登録販売者 2021年 中国・四国 問36
問題文
医薬品の副作用に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a 一般に、重篤な副作用は発生頻度が高く、医薬品の販売等に従事する専門家にとっても遭遇する機会が多いので自然と知識が身につく。
b 購入者等に対して、一般用医薬品による副作用と疑われる症状について医療機関の受診を勧奨する際に、当該一般用医薬品の添付文書等を見せて説明するなどの対応をすることが望ましい。
c 重篤副作用疾患別対応マニュアルが対象とする重篤副作用疾患の中には、一般用医薬品によって発生する副作用は含まれない。
d 一般用医薬品による副作用は、医薬品服用時のアルコール飲用等が原因で起きる場合がある。
選択肢
1:a:正、b:誤、c:正、d:誤
2:a:誤、b:正、c:誤、d:誤
3:a:正、b:誤、c:誤、d:誤
4:a:誤、b:正、c:誤、d:正(正解)
5:a:正、b:正、c:正、d:正
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副作用の発生要因と対応【登録販売者解説】
正解の理由
重篤な副作用はまれでも、知識を身につけて早期発見につなげることが大切です。
正しい組合せは 4 です。aは誤り、bは正しく、cは誤り、dは正しい記述です。厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」第2章「人体の働きと医薬品」の副作用に関する記述が根拠です。
解法ステップ
- aの「発生頻度が高く」「遭遇する機会が多い」に注目します。重篤な副作用について、頻度と遭遇機会が高いとする記述は要注意です。
- bの「添付文書等を見せて説明するなどの対応が望ましい」は、受診を勧める際の対応として判断します。
- cの「一般用医薬品によって発生する副作用は含まれない」は、「含まれる/含まれない」の反転に注意します。
- dの「アルコール飲用等が原因で起きる場合がある」は、副作用の発生要因として確認し、正誤の組合せを選びます。
選択肢別の誤答解説
-
a
×「重篤な副作用は発生頻度が高く、遭遇する機会も多い」
重篤な副作用は頻度が低く、専門家にとっても遭遇する機会は極めてまれです。一方で、早期発見・早期対応のために、症状に関する知識を身につけることが重要です。 -
b
一般用医薬品による副作用が疑われ、受診を勧めるときは、添付文書等を見せて説明するなどの対応が望ましいとされています。購入者が医療機関で状況を説明する助けにもなります。 -
c
×「一般用医薬品による副作用は含まれない」
○「一般用医薬品によって発生する副作用も含まれる」
重篤副作用疾患別対応マニュアルが対象とする疾患には、一般用医薬品によって発生する副作用も含まれています。 -
d
医薬品服用時のアルコール飲用等が、副作用の原因となる場合があります。副作用は、医薬品の成分だけでなく、使用時の状況などが関係して起きることもあります。
正しい組合せと比べると、選択肢1はa・b・c・d、選択肢2はd、選択肢3はa・b・d、選択肢5はa・cの正誤が異なります。
よくある誤解
- 「重篤な副作用」だから「頻度も高い」と考えてしまうことがあります。重篤さと発生頻度は別の観点です。
- 「一般用医薬品は身近な薬だから、重篤な副作用疾患別マニュアルの対象外」と思い込まないようにしましょう。
- 「アルコールを飲んだ場合は必ず副作用が起きる」という意味ではありません。「原因で起きる場合がある」という表現に注目します。
補足コラム
副作用は、比較的よく見られるものから、日常生活に支障をきたす重篤なものまでさまざまです。重篤な副作用がまれであることは、知識が不要という意味ではありません。症状に関する知識を持ち、購入者への情報提供や相談対応に活用することが大切です。
FAQ
重篤副作用疾患別対応マニュアルは、一般用医薬品の販売時にも役立ちますか?
はい。一般用医薬品による副作用も対象に含まれており、購入者への情報提供や相談対応に活用することが望ましいとされています。
はい。一般用医薬品による副作用も対象に含まれており、購入者への情報提供や相談対応に活用することが望ましいとされています。
受診を勧めるとき、添付文書を見せることは必須ですか?
必須と断定するのではなく、添付文書等を見せて説明するなどの対応が「望ましい」とされています。
必須と断定するのではなく、添付文書等を見せて説明するなどの対応が「望ましい」とされています。
関連キーワード: 重篤な副作用、重篤副作用疾患別対応マニュアル、添付文書、受診勧奨、アルコール飲用

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