登録販売者 2021年 中国・四国 問110
問題文
以下の成分・薬効群のうち、一般用医薬品の添付文書の使用上の注意において、「次の人は使用(服用)しないこと」の項目中に「授乳中の人は服用しないか、服用する場合は授乳を避けること」と記載することとされているものとして正しいものはどれか。
選択肢
1:小柴胡湯が配合されたかぜ薬
2:ブロモバレリル尿素が配合された解熱鎮痛薬
3:アミノフィリン水和物が配合された鎮咳去痰薬(正解)
4:水酸化アルニミウムゲル等のアルミニウムを含む成分が配合された胃腸鎮痛鎮痙薬
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授乳中の服用制限【登録販売者解説】
正解の理由
アミノフィリン水和物・テオフィリン配合の鎮咳去痰薬=乳児に神経過敏を起こすおそれがあります。
該当するのは3です。アミノフィリン水和物が配合された鎮咳去痰薬は、「授乳中の人は服用しないか、服用する場合は授乳を避けること」と記載する対象です。乳児に神経過敏を起こすことがあるためです。根拠は、試験問題の作成に関する手引き(平成30年3月)第5章「医薬品の適正使用・安全対策」の使用上の注意に関する項目です。
解法ステップ
- 問われているのは、授乳中の人への注意のうち「服用しないか、服用する場合は授乳を避けること」という記載です。
- 選択肢の成分名と薬効群を確認します。アミノフィリン水和物は、鎮咳去痰薬に配合される場合があります。
- アミノフィリン水和物・テオフィリン配合の鎮咳去痰薬は、授乳中の注意の対象です。乳児への影響が理由として示されているかも確認します。
選択肢別の誤答解説
-
選択肢1:小柴胡湯(しょうさいことう)が配合されたかぜ薬
小柴胡湯が配合されていることだけでは、この授乳中の注意の対象とは判断できません。成分名と薬効群の組合せを確認することが大切です。 -
選択肢2:ブロモバレリル尿素が配合された解熱鎮痛薬
ブロモバレリル尿素は鎮静成分で、解熱鎮痛薬などに配合されることがあります。手引きでは、服用後に乗物や機械類を運転・操作しないことに関わる成分としても示されていますが、ここで問われている授乳中の注意の対象ではありません。 -
選択肢3:アミノフィリン水和物が配合された鎮咳去痰薬
授乳中の注意の対象です。乳児に神経過敏を起こすことがあるため、「服用しないか、服用する場合は授乳を避けること」と記載します。 -
選択肢4:アルミニウムを含む成分が配合された胃腸鎮痛鎮痙薬
アルミニウムを含む成分では、透析療法を受けている人や長期連用への注意が示されています。これは授乳中の注意とは別の論点です。
よくある誤解
- 「使用上の注意に書かれる成分なら、どれも授乳中の注意の対象」と考えてしまうことがあります。注意の種類と対象者を分けて覚えましょう。
- ブロモバレリル尿素のように、別の注意事項で目にする成分を、授乳中の注意と混同しないようにします。
- アルミニウムを含む成分への注意は、授乳中ではなく、透析療法や長期連用との関係がポイントです。
補足コラム
授乳中の注意では、成分名だけでなく、薬効群と乳児への影響もセットで覚えると整理しやすくなります。アミノフィリン水和物・テオフィリン配合の鎮咳去痰薬では、乳児の神経過敏が理由です。
FAQ
テオフィリンが配合された鎮咳去痰薬も対象ですか?
はい。アミノフィリン水和物とともに、テオフィリンが配合された鎮咳去痰薬も対象です。
はい。アミノフィリン水和物とともに、テオフィリンが配合された鎮咳去痰薬も対象です。
妊娠中の注意と授乳中の注意は同じですか?
同じではありません。妊娠中は胎児への影響、授乳中は母乳を介した乳児への影響など、注意する理由や記載内容が異なります。
同じではありません。妊娠中は胎児への影響、授乳中は母乳を介した乳児への影響など、注意する理由や記載内容が異なります。
関連キーワード: 授乳中の人、アミノフィリン水和物、テオフィリン、鎮咳去痰薬、使用上の注意

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