登録販売者 2021年 中国・四国 問85
問題文
循環器用薬の配合成分に関する記述のうち、誤っているものはどれか。
選択肢
1:ユビデカレノンは、エネルギー代謝に関与する酵素の働きを助ける成分である。
2:ユビデカレノンを含んだ循環器用薬は、小児用から大人用まで製品がある。(正解)
3:ヘプロニカートは、ビタミンEと組み合わせて用いられる場合が多い。
4:ルチンは、高血圧等における毛細血管の補強、強化の効果を期待して使用されている。
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循環器用薬の配合成分【登録販売者解説】
正解の理由
ユビデカレノン=エネルギー代謝を助ける、ヘプロニカート=末梢の血液循環を改善する、ルチン=毛細血管を補強する成分です。
誤っているのは2です。記述1・3・4は正しく、記述2は誤りです。厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」第3章「主な医薬品とその作用」の循環器用薬の項では、ユビデカレノンを含む製品について、15歳未満の小児向けのものはないとされています。
解法ステップ
- 「小児用から大人用まで」という対象者の範囲に注目します。
- ユビデカレノンの説明では、15歳未満向け製品の有無が明記されています。ここを確認すると、記述2を誤りと判断できます。
- 残る記述は、成分名と働きの組合せが合っているかを確認します。ヘプロニカートとルチンの作用も押さえておきましょう。
選択肢別の誤答解説
-
1:正しい
ユビデカレノンは、エネルギー代謝に関与する酵素の働きを助けます。また、心筋の酸素利用効率を高め、収縮力を高めることで血液循環の改善効果を示すとされています。 -
2:誤り
×「小児用から大人用まで製品がある」→ ○「15歳未満の小児向けの製品はない」
小児に心疾患による動悸、息切れ、むくみがある場合は医師の診療が優先されるため、15歳未満向けの製品はありません。 -
3:正しい
ヘプロニカートは、体内でニコチン酸が遊離し、その働きによって末梢の血液循環を改善するとされています。ビタミンEと組み合わせて用いられる場合が多い成分です。 -
4:正しい
ルチンはビタミン様物質の一種です。高血圧などにおける毛細血管(もうさいけっかん)の補強・強化を期待して用いられます。
よくある誤解
- 「小児用から大人用まで」と対象年齢を広く述べる書き換えに注意してください。ユビデカレノンは、15歳未満向け製品がない点が判断の決め手です。
- ヘプロニカートとルチンは、どちらも循環器用薬に関係しますが、作用は別です。末梢の血液循環の改善と、毛細血管の補強を混同しないようにしましょう。
- ユビデカレノンのエネルギー代謝への関与だけを覚え、年齢に関する注意を見落とすのもよくあるミスです。
補足コラム
ヘプロニカートとイノシトールヘキサニコチネートは、どちらもニコチン酸が遊離し、その働きで末梢の血液循環を改善するとされています。ビタミンEと組み合わせて用いられる場合が多い点も共通です。
FAQ
ユビデカレノンは、コエンザイムQ10とは別の成分ですか?
同じ成分です。コエンザイムQ10は、ユビデカレノンの別名です。
同じ成分です。コエンザイムQ10は、ユビデカレノンの別名です。
関連キーワード: 循環器用薬、ユビデカレノン、ヘプロニカート、イノシトールヘキサニコチネート、ルチン、毛細血管

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