登録販売者 2021年 中国・四国 問112
問題文
次の表は、ある一般用医薬品の制酸薬に含まれている成分の一覧である。この制酸薬の添付文書の「相談すること」の項において、「次の診断を受けた人」の項目欄に記載されている事項として、正しいものはどれか。
3包中
スクラルファート水和物 1,500 mg
ケイ酸アルミン酸マグネシウム 1,125 mg
ロートエキス 30 mg
アズレンスルホン酸ナトリウム 6 mg
L-グルタミン 400 mg
合成ヒドロタルサイト 270 mg
選択肢
1:甲状腺疾患
2:胃潰瘍
3:てんかん
4:腎臓病(正解)
5:貧血
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制酸薬と腎臓病の相談事項【登録販売者解説】
正解の理由
アルミニウムを含む胃腸薬は、腎臓病の人では体内にたまりやすいため、使用前に相談します。
正しいのは4の「腎臓病」です。成分一覧には、アルミニウムを含むスクラルファート水和物、ケイ酸アルミン酸マグネシウム、合成ヒドロタルサイトが含まれています。腎臓病の診断を受けた人は、アルミニウムが体内に貯留(ちょりゅう)しやすいため、使用前に医師または薬剤師に相談することが記載されています。根拠は、厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」第5章「医薬品の適正使用・安全対策」の「相談すること」です。
解法ステップ
- 成分一覧から、アルミニウムを含む成分を探します。
- スクラルファート水和物、ケイ酸アルミン酸マグネシウム、合成ヒドロタルサイトに注目します。
- アルミニウムを含む胃腸薬について「腎臓病の診断を受けた人は使用前に相談」という注意を当てはめます。
- 該当する選択肢は4です。
選択肢別の誤答解説
-
1:甲状腺疾患
今回の成分一覧にあるアルミニウム含有成分について、手引きが使用前の相談対象として挙げているのは腎臓病です。甲状腺疾患は、この設問で問われている記載に当たりません。 -
2:胃潰瘍
制酸薬は胃酸の働きを弱める目的で使われる薬ですが、薬の用途から「胃潰瘍」が相談事項だと判断しないようにします。成分に基づく注意事項に当たるのは腎臓病です。 -
3:てんかん
この成分一覧に含まれるアルミニウム成分について、相談対象として示されている診断名ではありません。 -
4:腎臓病
**正しい選択肢です。**アルミニウムを含む胃腸薬は、腎臓病の人ではアルミニウムが体内にたまりやすいため、使用前に相談します。 -
5:貧血
この成分一覧に含まれるアルミニウム成分について、相談対象として示されている診断名ではありません。
よくある誤解
-
「制酸薬だから、胃の病気が相談事項」と考える誤り
薬の用途ではなく、含まれる成分がどの診断名と結びつくかを確認します。 -
「成分名が多くて、注意事項を見落とす」誤り
スクラルファート水和物など、アルミニウムを含む成分を見つけたら、腎臓病との関係を確認します。 -
「腎臓病なら必ず使用できない」と読み替える誤り
この設問で問われているのは「相談すること」の項目であり、使用前に医師または薬剤師へ相談する事項です。
補足コラム
アルミニウムを含む成分については、透析療法を受けている人は使用を避ける必要があります。また、透析治療を受けていない人でも、長期連用は避けることとされています。腎臓病の診断を受けた人は、使用前に医師または薬剤師に相談する点と合わせて覚えましょう。
FAQ
Q. 成分一覧のどれを見れば、アルミニウムを含むと判断できますか?
A. この問題では、スクラルファート水和物、ケイ酸アルミン酸マグネシウム、合成ヒドロタルサイトが該当します。
A. この問題では、スクラルファート水和物、ケイ酸アルミン酸マグネシウム、合成ヒドロタルサイトが該当します。
Q. 「相談すること」と「使用を避ける」は同じ意味ですか?
A. 同じではありません。「相談すること」は、使用する前に医師または薬剤師に相談する事項です。「使用を避ける」と記載される場合は、使用しないよう求める注意です。
A. 同じではありません。「相談すること」は、使用する前に医師または薬剤師に相談する事項です。「使用を避ける」と記載される場合は、使用しないよう求める注意です。
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