戦国登販登録販売者試験 過去問
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登録販売者 2021年 中国・四国 問25


問題文

心臓及び血管系に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a 心臓は、心筋でできた握りこぶし大の袋状の臓器で、胸骨の後方に位置する。 b 心臓の右側部分(右心房、右心室)は、肺でガス交換が行われた血液を全身に送り出す。 c 静脈は皮膚表面近くを通っている部分が多く、皮膚の上から透けて見える。静脈にかかる圧力は比較的低いため、血管壁は動脈よりも薄い。 d 消化管壁を通っている毛細血管の大部分は、門脈と呼ばれる血管に集まって膵臓に入る。

選択肢

1:a:正、b:誤、c:正、d:誤(正解)
2:a:正、b:正、c:誤、d:誤
3:a:正、b:誤、c:正、d:正
4:a:誤、b:正、c:正、d:正
5:a:誤、b:誤、c:誤、d:正

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心臓と血管系の血流【登録販売者解説】

正解の理由

ひと言まとめ:右心は血液を肺へ送り、左心は肺でガス交換された血液を全身へ送ります。消化管からの血液は門脈を通って肝臓に入ります。
正しい組合せは1です。aは正、bは誤、cは正、dは誤です。根拠は、厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」第2章「人体の働きと医薬品」の循環器系に関する項目です。

解法ステップ

  1. aは「心筋でできた」「握りこぶし大」「胸骨の後方」という説明が、心臓の特徴と合うかを確認します。
  2. bは「右側部分」と「全身に送り出す」の組合せに注目します。右心と左心のどちらが全身へ血液を送るかが判断のポイントです。
  3. cは静脈の位置と血管壁の厚さ、dは門脈が血液を送る先を確認します。
  4. 正しい記述がa・cと分かれば、それらを含み、b・dを誤としている組合せに絞れます。

選択肢別の誤答解説

  • a:正しい記述です。
    心臓は心筋でできた握りこぶし大の袋状の臓器で、胸骨の後方に位置します。「胸骨の後方」を別の位置に置き換える書き換えに注意しましょう。
  • b:誤りです。
    × 右心が、肺でガス交換された血液を全身へ送る → ○ 右心は全身から戻った血液を肺へ送り、左心が肺でガス交換された血液を全身へ送る
    右心と左心の役割が逆になっています。血液の流れは「右心から肺へ、左心から全身へ」と整理します。
  • c:正しい記述です。
    静脈は皮膚表面近くを通る部分が多く、皮膚の上から透けて見えます。また、静脈にかかる圧力は比較的低いため、血管壁は動脈より薄いです。
  • d:誤りです。
    × 門脈が集まる先は膵臓 → ○ 門脈は肝臓に入る
    消化管で吸収された物質は、門脈を通って肝臓へ運ばれます。肝臓では、血液中の物質の代謝や解毒が行われます。
組合せで確認すると、選択肢2はbを正、cを誤としている点が違います。選択肢3はdを正としている点が違います。選択肢4はa・b・dの正誤が違い、選択肢5はa・c・dの正誤が違います。

よくある誤解

  • 右心と左心の役割を逆にする
    「肺でガス交換された血液」という語句が出たら、左心に入って全身へ送られる流れを思い出します。
  • 門脈の行き先を取り違える
    「消化管から吸収された血液」「門脈」とあれば、行き先は膵臓ではなく肝臓です。
  • 血管の名前と血液の酸素量を結びつけすぎる
    動脈・静脈は、血液中の酸素量ではなく、心臓から出るか、心臓へ戻るかで区別します。

補足コラム

動脈は心臓から血液を送り出す血管、静脈は心臓へ血液を戻す血管です。心臓から出る血液の流れは、まず肺へ向かう右心と、全身へ向かう左心に分けて覚えると整理しやすくなります。

FAQ

Q. 肺でガス交換された血液は、どの心房に入りますか?
A. 心臓の左側に戻り、左心房に入ります。その後、左心室から全身へ送り出されます。
Q. 門脈を通る血液は、なぜ肝臓に向かうのですか?
A. 消化管で吸収された物質が、全身を巡る前に肝臓で代謝や解毒を受ける仕組みだからです。

関連キーワード: 循環器系、右心、左心、動脈、静脈、門脈、肝臓
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