの拠出金と、国庫補助金で賄われている。
d 給付の種類は、医療費、医療手当、障害年金、障害児養育年金、遺族年金、遺族一時金、葬祭料の7種類である。
選択肢
1:a:正、b:正、c:誤、d:正
2:a:正、b:正、c:誤、d:誤
3:a:誤、b:正、c:正、d:誤
4:a:誤、b:正、c:誤、d:正(正解)
5:a:誤、b:誤、c:正、d:誤
🔒 解説は解答すると表示されます
医薬品副作用被害救済制度の給付【登録販売者解説】
正解の理由
ひと言まとめ:給付請求は本人または家族が行い、給付費は製造販売業者の拠出金で賄われます。
4が正しい組合せです。aは誤り、bは正しく、cは誤り、dは正しいです。根拠は、第5章「医薬品の適正使用・安全対策」の医薬品副作用被害救済制度に関する項目です。「試験問題の作成に関する手引き」では、給付請求を受け、厚生労働大臣が判定した結果に基づいて給付を行うこと、給付費と事務費の財源が異なることなどが示されています。
解法ステップ
- aの「医師や薬剤師も行うことができる」に注目します。請求者として示されているのは、健康被害を受けた本人または家族です。
- bは「誰が判定するか」を確認します。給付は厚生労働大臣が判定した結果に基づきます。
- cは「給付費」と「事務費」を分けて読みます。給付費に国庫補助金も充てる、という記述は誤りです。
- dの給付の種類を数えます。列挙された7種類は手引きの内容と一致します。
選択肢別の誤答解説
-
a 誤り
×(治療に当たった医師や調剤した薬剤師も請求できる)→ ○(健康被害を受けた本人または家族が請求する)
医師や薬剤師が治療・調剤に関わっていても、それだけで給付請求者になるわけではありません。 -
b 正しい
総合機構で受理された請求について、医学的・薬学的な事項などを踏まえ、厚生労働大臣が判定します。その判定結果に基づいて給付が行われます。 -
c 誤り
×(給付費は製造販売業者の拠出金と国庫補助金で賄われる)→ ○(給付費には製造販売業者の拠出金が充てられ、事務費の2分の1相当額は国庫補助で賄われる)
国庫補助が関係するのは事務費です。給付費と事務費を取り違えないことがポイントです。 -
d 正しい
医療費、医療手当、障害年金、障害児養育年金、遺族年金、遺族一時金、葬祭料の7種類です。
選択肢の組合せでは、次の記述が正解の組合せと異なります。
よくある誤解
-
「医師や薬剤師が関わる」ことと「請求できる」ことを混同する
治療や調剤に関わった人が、そのまま請求者になるわけではありません。 -
「拠出金と国庫補助金」を給付費にまとめて当てはめる
財源の説明では、給付費と事務費を分けて確認しましょう。 -
7種類のうち、似た名称を数え落とす
「障害年金」と「障害児養育年金」、「遺族年金」と「遺族一時金」は別の給付です。
補足コラム
給付費と事務費の財源は、次のように整理できます。
- 給付費:製造販売業者からの拠出金
- 事務費:その2分の1相当額を国庫補助で賄う
「国庫補助は事務費に関するもの」と押さえると、cのような入れ替え問題に対応しやすくなります。
FAQ
Q. 総合機構が請求を受理した時点で、給付が決まるのですか?
A. 受理だけで給付が決まるわけではありません。厚生労働大臣による判定結果に基づいて給付が行われます。
A. 受理だけで給付が決まるわけではありません。厚生労働大臣による判定結果に基づいて給付が行われます。
Q. 給付の種類は、どのように覚えるとよいですか?
A. 「医療費・医療手当」「障害年金・障害児養育年金」「遺族年金・遺族一時金・葬祭料」のように、関連するものをまとめると整理しやすいです。
A. 「医療費・医療手当」「障害年金・障害児養育年金」「遺族年金・遺族一時金・葬祭料」のように、関連するものをまとめると整理しやすいです。
関連キーワード: 医薬品副作用被害救済制度、給付請求、厚生労働大臣の判定、給付費、事務費、国庫補助金

\ せっかくなら /
登録販売者を
クイズ形式で学習しませんか?
クイズ画面へ遷移する→
すぐに利用可能!
