登録販売者 2021年 中国・四国 問65
問題文
かぜ薬の配合成分とその副作用のうち、正しいものの組み合わせはどれか。
【配合成分】 【副作用】
a アセトアミノフェン 肝機能障害
b アスピリン 排尿困難
c イブプロフェン 腎障害
d コデインリン酸塩 無菌性髄膜炎
選択肢
1:(a、b)
2:(a、c)(正解)
3:(b、c)
4:(b、d)
5:(c、d)
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かぜ薬成分と副作用【登録販売者解説】
正解の理由
アセトアミノフェン=肝機能障害、イブプロフェン=腎障害・無菌性髄膜炎です。
正しい組合せは、aとcを選ぶ2です。a「アセトアミノフェン―肝機能障害」とc「イブプロフェン―腎障害」は正しい組合せです。b「アスピリン―排尿困難」とd「コデインリン酸塩―無菌性髄膜炎」は誤りです。
根拠は、厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」第3章「主な医薬品とその作用」の、かぜ薬の主な副作用および解熱鎮痛成分の項目です。
解法ステップ
- 「肝機能障害」は、アセトアミノフェンで起こりうる重篤な副作用として覚えます。まずaを正しいと判断します。
- 「腎障害」は、イブプロフェンの副作用として挙げられています。cも正しいと判断できます。
- 排尿困難の記載がある成分と、無菌性髄膜炎の記載がある成分を確認し、bとdを除きます。
- aとcを含む組合せを選びます。
選択肢別の誤答解説
-
a アセトアミノフェン―肝機能障害:正しいです。
アセトアミノフェンは、まれに重篤な副作用として肝機能障害を生じることがあります。定められた用量を超えた使用や、日頃から酒類をよく摂取する人では起こりやすくなるとされています。 -
b アスピリン―排尿困難:誤りです。
× アスピリン―排尿困難 → ○ 抗コリン成分―排尿困難
排尿困難は、抗コリン成分(副交感神経の働きを抑える成分)などで現れることがあります。アスピリンは肝機能障害を生じることがある成分ですが、ここで問われている排尿困難との組合せではありません。 -
c イブプロフェン―腎障害:正しいです。
イブプロフェンは、まれに重篤な副作用として腎障害を生じることがあります。無菌性髄膜炎(むきんせいずいまくえん)も、イブプロフェンで起こることがある副作用です。 -
d コデインリン酸塩―無菌性髄膜炎:誤りです。
× コデインリン酸塩―無菌性髄膜炎 → ○ コデインリン酸塩―便秘
コデインリン酸塩は、便秘が現れることがある成分です。無菌性髄膜炎は、手引きではイブプロフェンの副作用として挙げられています。
組合せも確認します。
- (a、b):aは正しいですが、bが誤りで、正しいcを含みません。
- (b、c):cは正しいですが、bが誤りで、正しいaを含みません。
- (b、d):bとdがどちらも誤りで、正しいaとcを含みません。
- (c、d):cは正しいですが、dが誤りで、正しいaを含みません。
よくある誤解
- 排尿困難を、特定の解熱鎮痛成分の副作用と結び付けてしまうことがあります。排尿困難は、抗コリン成分などと結び付けて整理します。
- 無菌性髄膜炎を、かぜ薬に配合されるどの成分にも当てはまる副作用だと思うことがあります。この問題では、イブプロフェンとの組合せがポイントです。
- アスピリンは肝機能障害を起こすこともあるため、aのような成分と副作用の組合せを混同することがあります。成分と副作用を一対一で確認しましょう。
補足コラム
「腎障害・無菌性髄膜炎」と「便秘」は、成分を取り違えやすい組合せです。
- イブプロフェン:腎障害、無菌性髄膜炎を生じることがあります。
- コデインリン酸塩:便秘が現れることがあります。
- 抗コリン成分:排尿困難が現れることがあります。
副作用名だけで覚えるのではなく、原因となる成分とセットで整理すると、組合せ問題に対応しやすくなります。
FAQ
Q. アセトアミノフェンによる肝機能障害は、どのような場合に起こりやすくなりますか?
A. 定められた用量を超えて使用した場合や、日頃から酒類をよく摂取する人では、起こりやすくなるとされています。
A. 定められた用量を超えて使用した場合や、日頃から酒類をよく摂取する人では、起こりやすくなるとされています。
Q. かぜ薬と解熱鎮痛薬を一緒に使うと、成分が重なることはありますか?
A. あります。同じ成分や同種の作用を持つ成分が重複し、副作用が起こりやすくなるおそれがあります。
A. あります。同じ成分や同種の作用を持つ成分が重複し、副作用が起こりやすくなるおそれがあります。
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