登録販売者 2020年 奈良・関西広域連合・福井 問40
問題文
貧血の改善を目的として、貧血用薬(鉄製剤)に配合されるビタミン成分の正誤について、正しい組合せを一つ選べ。
a ビタミンB1
b ビタミンB2
c ビタミンB6
d ビタミンC
選択肢
1:a:正、b:誤、c:正、d:正
2:a:正、b:正、c:正、d:誤
3:a:正、b:正、c:誤、d:誤
4:a:誤、b:正、c:誤、d:正
5:a:誤、b:誤、c:正、d:正(正解)
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貧血用薬のビタミン成分【登録販売者解説】
正解の理由
ひと言まとめ:貧血用薬(鉄製剤)に配合されるビタミン成分として、この問題ではビタミンB6とビタミンCが正しい組合せです。
5が正しい組合せです。aのビタミンB1とbのビタミンB2は誤り、cのビタミンB6とdのビタミンCは正しい記述です。
厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」第3章「主な医薬品とその作用」の貧血用薬(鉄製剤)に関する記載を根拠に判断します。貧血を改善するため、ヘモグロビン産生に必要なビタミンB6が配合されている場合があり、ビタミンC(アスコルビン酸等)は、消化管内で鉄が吸収されやすい状態に保つことを目的として用いられます。
解法ステップ
- まず、問われているのがビタミンの一般的な働きではなく、貧血用薬(鉄製剤)に配合されるビタミン成分の組合せだと確認します。
- a・bのビタミンB1・B2を「貧血用薬に配合される成分」とする記述は誤りと判断します。
- cのビタミンB6とdのビタミンCは正しいと確認します。
- 「a・bが誤り、c・dが正しい」組合せを選ぶと、5に絞れます。
選択肢別の誤答解説
-
a ビタミンB1:誤り
ビタミンB1は、炭水化物からのエネルギー産生や神経の正常な働きに関わります。この記述を正しいとする選択肢1・2・3は、aの判定が違います。 -
b ビタミンB2:誤り
ビタミンB2は、脂質の代謝や皮膚・粘膜の機能に関わります。この記述を正しいとする選択肢2・3・4は、bの判定が違います。 -
c ビタミンB6:正しい
ビタミンB6は、たんぱく質の代謝や神経機能の維持に関わります。貧血用薬では、ヘモグロビン産生に必要な成分として配合されている場合があります。この記述を誤りとする選択肢3・4は、cの判定が違います。 -
d ビタミンC:正しい
ビタミンCは、抗酸化作用を持ち、皮膚や粘膜の機能を正常に保つ働きがあります。貧血用薬では、消化管内で鉄が吸収されやすい状態に保つ目的で用いられます。この記述を誤りとする選択肢2・3は、dの判定が違います。
よくある誤解
- ビタミンB1やB2も体に必要なビタミンなので、「貧血用薬にも配合される」と考えてしまいがちです。問題では、一般的な栄養上の働きと、貧血用薬に配合される成分の組合せを分けて判断します。
- 「ビタミンB群なら同じ働き」とまとめて覚えるのは危険です。B1・B2・B6では、主な働きも、この問題での正誤も異なります。
補足コラム
ビタミンB12は赤血球の形成を助ける栄養素で、手引きでは貧血用薬にも配合される成分として挙げられています。今回の選択肢にはありませんが、「貧血用薬と関係するビタミン」の関連知識として押さえておきましょう。
FAQ
Q. ビタミンB1やB2は、貧血に関係しない成分ですか?
A. この問題で問われているのは、貧血用薬(鉄製剤)に配合されるビタミン成分の組合せです。ビタミンB1やB2の体内での働きがない、という意味ではありません。
A. この問題で問われているのは、貧血用薬(鉄製剤)に配合されるビタミン成分の組合せです。ビタミンB1やB2の体内での働きがない、という意味ではありません。
Q. すべての貧血用薬に、同じビタミン成分が配合されていますか?
A. 製品によって配合成分は異なります。試験では、個別製品の処方ではなく、手引きに記載された成分の特徴を問う形に注意しましょう。
A. 製品によって配合成分は異なります。試験では、個別製品の処方ではなく、手引きに記載された成分の特徴を問う形に注意しましょう。
関連キーワード: 貧血用薬、鉄製剤、ビタミンB6、ビタミンC、ビタミンB12

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