登録販売者 2021年 中国・四国 問05
問題文
医薬品の副作用に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。
a 世界保健機関(WHO)の定義によれば、医薬品の副作用とは、「疾病の予防、診断、治療のため、又は身体の機能を正常化するために、人に通常用いられる量で発現する医薬品の有害かつ意図しない反応」とされている。
b 医薬品を使用する人が副作用をその初期段階で認識することにより、副作用の種類に応じて速やかに適切に処置し、又は対応し、重篤化の回避が図られることが重要である。
c 医薬品が人体に及ぼす作用は、ほぼ解明されているため、十分注意して適正に使用すれば、副作用が生じることはない。
d 副作用には、眠気や口渇等の軽度なものは含まれない。
選択肢
1:(a、b)(正解)
2:(a、c)
3:(a、d)
4:(b、c)
5:(c、d)
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副作用の定義と早期対応【登録販売者解説】
正解の理由
副作用は通常の使用量でも起こり得るため、初期段階で気づき、重篤化を防ぐことが大切です。
正しい記述の組合せは1(a、b)です。a、bは正しく、c、dは誤りです。根拠は、厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」第1章「医薬品に共通する特性と基本的な知識」の「副作用」です。
解法ステップ
- aでは、WHOの定義にある「人に通常用いられる量で発現する」という表現に注目します。
- bでは、副作用の早期発見と、重篤化を避けるための対応について述べているかを確認します。
- cの「副作用が生じることはない」と、dの「軽度なものは含まれない」は、手引きの説明と合うかを見ます。
- 正しい記述がa、bと分かれば、その組合せである1に絞れます。
選択肢別の誤答解説
-
a 正しい
WHOの定義では、副作用は「人に通常用いられる量で発現する医薬品の有害かつ意図しない反応」とされています。通常の量で起こる反応も、副作用に含まれます。 -
b 正しい
副作用を初期段階で認識し、種類に応じて速やかに適切な処置や対応をすることで、重篤化を避けることが重要です。 -
c 誤り
×「医薬品が人体に及ぼす作用は、ほぼ解明されている」→ ○「医薬品が人体に及ぼす作用は、すべてが解明されているわけではない」
十分注意して適正に使用しても、副作用が生じることがあります。「適正使用なら副作用は起こらない」という断定が誤りです。 -
d 誤り
×「眠気や口渇等の軽度なものは含まれない」→ ○「眠気や口渇等も副作用に含まれる」
副作用には、眠気や口渇のように比較的よく見られるものから、日常生活に支障を来す重大なものまであります。
よくある誤解
-
「適正に使えば副作用は起こらない」と考える
「適正に使用すれば起こらない」という言い切りに注意します。手引きでは、適正使用の場合でも副作用が生じることがあるとされています。 -
「副作用」と聞くと、重い健康被害だけを思い浮かべる
眠気や口渇などの軽度な反応も副作用です。軽さを理由に、副作用から除外してはいけません。 -
副作用は、通常量を超えたときだけ起こると思う
WHOの定義には「人に通常用いられる量で発現する」とあります。通常の使用量で起こる反応も対象です。
補足コラム
副作用の程度はさまざまですが、どのような副作用であっても、起きないことが望ましいとされています。副作用が起きる仕組みや起こしやすい要因を知り、体質や体調も踏まえて適切に医薬品を選び、正しく使用することが大切です。
FAQ
Q. 副作用は、医薬品の効果が強く出たものと考えてよいですか?
A. そうとは限りません。副作用は、医薬品の有害かつ意図しない反応です。期待される効果とは分けて考えます。
A. そうとは限りません。副作用は、医薬品の有害かつ意図しない反応です。期待される効果とは分けて考えます。
Q. 初期段階で気づくことは、なぜ大切なのですか?
A. 副作用の種類に応じて速やかに対応し、重篤化を避けるためです。
A. 副作用の種類に応じて速やかに対応し、重篤化を避けるためです。
関連キーワード: 副作用、WHOの定義、通常用量、適正使用、重篤化の回避

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