登録販売者 2021年 中国・四国 問24
問題文
呼吸器系に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。
a 咽頭の後壁には扁桃があり、粘膜表面は平らである。
b 喉頭は、咽頭と気管の間にある軟骨に囲まれた円筒状の器官で、軟骨の突起した部分がいわゆる「のどぼとけ」である。
c 鼻腔の内壁には粘液分泌腺が多く分布し、鼻汁を分泌する。鼻汁にはリゾチームが含まれ、気道の防御機構の一つとなっている。
d 肺の内部は気管支が細かく枝分かれし、末端はブドウの房のような構造となっており、その球状の袋部分を間質という。
選択肢
1:(a、b)
2:(a、c)
3:(a、d)
4:(b、c)(正解)
5:(b、d)
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呼吸器の構造【登録販売者解説】
正解の理由
ひと言まとめ:咽頭の扁桃の表面は凹凸、肺の球状の袋は肺胞です。
正しい記述は b・c なので、組合せは 4 です。『試験問題の作成に関する手引き』第2章「人体の働きと医薬品」では、呼吸器の各部位の構造や、鼻汁による気道の防御について説明されています。記述a・dは誤りです。
解法ステップ
- 咽頭(いんとう)の「扁桃(へんとう)」について、粘膜表面が「平ら」か「凹凸」かを確認します。
- 喉頭(こうとう)の位置と、「のどぼとけ」にあたる部分が記述bのとおりかを見ます。
- 鼻汁に含まれるリゾチームと、肺の球状の袋の名称を確認します。選択肢1・2は誤りのaを含み、選択肢3は誤りのa・dを含みます。選択肢5は誤りのdを含みます。
選択肢別の誤答解説
-
a:誤りです。
×「粘膜表面は平ら」→ ○「粘膜表面が凹凸している」
咽頭の後壁には扁桃があり、リンパ組織が集まっています。手引きでは、扁桃の粘膜表面は凹凸しているとされています。 -
b:正しい記述です。
喉頭は咽頭と気管の間にある、軟骨に囲まれた円筒状の器官です。軟骨の突起した部分(喉頭隆起(こうとうりゅうき))が、いわゆる「のどぼとけ」です。 -
c:正しい記述です。
鼻腔(びくう)の内壁には粘液分泌腺が多く、鼻汁が分泌されます。鼻汁に含まれるリゾチームは、気道の防御機構の一つです。 -
d:誤りです。
×「球状の袋部分を間質という」→ ○「球状の袋部分を肺胞(はいほう)という」
間質(かんしつ)は、肺胞と毛細血管を取り囲んで支える組織です。肺胞と間質を取り違えないようにしましょう。
よくある誤解
- 「平ら」と「凹凸」の入れ替えに注意しましょう。扁桃の粘膜表面は「凹凸」です。
- 肺胞と間質の混同がよくある誤りです。球状の袋が肺胞、それを支える組織が間質です。
- 鼻汁は鼻水として見えるものですが、気道を守る働きもあります。「鼻汁にはリゾチームが含まれる」という記述は正しい内容です。
補足コラム
鼻汁だけでなく、涙液や唾液にもリゾチームが含まれています。リゾチームには、細菌の細胞壁を分解する酵素作用などがあります。
FAQ
Q. 扁桃は、気道を守る働きもあるのですか?
A. はい。扁桃にはリンパ組織が集まっており、気道に侵入してくる細菌やウイルスなどに対する免疫反応が行われます。
A. はい。扁桃にはリンパ組織が集まっており、気道に侵入してくる細菌やウイルスなどに対する免疫反応が行われます。
Q. 肺胞では何が行われていますか?
A. 肺胞の壁を介して、血液中の二酸化炭素が肺胞内へ移り、酸素が血液中に取り込まれるガス交換が行われます。
A. 肺胞の壁を介して、血液中の二酸化炭素が肺胞内へ移り、酸素が血液中に取り込まれるガス交換が行われます。
関連キーワード: 咽頭、扁桃、喉頭、鼻汁、リゾチーム、肺胞、間質

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