登録販売者 2020年 奈良・関西広域連合・福井 問28
問題文
眠気を促す薬とアルコールの相互作用に関する記述について、( )の中に入れるべき字句の正しい組合せを一つ選べ。
寝つきが悪いときの処置としてアルコールが摂取されることがあるが、飲酒とともに( a )などを含む催眠鎮静薬を服用すると、その鎮静効果が( b )されるおそれがあるため、服用時には飲酒を避ける必要がある。
選択肢
1:エテンザミド、減弱
2:エテンザミド、増強
3:カフェイン、減弱
4:ブロモバレリル尿素、減弱
5:ブロモバレリル尿素、増強(正解)
🔒 解説は解答すると表示されます
催眠鎮静薬とアルコールの相互作用【登録販売者解説】
正解の理由
ブロモバレリル尿素を含む催眠鎮静薬は、アルコールで鎮静作用が増強されるおそれがあります。
したがって、(a)はブロモバレリル尿素、(b)は増強となる5が正解です。厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」第3章「主な医薬品とその作用」の「眠気を促す薬」では、飲酒とともにブロモバレリル尿素などを含む催眠鎮静薬を服用すると、薬効や副作用が増強されるおそれがあるとされています。
解法ステップ
- (a)には、手引きでアルコールとの相互作用が示されている成分が入ります。該当するのは、ブロモバレリル尿素などです。
- (b)は、アルコールとの併用で薬の作用が弱まるのか、強まるのかを確認します。手引きでは「増強」とされています。
- (a)がブロモバレリル尿素、(b)が増強となる組合せを選びます。
選択肢別の誤答解説
-
1:エテンザミド・減弱
エテンザミドは解熱鎮痛成分で、ここで問われている催眠鎮静薬の成分ではありません。また、鎮静作用は減弱ではなく増強されるおそれがあります。 -
2:エテンザミド・増強
「増強」は合っていますが、エテンザミドはこの相互作用の対象となる催眠鎮静薬の成分ではありません。 -
3:カフェイン・減弱
カフェインは眠気防止薬などに用いられる成分で、ここで問われている催眠鎮静薬の成分ではありません。また、相互作用の方向も「減弱」ではありません。 -
4:ブロモバレリル尿素・減弱
(a)のブロモバレリル尿素は合っていますが、(b)が違います。アルコールとの併用では鎮静作用が増強されるおそれがあります。 -
5:ブロモバレリル尿素・増強
成分と相互作用の方向の両方が正しく、正しい組合せです。
よくある誤解
- 成分が合っていても、作用の方向を逆にするひっかけがあります。ブロモバレリル尿素が出てきたら、アルコールで「増強」と結び付けます。
- エテンザミドやカフェインも薬の成分だから、催眠鎮静薬に含まれるはずと思い込まないようにしましょう。エテンザミドは解熱鎮痛成分、カフェインは眠気防止薬などに関係する成分です。
補足コラム
ブロモバレリル尿素は、脳の興奮を抑える鎮静成分です。アルコールと一緒に摂ると、薬効だけでなく副作用も増強されるおそれがあるため、服用時には飲酒を避ける必要があります。
FAQ
Q. アルコールを飲むと、薬の効き目はいつも強くなりますか?
A. すべての医薬品で同じとは限りません。この問題では、ブロモバレリル尿素などを含む催眠鎮静薬との相互作用として「増強」を覚えます。
A. すべての医薬品で同じとは限りません。この問題では、ブロモバレリル尿素などを含む催眠鎮静薬との相互作用として「増強」を覚えます。
Q. 生薬成分だけの鎮静薬や漢方処方製剤も、同じように飲酒を避ける決まりですか?
A. 手引きでは、これらについては飲酒を避けることとはされていません。ただし、アルコールが睡眠の質を低下させ、医薬品の効果を妨げることがあります。
A. 手引きでは、これらについては飲酒を避けることとはされていません。ただし、アルコールが睡眠の質を低下させ、医薬品の効果を妨げることがあります。
関連キーワード: 催眠鎮静薬、ブロモバレリル尿素、アルコールとの相互作用、鎮静作用の増強

\ せっかくなら /
登録販売者を
クイズ形式で学習しませんか?
クイズ画面へ遷移する→
すぐに利用可能!
