登録販売者 2020年 奈良・関西広域連合・福井 問51
問題文
口内炎及び歯痛・歯槽膿漏に関する記述の正誤について、正しい組合せを一つ選べ。
a 口内炎は、疱疹ウイルスの口腔内感染や医薬品の副作用が原因となって生じる場合がある。
b 漢方処方製剤である茵蔯蒿湯は、口内炎治療に用いられる場合がある。
c 歯槽膿漏は、歯肉炎が重症化して、炎症が歯周組織全体に広がったものである。
d 歯痛薬は、歯の齲蝕による歯痛を応急的に鎮めることを目的とする一般用医薬品であり、齲蝕自体を修復する作用はない。
選択肢
1:a:正、b:正、c:正、d:誤
2:a:正、b:正、c:誤、d:正
3:a:正、b:誤、c:正、d:正
4:a:誤、b:正、c:正、d:正
5:a:正、b:正、c:正、d:正(正解)
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口内炎・歯痛・歯槽膿漏【登録販売者解説】
正解の理由
口内炎はウイルス感染や医薬品の副作用でも起こり、歯痛薬は痛みを一時的に抑えても、むし歯を修復する薬ではありません。
5は、a〜dをすべて正しいとする組合せです。厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」第3章「主な医薬品とその作用」の口内炎用薬・歯痛薬・歯槽膿漏薬の項目が根拠です。
解法ステップ
- aは、口内炎の原因として「疱疹ウイルスの感染」と「医薬品の副作用」が挙げられているかを確認します。
- bは、茵蔯蒿湯(いんちんこうとう)が口内炎に用いられる処方かを見ます。体力中等度以上で、口渇・尿量の少なさ・便秘が目印です。
- cは、歯肉炎が重症化し、炎症が歯周組織全体に広がった状態が歯槽膿漏かを確認します。
- dは、歯痛薬の目的が「応急的に痛みを鎮めること」であり、むし歯を修復する作用はない点を見ます。
選択肢別の誤答解説
- a:正しいです。 口内炎は、栄養の偏りやストレスなどのほか、疱疹(ほうしん)ウイルスの口腔内感染や、医薬品の副作用によって生じる場合もあります。選択肢4はaを誤りとしているため、正誤が合いません。
- b:正しいです。 茵蔯蒿湯は、口内炎に用いられる場合があります。目印は「体力中等度以上」「口渇」「尿量が少ない」「便秘」です。選択肢3はbを誤りとしているため、正誤が合いません。
- c:正しいです。 歯肉炎(しにくえん)が重症化し、炎症が歯周組織全体に広がったものが歯周炎(歯槽膿漏)です。選択肢2はcを誤りとしているため、正誤が合いません。
- d:正しいです。 歯痛薬は、齲蝕(うしょく、むし歯)による歯痛を応急的に鎮める一般用医薬品です。歯の齲蝕そのものを修復する作用はありません。選択肢1はdを誤りとしているため、正誤が合いません。
よくある誤解
- 口内炎は、口の中の不衛生だけで起こると思い込まないようにします。ウイルス感染や医薬品の副作用も原因になり得ます。
- 「歯槽膿漏」を歯肉だけの炎症と思わないことが大切です。炎症が歯周組織全体に広がった状態を指します。
- 歯痛薬で痛みが和らぐことと、むし歯が治ることは別です。「応急的に鎮める」を「齲蝕を修復する」に書き換えるのがひっかけです。
補足コラム
歯痛薬には、痛みを抑える局所麻酔成分や、齲蝕が生じた部分の細菌の繁殖を抑える殺菌消毒成分などが用いられます。一方、歯槽膿漏薬は、歯肉炎や歯槽膿漏の諸症状の緩和を目的とし、患部に使う外用薬のほか、内服薬もあります。
FAQ
歯槽膿漏薬は、歯肉に塗る薬だけですか?
いいえ。患部に使う外用薬だけでなく、内服して用いるものもあります。
いいえ。患部に使う外用薬だけでなく、内服して用いるものもあります。
口内炎用薬は、口の中を清浄にしてから使うことが大切ですか?
はい。口腔内を清浄にしてから使用することが重要です。
はい。口腔内を清浄にしてから使用することが重要です。
関連キーワード: 口内炎、茵蔯蒿湯、歯痛薬、齲蝕、歯槽膿漏

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