登録販売者 2020年 奈良・関西広域連合・福井 問75
問題文
偽アルドステロン症に関する記述の正誤について、正しい組合せを一つ選べ。
a 副腎皮質からアルドステロン分泌が増加している。
b 低カリウム血性ミオパチーによると思われる四肢の脱力と、血圧上昇に伴う頭重感などが主な症状となる。
c 病態が進行すると、筋力低下、起立不能、歩行困難などが生じる。
d 複数の医薬品や、医薬品と食品との間の相互作用によって起きることがある。
選択肢
1:a:正、b:誤、c:正、d:誤
2:a:正、b:誤、c:誤、d:正
3:a:誤、b:正、c:正、d:正(正解)
4:a:誤、b:正、c:誤、d:正
5:a:誤、b:誤、c:正、d:正
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偽アルドステロン症の病態【登録販売者解説】
正解の理由
偽アルドステロン症は、アルドステロンの分泌が増えていないのに、塩分と水が体内にたまり、カリウムが失われる病態です。
正しい組合せは3です。aは誤り、b・c・dは正しいです。根拠は、手引きの第2章「人体の働きと医薬品」にある「偽アルドステロン症」の項目です。なお、厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」では、主な症状や病態の進行、相互作用による発症について説明されています。
解法ステップ
- aの「アルドステロン分泌が増加」に注目します。「偽」は、アルドステロンの分泌が増えていないのに、似た状態が生じることを示します。
- bの「四肢の脱力」と「血圧上昇に伴う頭重感」は、手引きに記載されている主な症状と照らし合わせます。
- cの「筋力低下、起立不能、歩行困難」は、病態が進行した場合に生じる症状として確認します。
- dの「複数の医薬品」や「医薬品と食品との間の相互作用」も、発症のきっかけになり得るかを確認します。
選択肢別の誤答解説
-
a ×「アルドステロン分泌が増加」→ ○「アルドステロン分泌が増加していない」偽アルドステロン症では、体内に塩分と水がたまり、カリウムが失われます。しかし、原因は副腎皮質からのアルドステロン分泌の増加ではありません。「偽」という名称と結び付けて覚えましょう。
-
b 正しい記述です。低カリウム血性ミオパチー(血液中のカリウムが少ないことで起こる筋肉の障害)による四肢の脱力や、血圧上昇に伴う頭重感などが主な症状となります。
-
c 正しい記述です。病態が進行すると、筋力低下、起立不能、歩行困難などが生じることがあります。「初期の脱力」だけでなく、進行後の状態も押さえましょう。
-
d 正しい記述です。複数の医薬品を使う場合や、医薬品と食品を一緒に摂取する場合の相互作用によって、起きることがあります。
組合せの照合
- 選択肢1は「a正・b誤・c正・d誤」です。aは誤り、bとdは正しいため、a・b・dが一致しません。
- 選択肢2は「a正・b誤・c誤・d正」です。aは誤り、bとcは正しいため、a・b・cが一致しません。
- 選択肢4は「a誤・b正・c誤・d正」です。cは正しいため、cが一致しません。
- 選択肢5は「a誤・b誤・c正・d正」です。bは正しいため、bが一致しません。
- **選択肢3**は「a誤・b正・c正・d正」で、すべての記述の正誤が一致します。
よくある誤解
- 「アルドステロン症」という名前から、アルドステロン分泌も増えていると考えるのは誤りです。偽アルドステロン症では、分泌は増加していません。
- 「血圧上昇」だけを見て、四肢の脱力や頭重感を症状から外すのは誤りです。低カリウム血性ミオパチーによる脱力なども、主な症状に含まれます。
- 病態の進行後の症状と、初期の症状を混同することがあります。筋力低下、起立不能、歩行困難などは、病態が進行した場合に生じます。
補足コラム
偽アルドステロン症では、体内に塩分と水がたまり、カリウムが失われます。アルドステロンは、ふだんから体内に塩分と水を保ち、カリウムの排泄を促すホルモンです。偽アルドステロン症は、そのホルモンの分泌が増えていないにもかかわらず、似た状態になる点がポイントです。
FAQ
Q. 病態が進行したときに、どのような症状が出ることがありますか?
A. 筋力低下、起立不能、歩行困難などが生じることがあります。
A. 筋力低下、起立不能、歩行困難などが生じることがあります。
Q. 医薬品と食品の相互作用とは、どのようなことですか?
A. 医薬品と食品を一緒に摂取するなどして、医薬品の作用が強くなったり弱くなったりすることです。
A. 医薬品と食品を一緒に摂取するなどして、医薬品の作用が強くなったり弱くなったりすることです。
関連キーワード: 偽アルドステロン症、アルドステロン、低カリウム血症、相互作用

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