登録販売者 2021年 中国・四国 問69
問題文
カフェインに関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。
a 胃液分泌亢進作用があるので、胃酸過多の人や胃潰瘍のある人は服用を避ける。
b 医薬品や医薬部外品、食品にも含まれているため、それらとカフェインを含む眠気防止薬を同時に摂取すると、中枢神経系や循環器系等への作用が強く現れるおそれがある。
c 依存を形成する性質はないため、長期連用が勧められている。
d 乳汁中に移行しないため、授乳中でも継続的に摂取することができる。
選択肢
1:(a、b)(正解)
2:(a、c)
3:(b、c)
4:(b、d)
5:(c、d)
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カフェインの作用と注意【登録販売者解説】
正解の理由
カフェインは胃液分泌を促し、反復摂取で弱い依存を形成することがあり、乳汁中にも移行します。
1の組合せが正しいです。記述a・bは正しく、記述c・dは誤りです。根拠は、厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」第3章「主な医薬品とその作用」の眠気防止薬に関する項目です。
解法ステップ
- 「胃液分泌亢進作用」と「胃酸過多・胃潰瘍」の組合せを確認します。胃への影響があるため、aは正しいと判断できます。
- 医薬品・医薬部外品・食品との同時摂取について、「作用が強く現れるおそれ」があるかを見ます。カフェインの重複摂取につながるため、bは正しい記述です。
- 「依存を形成する性質はない」「乳汁中に移行しない」という断定を確認します。どちらも手引きの説明と反対なので、c・dは誤りです。
- 正しいa・bを含む組合せに絞ると、1です。
選択肢別の誤答解説
- a 正しい記述です。カフェインには胃液分泌亢進作用があり、胃酸過多の人や胃潰瘍のある人は服用を避けます。
- b 正しい記述です。カフェインは医薬品や医薬部外品だけでなく、食品にも含まれています。眠気防止薬と同時に摂取すると、カフェインが過量となり、中枢神経系や循環器系などへの作用が強く現れるおそれがあります。
- c ×「依存を形成する性質はない」→ ○「反復摂取により依存を形成する性質がある」
カフェインの依存を形成する作用は弱いものの、ないわけではありません。そのため、眠気防止薬は短期間の服用にとどめ、連用しないよう注意されています。 - d ×「乳汁中に移行しない」→ ○「乳汁中に移行する」
摂取されたカフェインの一部は乳汁中に移行します。乳児は肝臓が未発達で、カフェインの代謝により時間がかかるため、授乳中のカフェイン摂取にも注意が必要です。
組合せでは、2はcを含み、正しいbを含まないため誤りです。3はcを含むため誤りです。4はdを含み、正しいaを含まないため誤りです。5はc・dを含み、正しいa・bを含まないため誤りです。
よくある誤解
- 「作用が弱い」を「依存を形成しない」と読み替えないようにしましょう。弱くても依存を形成する性質はあります。
- 「乳児はカフェインを代謝しにくい」という注意から、「乳汁中には移行しない」と逆に考えないようにしましょう。手引きでは、乳汁中への移行が示されています。
- コーヒーなどの食品は医薬品ではありませんが、カフェインの重複摂取につながるため、同時摂取の注意に含まれます。
補足コラム
カフェインは脳に軽い興奮状態を引き起こし、一時的に眠気や倦怠感を抑えます。ただし、睡眠そのものの代わりになるわけではありません。眠気防止薬は一時的な使用を目的とし、連用せず、適切に睡眠をとることが大切です。
FAQ
Q. 眠気防止薬を使えば、睡眠時間を減らしてもよいですか?
A. いいえ。眠気を一時的に抑えるもので、睡眠が不要になるわけではありません。
A. いいえ。眠気を一時的に抑えるもので、睡眠が不要になるわけではありません。
Q. カフェインの副作用には、どのようなものがありますか?
A. 脳が過剰に興奮すると、震え、めまい、不安、不眠、頭痛などが生じることがあります。また、胃腸障害や動悸が現れることもあります。
A. 脳が過剰に興奮すると、震え、めまい、不安、不眠、頭痛などが生じることがあります。また、胃腸障害や動悸が現れることもあります。
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