登録販売者 2020年 奈良・関西広域連合・福井 問83
問題文
医薬品の定義と範囲に関する記述の正誤について、正しい組合せを一つ選べ。
a 医薬品には、人の身体に直接使用されない殺虫剤や器具用消毒薬は含まれない。
b 日本薬局方に収載されている医薬品は、一般用医薬品の中には配合されていない。
c 日本薬局方に収められている物は医薬品に該当する。
d 医薬品は、品目ごとに、品質、有効性及び安全性について審査等を受け、その製造販売について厚生労働大臣の承認を受けたものでなければならない。
選択肢
1:a:正、b:正、c:誤、d:誤
2:a:正、b:誤、c:正、d:正
3:a:誤、b:正、c:誤、d:誤
4:a:正、b:誤、c:正、d:誤
5:a:誤、b:誤、c:正、d:正(正解)
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医薬品の定義と範囲【登録販売者解説】
正解の理由
ひと言まとめ:医薬品には身体に直接使わないものも含まれ、日本薬局方収載品も医薬品です。
正しい組合せは5です。記述aは誤り、bは誤り、cは正しく、dも正しいです。根拠は、厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」第4章「薬事関係法規・制度」の「医薬品の定義」と「医薬品の製造販売の承認」です。
医薬品には、殺虫剤や器具用消毒薬のように、人の身体に直接使わないものもあります。また、日本薬局方(にほんやっきょくほう)に収められている物も医薬品です。日本薬局方に収載された医薬品の中には、一般用医薬品として販売されたり、一般用医薬品に配合されたりするものもあります。
解法ステップ
- aは「身体に直接使用されないもの」を医薬品の範囲から外している点に注目します。手引きには、殺虫剤や器具用消毒薬も医薬品に含まれるとあります。
- bは「一般用医薬品の中には配合されていない」という断定を確認します。日局収載品の中には、一般用医薬品に配合されるものもあります。
- cは「日本薬局方に収められている物」を医薬品とする定義に合っています。dも、品目ごとに品質・有効性・安全性の審査等を受け、製造販売の承認を受けるという原則に合っています。
- a・bが誤り、c・dが正しい組合せを選ぶと、5に絞れます。
選択肢別の誤答解説
-
a 誤り
×「身体に直接使用されない殺虫剤や器具用消毒薬は含まれない」→ ○「人の身体に直接使用されない医薬品も含まれる」
医薬品の範囲は、身体に直接使うものだけに限られません。検査薬や殺虫剤、器具用消毒薬も該当するものがあります。 -
b 誤り
×「一般用医薬品の中には配合されていない」→ ○「一般用医薬品の中に配合されているものも少なくない」
日本薬局方に収載されている医薬品が、すべて一般用医薬品ではないという意味ではありません。一般用医薬品として販売されたり、配合成分として使われたりするものがあります。 -
c 正しい
日本薬局方に収められている物は、医薬品に該当します。これは医薬品の定義の一つです。 -
d 正しい
医薬品は、品目ごとに品質・有効性・安全性について審査等を受け、製造販売について厚生労働大臣の承認を受けることが原則です。
組合せの誤りも確認しましょう。選択肢1はa・b・c・dの正誤がすべて実際と異なります。選択肢2はaが異なります。選択肢3はb・c・dが異なります。選択肢4はa・dが異なります。正しい組合せは5です。
よくある誤解
-
「人の身体に直接使うものだけが医薬品」と考える
殺虫剤や器具用消毒薬のように、身体に直接使わなくても医薬品に含まれるものがあります。 -
「日本薬局方に収載されている医薬品は、一般用医薬品ではない」と考える
日局収載品の中には、一般用医薬品として販売されたり、一般用医薬品に配合されたりするものもあります。「一般用医薬品には配合されていない」という断定に注意してください。 -
「承認は医薬品の種類ごとに一括して受ける」と考える
手引きでは、品目ごとに審査等を受け、製造販売の承認を受けるという原則が示されています。
補足コラム
日本薬局方は、保健医療上重要な医薬品について、必要な規格・基準や標準的な試験法などを定めたものです。日局収載は、一般用医薬品かどうかを分ける区分ではありません。「日局収載品か」と「一般用医薬品か」は別の観点として整理しましょう。
FAQ
Q. 日本薬局方に収載されていれば、すべて一般用医薬品ですか?
A. いいえ。日本薬局方に収載されていることと、一般用医薬品として販売されることは別です。ただし、日局収載品の中には一般用医薬品として販売・配合されるものがあります。
A. いいえ。日本薬局方に収載されていることと、一般用医薬品として販売されることは別です。ただし、日局収載品の中には一般用医薬品として販売・配合されるものがあります。
Q. 医薬品はすべて、同じ形で厚生労働大臣の承認を受けるのですか?
A. 承認を受けるのが原則ですが、手引きには、厚生労働大臣が基準を定めて指定する医薬品について、その基準への適合認証をもって承認を要しない場合が示されています。
A. 承認を受けるのが原則ですが、手引きには、厚生労働大臣が基準を定めて指定する医薬品について、その基準への適合認証をもって承認を要しない場合が示されています。
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