登録販売者 2021年 中国・四国 問39
問題文
呼吸器系に現れる副作用に関する以下の記述について、( )の中に入れるべき字句の正しい組み合わせはどれか。
間質性肺炎を発症すると、息切れ・息苦しさ等の呼吸困難、( a )、発熱等の症状を呈する。一般的に、医薬品の使用開始から( b )程度で起きることが多い。症状が一過性に現れ、自然と回復することもあるが、悪化すると( c )に移行することがある。
選択肢
1:痰のからむ咳、1~2時間、肺繊維症
2:空咳(痰の出ない咳)、1~2週間、慢性閉塞性肺疾患
3:空咳(痰の出ない咳)、1~2時間、肺繊維症
4:痰のからむ咳、1~2週間、慢性閉塞性肺疾患
5:空咳(痰の出ない咳)、1~2週間、肺繊維症(正解)
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間質性肺炎の症状と経過【登録販売者解説】
正解の理由
間質性肺炎は、空咳・発熱などが現れ、医薬品の使用開始から1~2週間程度で起きることが多く、悪化すると肺繊維症に移行することがあります。
正しい組合せは5です。(a)は空咳(痰の出ない咳)、(b)は1~2週間、(c)は肺繊維症です。第2章「人体の働きと医薬品」の呼吸器系に現れる副作用の項にある、「試験問題の作成に関する手引き(平成30年3月)」の記載が根拠です。
解法ステップ
- (a)は「空咳」か「痰のからむ咳」かを確認します。間質性肺炎の症状は、痰の出ない咳です。
- (b)は「1~2時間」か「1~2週間」かを見ます。使用開始から1~2週間程度で起きることが多いとされています。
- (c)は悪化した場合の移行先を確認します。肺繊維症が正しい語句です。
- 3つの語句がすべて一致する組合せを選びます。
選択肢別の誤答解説
- 1: (a)の「痰のからむ咳」と(b)の「1~2時間」が誤りです。(c)の「肺繊維症」は合っています。
- 2: (a)の「空咳」と(b)の「1~2週間」は合っていますが、(c)の「慢性閉塞性肺疾患」が誤りです。悪化した場合に移行するものとして示されているのは肺繊維症です。
- 3: (a)の「空咳」と(c)の「肺繊維症」は合っていますが、(b)の「1~2時間」が誤りです。1~2週間程度が目安です。
- 4: (b)の「1~2週間」は合っていますが、(a)の「痰のからむ咳」と(c)の「慢性閉塞性肺疾患」が誤りです。
- 5:空咳、1~2週間、肺繊維症の組合せで、3つとも手引きの記載と一致します。
よくある誤解
- 咳なら「痰のからむ咳」も同じと考えがちですが、間質性肺炎では**空咳(痰の出ない咳)**が手がかりです。
- 「1~2時間」と「1~2週間」は、単位が少し違うだけに見えても、正誤を分ける重要なポイントです。
- 「肺の病気」という共通点から、慢性閉塞性肺疾患を(c)に当てはめないようにしましょう。
補足コラム
間質性肺炎では、肺胞(はいほう)と毛細血管(もうさいけっかん)の間のガス交換が低下し、血液に酸素を十分取り込めなくなります。手引きでは、通常の肺炎が気管支や肺胞の感染による炎症であるのに対し、間質性肺炎は肺胞などを支える組織である「間質」の炎症と説明されています。
FAQ
Q. 1~2週間程度で必ず起きるのですか?
A. いいえ。「一般的に起きることが多い」という目安であり、必ずその期間に起きるという意味ではありません。
A. いいえ。「一般的に起きることが多い」という目安であり、必ずその期間に起きるという意味ではありません。
Q. 空咳と痰のからむ咳は、問題を解くときにどう区別しますか?
A. 空咳は痰が出ない咳、痰のからむ咳は痰を伴う咳です。この問題では「痰の出ない咳」という説明が手がかりになります。
A. 空咳は痰が出ない咳、痰のからむ咳は痰を伴う咳です。この問題では「痰の出ない咳」という説明が手がかりになります。
関連キーワード: 間質性肺炎、空咳、肺繊維症、呼吸器系の副作用

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