登録販売者 2021年 中国・四国 問18
問題文
スモン訴訟に関する以下の記述について、( )の中に入れるべき字句の正しい組み合わせはどれか。
スモン訴訟は、( a )として販売されていたキノホルム製剤を使用したことにより、( b )に罹患したことに対する損害賠償訴訟である。1979年、スモン訴訟等を契機として( c )が創設された。
選択肢
1:整腸剤、慢性脊髄視神経症、感染等被害救済制度
2:整腸剤、亜急性脊髄視神経症、感染等被害救済制度
3:整腸剤、亜急性脊髄視神経症、医薬品副作用被害救済制度(正解)
4:解熱鎮痛剤、慢性脊髄視神経症、医薬品副作用被害救済制度
5:解熱鎮痛剤、亜急性脊髄視神経症、感染等被害救済制度
🔒 解説は解答すると表示されます
スモン訴訟と救済制度【登録販売者解説】
正解の理由
スモン訴訟=整腸剤のキノホルム製剤による亜急性脊髄視神経症、1979年に医薬品副作用被害救済制度が創設されました。
したがって、正しい語句の組合せは3です。aは「整腸剤」、bは「亜急性脊髄視神経症(あきゅうせいせきずいししんけいしょう)」、cは「医薬品副作用被害救済制度」です。根拠は、第1章「医薬品に共通する特性と基本的な知識」の「スモン訴訟」です。厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」では、サリドマイド訴訟とスモン訴訟を契機に、1979年にこの救済制度が創設されたとされています。
解法ステップ
- キノホルム製剤が何として販売されていたかを確認します。「整腸剤」が手がかりです。
- 「スモン」の病名は「亜急性脊髄視神経症」です。「慢性」への置き換えに注意します。
- 1979年に創設された制度を確認します。ここで問われているのは「医薬品副作用被害救済制度」であり、「感染等被害救済制度」ではありません。
- 3つの語句がすべて一致する組合せを選びます。
選択肢別の誤答解説
a:キノホルム製剤の販売目的
キノホルム製剤は、整腸剤として販売されていました。解熱鎮痛剤ではありません。成分名だけで薬の分類を推測せず、スモン訴訟と結びつけて「整腸剤」と覚えましょう。
b:スモンの病名
スモンは「亜急性脊髄視神経症」です。「慢性脊髄視神経症」とするのは誤りです。「亜急性」という語が病名の一部です。
c:創設された制度
1979年に創設されたのは「医薬品副作用被害救済制度」です。「感染等被害救済制度」は、2004年に始まった「生物由来製品感染等被害救済制度」と混同しやすい制度です。
組合せの確認
- 1:aの「整腸剤」は正しいですが、bが「慢性脊髄視神経症」、cが「感染等被害救済制度」と異なります。
- 2:aの「整腸剤」とbの「亜急性脊髄視神経症」は正しいですが、cが「感染等被害救済制度」と異なります。
- 4:cの「医薬品副作用被害救済制度」は正しいですが、aが「解熱鎮痛剤」、bが「慢性脊髄視神経症」と異なります。
- 5:bの「亜急性脊髄視神経症」は正しいですが、aが「解熱鎮痛剤」、cが「感染等被害救済制度」と異なります。
よくある誤解
- 病名の「亜急性」を「慢性」に置き換えるひっかけがあります。病名は「亜急性脊髄視神経症」と一続きで覚えます。
- 「副作用被害」と「感染等被害」を同じ制度だと思い込まないようにしましょう。創設の背景と時期が異なります。
- キノホルム製剤を、解熱鎮痛剤など別の薬の分類と取り違えないようにします。スモン訴訟では「整腸剤」です。
補足コラム
救済制度は、対象となる被害の原因で区別できます。
- 医薬品副作用被害救済制度:医薬品を適正に使用したにもかかわらず、副作用による健康被害が生じた場合の救済制度です。
- 生物由来製品感染等被害救済制度:生物由来製品を適正に使用したにもかかわらず、それを介した感染等による健康被害が生じた場合の救済制度です。
FAQ
スモンの「スモン」は何の略ですか?
病名の英語名「Subacute Myelo-Optico-Neuropathy」の頭文字をとった呼び名です。
病名の英語名「Subacute Myelo-Optico-Neuropathy」の頭文字をとった呼び名です。
感染等被害救済制度も、1979年に創設されたのですか?
いいえ。1979年に創設されたのは医薬品副作用被害救済制度です。生物由来製品感染等被害救済制度は、2004年に始まりました。
いいえ。1979年に創設されたのは医薬品副作用被害救済制度です。生物由来製品感染等被害救済制度は、2004年に始まりました。
関連キーワード: スモン訴訟、キノホルム製剤、医薬品副作用被害救済制度、生物由来製品感染等被害救済制度

\ せっかくなら /
登録販売者を
クイズ形式で学習しませんか?
クイズ画面へ遷移する→
すぐに利用可能!
