登録販売者 2020年 奈良・関西広域連合・福井 問24
問題文
かぜ薬又は解熱鎮痛薬に配合される成分(漢方処方成分・生薬成分を除く)の副作用に関する記述について、正しいものの組合せを一つ選べ。
a アスピリン喘息は、アスピリン以外の解熱鎮痛成分によっても生じることがある。
b トラネキサム酸の代表的な副作用として、口渇が知られている。
c 使用上の注意には、成分によらず、副作用としてショック(アナフィラキシー)が起こることがあると記載されている。
d 解熱鎮痛成分を長期連用しても、副作用が起こることはない。
選択肢
1:(a、b)
2:(a、c)(正解)
3:(b、d)
4:(c、d)
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解熱鎮痛成分の副作用【登録販売者解説】
正解の理由
アスピリン喘息は他の解熱鎮痛成分でも起こり、長期連用は臓器障害につながるおそれがあります。
正しい組合せは2の(a、c)です。記述aは正しく、記述bは誤り、記述cは正しく、記述dは誤りです。根拠は、厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」第3章「主な医薬品とその作用」の解熱鎮痛薬・かぜ薬の副作用です。
解法ステップ
- 「アスピリン喘息」という名前だけで、原因をアスピリンだけに限らないように注意します。
- 「口渇」の記述では、トラネキサム酸ではなく、どの成分による副作用として示されているかを確認します。
- 「成分によらず」と「長期連用しても副作用はない」を比べ、手引きにある共通の注意と長期使用のリスクを押さえます。
選択肢別の誤答解説
-
a 正しい
アスピリン喘息はアスピリン特有の副作用ではありません。アスピリン以外の解熱鎮痛成分でも起こる可能性があります。 -
b 誤り
×(トラネキサム酸の代表的な副作用として口渇)→ ○(口渇は抗ヒスタミン成分で現れることがある)
手引きでは、口渇は抗ヒスタミン成分で現れることがある副作用として示されています。 -
c 正しい
化学的に合成された解熱鎮痛成分では、まれに重い副作用としてショック(アナフィラキシー:急激に起こる重いアレルギー反応)などが起こることがあります。かぜ薬でも、漢方処方成分・生薬成分のみから成る場合を除き、使用上の注意には配合成分によらず共通して記載されます。ただし、「どの成分でも必ず起こる」という意味ではありません。 -
d 誤り
×(長期連用しても副作用が起こることはない)→ ○(長期連用は避ける)
長期間使うと、自覚症状がないまま臓器の障害が進むおそれがあります。
組合せの確認
- 選択肢1(a、b):aは正しいものの、bを含み、cを含まないため誤りです。
- 選択肢3(b、d):b・dはいずれも誤りで、正しいa・cを含まないため誤りです。
- 選択肢4(c、d):cは正しいものの、dを含み、aを含まないため誤りです。
よくある誤解
- 「アスピリン喘息」という名称から、アスピリンだけで起こると思い込むことがあります。名前ではなく、「他の解熱鎮痛成分でも起こりうる」という記述を押さえましょう。
- 「成分によらず」は、「どの成分でも同じ副作用が必ず起こる」という意味ではありません。使用上の注意に共通して記載されることを表します。
- 「副作用はない」「長期連用しても問題ない」といった断定は、長期使用によるリスクと照らして確認しましょう。
補足コラム
副作用は、成分にかかわらず注意が必要なものと、特定の成分群に関連するものに分けて覚えると整理しやすくなります。たとえば、ショックなどはかぜ薬の使用上の注意に共通して記載される一方、口渇は抗ヒスタミン成分で現れることがある副作用です。
FAQ
「成分によらず」と書かれていたら、すべての副作用が対象ですか?
いいえ。共通して記載される副作用がある一方で、特定の成分によって起こりやすい副作用もあります。どの副作用についての記述かを分けて読みましょう。
いいえ。共通して記載される副作用がある一方で、特定の成分によって起こりやすい副作用もあります。どの副作用についての記述かを分けて読みましょう。
関連キーワード: アスピリン喘息、口渇、抗ヒスタミン成分、解熱鎮痛薬の長期連用、ショック(アナフィラキシー)

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