登録販売者 2020年 奈良・関西広域連合・福井 問67
問題文
皮膚に関する記述について、( )の中に入れるべき字句の正しい組合せを一つ選べ。
皮膚は、体温を一定に保つための重要な役割を担っている。体温が( a )がり始めると、皮膚を通っている毛細血管は( b )し、体外へより多くの熱を排出する。また、( c )から汗を分泌する。
選択肢
1:上、収縮、エクリン腺
2:上、弛緩、アポクリン腺
3:上、弛緩、エクリン腺(正解)
4:下、弛緩、アポクリン腺
5:下、収縮、エクリン腺
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皮膚の体温調節【登録販売者解説】
正解の理由
体温上昇時は皮膚の血管が開き、エクリン腺から汗が出ます。
正しい組合せは3です。aは「上」、bは「弛緩」、cは「エクリン腺」です。根拠は『試験問題の作成に関する手引き』第2章「人体の働きと医薬品」の皮膚の熱交換です。
正しい組合せは3です。aは「上」、bは「弛緩」、cは「エクリン腺」です。根拠は『試験問題の作成に関する手引き』第2章「人体の働きと医薬品」の皮膚の熱交換です。
解法ステップ
- 「体温が(a)がり始める」に注目します。熱を外へ逃がす場面なので、体温は「上」がり始めています。
- 体外へ熱を排出するには、皮膚の毛細血管に血液がより多く流れる必要があります。血管が「開く」方向、つまり「弛緩」を選びます。
- 汗を分泌する汗腺は、全身に広く分布する「エクリン腺」です。
- 「上・弛緩・エクリン腺」の組合せを選びます。
選択肢別の誤答解説
-
a「上」
体温が上がり始めると、皮膚の血管が開いて血液がより多く流れ、体外へ熱を排出します。「下」とする組合せは、体温上昇時ではなく低下時の反応と取り違えています。 -
b「弛緩」
血管が開くと、皮膚を通る血液が増えて熱を逃がしやすくなります。「収縮」は血管が縮まることです。体温が下がり始めたときに放熱を抑える反応なので、この場面には当てはまりません。 -
c「エクリン腺」
エクリン腺は、手のひらなど毛根がないところも含め、全身に分布します。アポクリン腺は腋窩(えきか:わきのした)などの毛根部に分布する汗腺で、体温調節の説明で問われる汗腺とは区別します。
よくある誤解
- 「体温が上がる」と「血管が収縮する」を結び付けてしまうことがあります。血管の収縮は放熱を抑えるため、体温が下がり始めるときの反応です。
- アポクリン腺も汗を分泌するため、汗とあればどちらでもよいと思いがちです。分布の違いに注目すると、全身の汗腺として問われるエクリン腺を選べます。
- 「弛緩」を血管が閉じることと混同しないようにしましょう。血管が開くのは弛緩、縮まるのは収縮です。
補足コラム
皮膚は、血管を開いたり縮めたりして熱の放出を調節します。体温が上がると血管が開き、汗を分泌します。汗は蒸発するときに熱を奪います。このように、汗の蒸発時の熱を利用して体温を下げる仕組みを気化熱といいます。
FAQ
エクリン腺とアポクリン腺は、どこに分布していますか?
エクリン腺は全身に広く分布し、手のひらなど毛根がないところにもあります。アポクリン腺は、腋窩などの毛根部に分布します。
エクリン腺は全身に広く分布し、手のひらなど毛根がないところにもあります。アポクリン腺は、腋窩などの毛根部に分布します。
体温が下がり始めたとき、皮膚の血管はどうなりますか?
血管が収縮して、体外へ熱が逃げるのを抑えます。
血管が収縮して、体外へ熱が逃げるのを抑えます。
関連キーワード: 皮膚、体温調節、毛細血管、エクリン腺、アポクリン腺、気化熱

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