登録販売者 2020年 奈良・関西広域連合・福井 問50
問題文
みずむし・たむし等とその治療に関する記述について、( )の中に入れるべき字句の正しい組合せを一つ選べ。
みずむし、たむし等は、( a )という真菌類の一種が皮膚に寄生することによって起こる表在性真菌感染症である。スリッパやタオルなどを介して、他の保菌者やペットから感染することも多い。
ブテナフィン塩酸塩は、( a )の( b )を構成する成分の産生を妨げることにより、その増殖を抑える。
選択肢
1:アクネ菌、細胞膜
2:アクネ菌、細胞壁
3:白癬菌、細胞壁
4:白癬菌、細胞膜(正解)
5:黄色ブドウ球菌、細胞膜
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白癬菌と細胞膜への作用【登録販売者解説】
正解の理由
ブテナフィン塩酸塩は、白癬菌の細胞膜を構成する成分の産生を妨げます。
4は、(a)を「白癬菌」、(b)を「細胞膜」としており、どちらも正しい組合せです。根拠は、試験問題の作成に関する手引き(平成30年3月)第3章「主な医薬品とその作用」の、みずむし・たむし用薬に関する記載です。
4は、(a)を「白癬菌」、(b)を「細胞膜」としており、どちらも正しい組合せです。根拠は、試験問題の作成に関する手引き(平成30年3月)第3章「主な医薬品とその作用」の、みずむし・たむし用薬に関する記載です。
解法ステップ
- みずむし・たむしの原因を問う(a)には、細菌ではなく真菌(しんきん:カビの仲間)である白癬菌(はくせんきん)が入ります。
- ブテナフィン塩酸塩の作用を問う(b)は、「細胞膜」が手がかりです。細胞壁ではありません。
- 「白癬菌」と「細胞膜」の組合せを選びます。
選択肢別の誤答解説
-
1:アクネ菌・細胞膜
(b)の「細胞膜」は合っていますが、(a)の「アクネ菌」が誤りです。アクネ菌は、みずむし・たむしの原因となる白癬菌ではありません。 -
2:アクネ菌・細胞壁
(a)の「アクネ菌」と(b)の「細胞壁」の両方が誤りです。正しくは、白癬菌の細胞膜です。 -
3:白癬菌・細胞壁
(a)の「白癬菌」は合っていますが、(b)の「細胞壁」が誤りです。ブテナフィン塩酸塩は、細胞膜を構成する成分の産生を妨げます。 -
5:黄色ブドウ球菌・細胞膜
(b)の「細胞膜」は合っていますが、(a)の「黄色ブドウ球菌」が誤りです。黄色ブドウ球菌は化膿菌の一つで、みずむし・たむしの原因となる白癬菌とは異なります。
よくある誤解
- 「細胞膜」と「細胞壁」を入れ替える誤りに注意しましょう。ブテナフィン塩酸塩は、白癬菌の細胞膜を構成する成分の産生を妨げます。
- 真菌と細菌を混同するのもよくあるひっかけです。みずむし・たむしは真菌による感染症であり、アクネ菌や黄色ブドウ球菌によるものではありません。
補足コラム
手引きでは、アモロルフィン塩酸塩、ブテナフィン塩酸塩、テルビナフィン塩酸塩も、皮膚糸状菌(ひふしじょうきん)の細胞膜を構成する成分の産生を妨げる成分として挙げられています。
一方、シクロピロクスオラミンは、細胞膜に作用して、増殖・生存に必要な物質の輸送を妨げる成分です。「細胞膜」という共通点だけでなく、作用の説明も区別しましょう。
一方、シクロピロクスオラミンは、細胞膜に作用して、増殖・生存に必要な物質の輸送を妨げる成分です。「細胞膜」という共通点だけでなく、作用の説明も区別しましょう。
FAQ
Q. 「白癬菌」と「皮膚糸状菌」は、どう関係しますか?
A. どちらも、みずむし・たむしの原因となる真菌を指す際に使われる言葉です。問題では、空欄に入れる語句として「白癬菌」が示されています。
A. どちらも、みずむし・たむしの原因となる真菌を指す際に使われる言葉です。問題では、空欄に入れる語句として「白癬菌」が示されています。
関連キーワード: 白癬菌、皮膚糸状菌、ブテナフィン塩酸塩、細胞膜、細胞壁

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