登録販売者 2021年 中国・四国 問34
問題文
医薬品の剤形とその特徴に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。
【剤形】 【特徴】
a 錠剤 ― 有効成分の苦味や刺激性を口中で感じやすい。
b ドロップ ― 飲み込まずに口の中で舐めて、徐々に溶かして使用する。
c 顆粒剤 ― 表面がコーティングされているものがあるので、噛み砕かずに水などで食道に流し込む。
d シロップ剤 ― 粘りがあるため、消化管からの吸収に時間を要する。
選択肢
1:(a、b)
2:(a、d)
3:(b、c)(正解)
4:(b、d)
5:(c、d)
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剤形ごとの服用方法と特徴【登録販売者解説】
正解の理由
錠剤は苦味や刺激を感じにくく、シロップ剤は比較的速やかに吸収されます。
正しい組合せは、b・cの3です。bは正しく、cも正しい記述です。根拠は『試験問題の作成に関する手引き(平成30年3月)』第2章「人体の働きと医薬品」の剤形に関する項目です。
解法ステップ
- 「錠剤は苦味や刺激を口中で感じやすい」というaは、錠剤の特徴と逆になっていないかを確認します。
- ドロップの「飲み込まずに、口の中で徐々に溶かす」は、口の中や喉に作用させる使い方かを見ます。
- 顆粒剤の「コーティング」「噛み砕かずに水で飲み込む」は、表面のコーティングを保つための注意かを確認します。
- シロップ剤は「粘りがある」ことと「吸収に時間がかかる」ことが結びつくかを考えます。液剤は比較的速やかに吸収される点が判断の手がかりです。
選択肢別の誤答解説
-
a
×「苦味や刺激性を口中で感じやすい」→ ○「苦味や刺激性を口中で感じることなく服用できる」
錠剤は有効成分を一定の形に固めた剤形です。口の中で成分の苦味や刺激を感じにくいことが特徴です。 -
b
ドロップは、飲み込まずに口の中で舐め、徐々に溶かして使用します。口の中や喉に成分を行き渡らせるための使い方なので、記述は正しいです。 -
c
顆粒剤には、粒の表面がコーティングされているものがあります。その場合は、噛み砕かず、水などで食道(しょくどう)へ流し込みます。記述は正しいです。 -
d
×「粘りがあるため、吸収に時間を要する」→ ○「服用後、比較的速やかに消化管から吸収される」
シロップ剤は液状で、有効成分が液中に溶けたり分散したりしています。粘りがあるのは容器に残りやすいという特徴であり、吸収に時間がかかるという意味ではありません。
よくある誤解
- 「粘りがある」から「吸収が遅い」と考える
容器に残りやすいことと、体内で吸収される速さは別の話です。 - ドロップを飲み込む、または噛み砕く
ドロップは口の中でゆっくり溶かして使う剤形です。錠剤の中には口の中で噛んで服用するものもあるため、剤形ごとの使い方を区別しましょう。 - 顆粒剤なら、どれも噛み砕いてよいと考える
表面がコーティングされている顆粒剤は、噛み砕かずに飲み込みます。
補足コラム
口の中で使う固形の剤形でも、使い方は同じとは限りません。チュアブル錠は口の中で舐めたり噛み砕いたりして服用します。一方、トローチやドロップは、噛まずにゆっくり溶かして使用します。
FAQ
Q. 錠剤は、すべて噛み砕かずに飲むものですか?
A. 口の中で噛み砕いて服用するチュアブル錠などもあります。剤形や製品ごとの使い方を確認してください。
A. 口の中で噛み砕いて服用するチュアブル錠などもあります。剤形や製品ごとの使い方を確認してください。
関連キーワード: 剤形、錠剤、ドロップ、顆粒剤、シロップ剤、チュアブル錠

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