戦国登販登録販売者試験 過去問
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登録販売者 2021年 中国・四国 問88


問題文

婦人薬に配合される生薬成分と女性に現れる特有な諸症状に関する記述のうち、誤っているものはどれか。

選択肢

1:月経痛について、年月の経過に伴って次第に増悪していくような場合や、大量の出血を伴う場合は、子宮内膜症などの病気の可能性がある。
2:更年期障害の不定愁訴とされる症状の背景に、原因となる病気が存在していることがある。
3:抗炎症作用を期待して、カンゾウが配合されている場合がある。
4:鎮静作用を期待して、オウレン、ソウジュツ、ビャクジュツ、ダイオウが配合されている場合がある。(正解)

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婦人薬の生薬成分【登録販売者解説】

正解の理由

ひと言まとめ:カンゾウは抗炎症作用、オウレン・ソウジュツ・ビャクジュツ・ダイオウは胃腸症状への効果、サンソウニン・カノコソウは鎮静作用です。
誤っているのは4です。オウレン、ソウジュツ、ビャクジュツ、ダイオウは、鎮静作用ではなく胃腸症状に対する効果を期待して配合されることがあります。鎮静作用を期待して配合される生薬成分は、サンソウニンやカノコソウなどです。
ほかの記述は、手引きの内容と合っています。月経痛が年月とともに強くなったり、大量の出血を伴ったりする場合には、子宮内膜症(しきゅうないまくしょう)などの病気の可能性があります。また、更年期障害の不定愁訴(ふていしゅうそ)の背景に病気があることや、婦人薬に抗炎症作用を期待してカンゾウが配合されることもあります。
根拠は、厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」第3章「主な医薬品とその作用」の婦人薬に関する項目です。

解法ステップ

  1. まず、生薬名と期待される作用の組合せに注目します。
  2. 「鎮静作用」と「オウレン、ソウジュツ、ビャクジュツ、ダイオウ」の組合せを確認します。これらは胃腸症状への効果を期待する生薬です。
  3. 鎮静作用の生薬として挙げられるサンソウニン、カノコソウと比べ、作用の入れ替えに気づけば、誤っている記述を選べます。

選択肢別の誤答解説

  • 月経痛に関する記述:正しいです。 月経痛が年月とともに次第に強くなる場合や、大量の出血を伴う場合には、子宮内膜症などの病気が背景にある可能性があります。
  • 更年期障害の不定愁訴に関する記述:正しいです。 頭痛、動悸、息切れなど、更年期障害の症状と考えられるものでも、その背景に原因となる病気が存在することがあります。
  • カンゾウに関する記述:正しいです。 婦人薬には、抗炎症作用を期待してカンゾウが配合されている場合があります。
  • 鎮静作用に関する記述:誤りです。
    × 鎮静作用を期待してオウレン、ソウジュツ、ビャクジュツ、ダイオウ
    → ○ 鎮静作用を期待してサンソウニン、カノコソウ等
    オウレン、ソウジュツ、ビャクジュツ、ダイオウは、胃腸症状への効果を期待して配合される生薬です。

よくある誤解

  • 生薬名は合っていても、期待される作用が入れ替わることがあります。 成分名だけでなく、「何の作用を期待するか」までセットで覚えましょう。
  • 更年期の症状と思われるものなら、背景に病気はないと思い込まないことが大切です。 手引きでは、原因となる病気が隠れている可能性にも触れています。
  • カンゾウの作用を、鎮静作用と混同しないようにしましょう。 この問題では、カンゾウは抗炎症作用の組合せです。

補足コラム

婦人薬には複数の生薬成分が配合されることがあります。ほかの婦人薬や、生薬成分を含む鎮静薬・胃腸薬などを併用すると、同じ生薬成分や同種の作用を示す成分が重複し、効き目が強くなりすぎたり、副作用が起こりやすくなったりするおそれがあります。

FAQ

Q. 婦人薬を使っても症状の改善がみられない場合は、どう考えますか?
A. 手引きでは、効果がみられないまま漫然と使用を続けることは適当でないとしています。症状が続き、日常生活に支障がある場合には、医療機関の受診につなげる考え方が示されています。

関連キーワード: 婦人薬、カンゾウ、鎮静作用、胃腸症状、月経痛、更年期障害、子宮内膜症
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