登録販売者 2020年 奈良・関西広域連合・福井 問61
問題文
消化酵素又はその関連物質と、その説明について、誤っているものを一つ選べ。
選択肢
1:トリプシノーゲンは膵臓から分泌される。
2:エレプシンは小腸の腸管粘膜上にある。
3:ペプシノーゲンは胃から分泌される。
4:プチアリンは唾液腺から分泌される。
5:マルターゼは食道から分泌される。(正解)
🔒 解説は解答すると表示されます
消化酵素の分泌部位【登録販売者解説】
正解の理由
消化酵素は「どの器官から分泌されるか」と「どこに存在するか」を区別します。
誤っているのは5です。マルターゼは食道から分泌されるのではなく、小腸の腸管粘膜上にある消化酵素です。1〜4の記述は正しいです。根拠は、厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」第2章「人体の働きと医薬品」の消化器系に関する項目です。
解法ステップ
- 「分泌される」と「粘膜上にある」という、酵素の場所の表現に注目します。
- 食道には消化液の分泌腺がないことを確認します。
- マルターゼは小腸の腸管粘膜上にあるため、食道から分泌されるという記述が誤りだと判断します。
選択肢別の誤答解説
-
1:トリプシノーゲンは膵臓から分泌される。
正しい記述です。トリプシノーゲンは膵液に含まれる消化酵素の前駆体です。前駆体とは、体内で変化して働くようになる物質のことです。 -
2:エレプシンは小腸の腸管粘膜上にある。
正しい記述です。エレプシンは小腸の腸管粘膜上にある消化酵素で、半消化されたタンパク質をアミノ酸まで分解します。 -
3:ペプシノーゲンは胃から分泌される。
正しい記述です。ペプシノーゲンは胃から分泌され、胃酸によってタンパク質を消化する酵素のペプシンに変わります。 -
4:プチアリンは唾液腺から分泌される。
正しい記述です。プチアリンは唾液に含まれる消化酵素です。 -
5:マルターゼは食道から分泌される。
誤りです。
×「食道から分泌される」→ ○「小腸の腸管粘膜上にある」
食道には消化液の分泌腺がありません。マルターゼは小腸の腸管粘膜上にある消化酵素です。この選択肢が誤っているため、正解は5です。
よくある誤解
- 消化管にある酵素は、すべてその器官から分泌されると思い込むことがあります。マルターゼやエレプシンのように、小腸の腸管粘膜上にある酵素もあります。
- **「食道も消化管だから消化液を分泌する」**と考えがちです。しかし、手引きでは食道に消化液の分泌腺はないとされています。
補足コラム
消化酵素と関連物質は、名前だけでなく「由来」と「働く場所」をセットで整理しましょう。
- トリプシノーゲン:膵液に含まれる前駆体。トリプシンに変わってタンパク質をさらに分解します。
- ペプシノーゲン:胃から分泌され、胃酸によってペプシンに変わります。
- エレプシン:小腸の腸管粘膜上にあり、タンパク質をアミノ酸まで分解します。
- マルターゼ:小腸の腸管粘膜上にある消化酵素です。
- プチアリン:唾液に含まれる消化酵素です。
FAQ
Q. トリプシノーゲンとトリプシンは同じものですか?
A. 同じではありません。トリプシノーゲンは前駆体で、消化管内でトリプシンに変わります。
A. 同じではありません。トリプシノーゲンは前駆体で、消化管内でトリプシンに変わります。
Q. マルターゼは何を分解する酵素ですか?
A. 炭水化物を単糖類まで分解する消化酵素の一つです。
A. 炭水化物を単糖類まで分解する消化酵素の一つです。
関連キーワード: 消化酵素、トリプシノーゲン、エレプシン、ペプシノーゲン、プチアリン、マルターゼ

\ せっかくなら /
登録販売者を
クイズ形式で学習しませんか?
クイズ画面へ遷移する→
すぐに利用可能!
