登録販売者 2020年 奈良・関西広域連合・福井 問115
問題文
一般用医薬品の添付文書で、「次の人は使用(服用)しないこと」と記載されている成分と対象者との関係の正誤について、正しい組合せを一つ選べ。
(医薬品成分) (対象者)
a アミノ安息香酸エチル - 糖尿病の診断を受けた人
b フェルビナク - ぜんそくを起こしたことがある人
c プソイドエフェドリン塩酸塩 - 前立腺肥大による排尿困難のある人
d アスピリン - 出産予定日12週以内の妊婦
選択肢
1:a:正、b:正、c:誤、d:誤
2:a:正、b:誤、c:正、d:誤
3:a:誤、b:正、c:正、d:正(正解)
4:a:正、b:誤、c:誤、d:正
5:a:誤、b:正、c:誤、d:正
🔒 解説は解答すると表示されます
使用しない人と成分【登録販売者解説】
正解の理由
アミノ安息香酸エチルは6歳未満、プソイドエフェドリン塩酸塩は前立腺肥大による排尿困難、アスピリンは出産予定日12週以内の妊婦に使用しません。
正しい組合せは3です。各記述は、a:誤、b:正、c:正、d:正です。根拠は「試験問題の作成に関する手引き」第5章「医薬品の適正使用・安全対策」の「使用しないこと」の対象者です。
解法ステップ
- アミノ安息香酸エチルの対象者を確認します。糖尿病の人ではなく、6歳未満の小児が対象です。したがって、aは誤りです。
- フェルビナクは、ぜんそくを起こしたことがある人への注意と結びつきます。bは正しい記述です。
- プソイドエフェドリン塩酸塩と前立腺肥大による排尿困難、アスピリンと出産予定日12週以内の妊婦も、それぞれ対象者の組合せが合っています。
- aが誤りで、b・c・dが正しい組合せを選びます。
選択肢別の誤答解説
- 選択肢1は、aを正、c・dを誤としています。正しい正誤はaが誤、c・dが正なので、a・c・dが異なります。
- 選択肢2は、a・dを誤、bを誤としています。正しい正誤はaが誤、b・dが正なので、a・b・dが異なります。
- 選択肢4は、aを正、b・cを誤としています。正しい正誤はaが誤、b・cが正なので、a・b・cが異なります。
- 選択肢5は、cを誤としています。前立腺肥大による排尿困難がある人は対象となるため、cだけが異なります。
- 選択肢3は、a:誤、b・c・d:正で、正しい正誤の組合せです。
よくある誤解
- 「糖尿病の人への注意」を、別の成分の注意と混同することがあります。糖尿病の人は、プソイドエフェドリン塩酸塩の使用を避ける対象です。
- 「ぜんそくを起こしたことがある人」の注意を、解熱鎮痛薬だけのものと思い込むのは誤りです。フェルビナクを含む外用鎮痛消炎薬にも関係します。
- 「出産予定日12週以内」を「妊娠中いつでも」と置き換えると、対象者の条件を取り違えます。設問の期間表現をそのまま確認しましょう。
補足コラム
- アミノ安息香酸エチルは、6歳未満の小児でメトヘモグロビン血症(血液が酸素を運びにくくなる状態)を起こすおそれがあるため、使用しない対象となります。
- アスピリンのほか、アスピリンアルミニウムやイブプロフェンも、出産予定日12週以内の妊婦が使用しない対象として挙げられています。
- プソイドエフェドリン塩酸塩は交感神経を刺激する成分です。前立腺肥大による排尿困難がある人では、尿が出にくくなったり、尿が膀胱にたまったりするおそれがあります。
FAQ
「使用しないこと」は、すでに症状が出ている人だけが対象ですか?
いいえ。症状が出ていなくても、成分の作用などから悪化や健康への影響が懸念される人が対象になる場合があります。
いいえ。症状が出ていなくても、成分の作用などから悪化や健康への影響が懸念される人が対象になる場合があります。
「出産予定日12週以内」は、妊娠週数で数えるのですか?
手引きでは、出産予定日からさかのぼって12週間以内という条件で示されています。妊娠期間全体と混同しないようにしましょう。
手引きでは、出産予定日からさかのぼって12週間以内という条件で示されています。妊娠期間全体と混同しないようにしましょう。
関連キーワード: アミノ安息香酸エチル、フェルビナク、プソイドエフェドリン塩酸塩、アスピリン、使用しないこと

\ せっかくなら /
登録販売者を
クイズ形式で学習しませんか?
クイズ画面へ遷移する→
すぐに利用可能!
