登録販売者 2020年 奈良・関西広域連合・福井 問38
問題文
一般用医薬品を一定期間使用して対処した場合であっても、症状の改善がみられないときに、継続して一般用医薬品を使用することが適当でない、対象成分を含む一般用医薬品とその使用期間の関係の正誤について、正しい組合せを一つ選べ。
対象成分を含む一般用医薬品 使用期間
a フマル酸第一鉄を含有する貧血用薬 1~3ヶ月
b ポリエンホスファチジルコリンを含有する高コレステロール改善薬 5~6日間
c センソを含有する強心薬 5~6日間
d ユビデカレノンを含有する循環器用薬 1~3ヶ月
選択肢
1:a:正、b:正、c:誤、d:誤
2:a:正、b:誤、c:正、d:誤
3:a:正、b:誤、c:誤、d:正
4:a:誤、b:誤、c:正、d:正
5:a:誤、b:誤、c:正、d:誤(正解)
🔒 解説は解答すると表示されます
使用継続の判断期間【登録販売者解説】
正解の理由
鉄製剤は約2週間、高コレステロール改善薬は1~3ヶ月、センソ含有強心薬は5~6日間が目安です。
正しい組合せは5です。各記述は、aが誤り、bが誤り、cが正しく、dが誤りです。根拠は、厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」第3章「主な医薬品とその作用」にある、貧血用薬、高コレステロール改善薬、強心薬、循環器用薬の使用上の注意です。
解法ステップ
- フマル酸第一鉄は鉄製剤です。改善がみられないときの目安は「2週間程度」です。
- ポリエンホスファチジルコリンは高コレステロール改善成分です。使用期間の目安は「1~3ヶ月」です。
- センソを含む強心薬は「5~6日間」、ユビデカレノンを含む循環器用薬は「2週間程度」が目安です。
- 問題文の期間と照らすと、cだけが正しく、ほかは誤りです。
選択肢別の誤答解説
-
a
×「1~3ヶ月」→ ○「2週間程度」
フマル酸第一鉄は貧血用薬に含まれる鉄製剤です。食生活を改善し、鉄製剤を2週間程度使用しても症状がよくならない場合は、一般用医薬品による対処を続けるのが適当でないことがあります。 -
b
×「5~6日間」→ ○「1~3ヶ月」
ポリエンホスファチジルコリンは、高コレステロール改善薬に用いられる成分です。生活習慣の改善を図りながら、しばらくの間、使用を続ける目安は1~3ヶ月です。 -
c
センソを含む強心薬は、5~6日間使用しても症状の改善がみられない場合、受診を促す対象になります。記載された期間は正しいです。 -
d
×「1~3ヶ月」→ ○「2週間程度」
ユビデカレノンは循環器用薬に配合される成分です。1~3ヶ月ではなく、2週間程度使用しても改善がみられない場合が目安です。
よくある誤解
- 「1~3ヶ月」を、改善薬なら何にでも当てはまる期間だと思うのは誤りです。この期間は高コレステロール改善薬の目安で、鉄製剤やユビデカレノンには当てはまりません。
- 同じ循環器系の薬なら使用期間も同じとは限りません。センソを含む強心薬は5~6日間、ユビデカレノンを含む循環器用薬は2週間程度と区別します。
- 「一定期間使っても改善しない」という共通の表現だけで判断せず、成分ごとの期間を確認します。
補足コラム
使用期間の目安は、成分・薬の種類ごとに覚えると整理しやすいです。
症状が改善しない場合に一般用医薬品の使用を漫然(まんぜん)と続けない、という共通点も押さえておきましょう。
FAQ
Q. 使用期間の目安を過ぎたら、必ずその薬が効かないという意味ですか?
A. いいえ。目安は、症状が改善しない場合に使用を続けるのが適当かを考えるためのものです。改善がみられないときは、医薬品の販売等に従事する専門家が医療機関への受診を促すことがあります。
A. いいえ。目安は、症状が改善しない場合に使用を続けるのが適当かを考えるためのものです。改善がみられないときは、医薬品の販売等に従事する専門家が医療機関への受診を促すことがあります。
Q. 使用期間の目安は、症状が改善した後も使い続ける期間ですか?
A. いいえ。この問題で問われているのは、一定期間使用しても症状の改善がみられない場合の考え方です。
A. いいえ。この問題で問われているのは、一定期間使用しても症状の改善がみられない場合の考え方です。
関連キーワード: 貧血用薬、鉄製剤、高コレステロール改善薬、センソ、強心薬、ユビデカレノン、受診勧奨

\ せっかくなら /
登録販売者を
クイズ形式で学習しませんか?
クイズ画面へ遷移する→
すぐに利用可能!
