登録販売者 2020年 奈良・関西広域連合・福井 問29
問題文
眠気防止薬の有効成分であるカフェインに関する記述の正誤について、正しい組合せを一つ選べ。
a カフェインには、脳に軽い興奮状態を引き起こす作用がある。
b カフェインは、尿量の減少をもたらす。
c 小児用の眠気防止薬として、無水カフェインを用いる。
d 授乳中の女性がカフェインを摂取すると、その一部が乳汁中に移行する。
選択肢
1:a:正、b:誤、c:正、d:誤
2:a:正、b:誤、c:誤、d:正(正解)
3:a:誤、b:正、c:正、d:正
4:a:誤、b:正、c:誤、d:正
5:a:誤、b:誤、c:正、d:正
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カフェインの作用と注意点【登録販売者解説】
正解の理由
カフェインは脳を軽く興奮させ、尿量を増やします。授乳中は乳汁への移行にも注意します。
正しい組合せは2です。aは正、bは誤、cは誤、dは正です。根拠は『試験問題の作成に関する手引き』第3章「主な医薬品とその作用」の「眠気防止薬」です。
解法ステップ
- aでは「脳に軽い興奮状態を引き起こす」に注目します。カフェインの作用と合う記述です。
- bでは「尿量の減少」を確認します。カフェインの利尿作用とは反対の説明です。
- cでは「小児用」という対象の部分を確認します。無水カフェインが眠気防止薬の成分であることと、小児用であることは別です。
- dでは「乳汁中に移行する」という記述を確認します。これを正しいものとして組合せを選びます。
選択肢別の誤答解説
-
a 正しい
カフェインは脳に軽い興奮状態を引き起こし、一時的に眠気や倦怠感を抑えます。ただし、脳が過剰に興奮すると、震えや不眠などが現れることがあります。 -
b 誤り
× 尿量の減少をもたらす → ○ 尿量の増加(利尿)をもたらす
カフェインは、腎臓でナトリウムイオンと水分が再び吸収されるのを抑えます。そのため、尿量が増えます。 -
c 誤り
「無水カフェイン」はカフェインの成分形の一つですが、小児用の眠気防止薬として用いるという記述は誤りです。成分が眠気防止薬に配合されることと、小児用であることを結びつけないようにしましょう。 -
d 正しい
摂取されたカフェインの一部は乳汁中に移行します。乳児はカフェインの代謝に時間がかかるため、授乳中のカフェイン摂取には注意が必要です。
よくある誤解
- 「尿量の減少」と「尿量の増加」を逆に覚えてしまうことがあります。カフェインは利尿作用をもたらします。
- 「有効成分として配合される」と「小児にも使える」は別の話です。対象者を入れ替えた記述に注意しましょう。
- カフェインは眠気を抑える作用だけでなく、乳汁中に移行する点も問われます。
補足コラム
カフェインには、胃液の分泌を促したり、心筋を興奮させたりする作用もあります。また、反復して摂取すると依存を形成することがあるため、眠気防止薬は短期間の服用にとどめ、連用しないよう注意されています。
FAQ
お茶やコーヒーのカフェインも考える必要がありますか?
はい。眠気防止薬以外の医薬品や食品にもカフェインが含まれることがあり、重なって摂取するとカフェインが過量になるおそれがあります。
はい。眠気防止薬以外の医薬品や食品にもカフェインが含まれることがあり、重なって摂取するとカフェインが過量になるおそれがあります。
カフェインで、ほかの薬による眠気も解消できますか?
必ず解消できるわけではありません。かぜ薬やアレルギー用薬などによる眠気を抑える目的で、眠気防止薬を使用するのは適切ではありません。
必ず解消できるわけではありません。かぜ薬やアレルギー用薬などによる眠気を抑える目的で、眠気防止薬を使用するのは適切ではありません。
関連キーワード: カフェイン、眠気防止薬、利尿作用、乳汁中への移行、依存性

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