登録販売者 2021年 中国・四国 問91
問題文
眼科用薬に配合されている成分とその配合目的に関する記述のうち、正しい組み合わせはどれか。
【配合成分】 【配合目的】
a テトラヒドロゾリン塩酸塩 ― 目の充血除去
b リゾチーム塩酸塩 ― 炎症を抑える
c プラノプロフェン ― 眼粘膜の組織修復を促す
d スルファメトキサゾール ― 目の疲れを改善する
選択肢
1:(a、b)(正解)
2:(a、c)
3:(b、c)
4:(b、d)
5:(c、d)
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眼科用薬の成分と配合目的【登録販売者解説】
正解の理由
テトラヒドロゾリン塩酸塩は充血除去、リゾチーム塩酸塩は抗炎症です。
1の組合せが正解です。記述a・bは正しく、c・dは誤りです。根拠は『試験問題の作成に関する手引き』第3章「主な医薬品とその作用」の眼科用薬の配合成分に関する項目です。
解法ステップ
- 「テトラヒドロゾリン塩酸塩」と「目の充血除去」の組合せを確認します。血管を収縮させて充血を除く成分なので、aは正しいと判断できます。
- 「リゾチーム塩酸塩」は、抗炎症成分として使われます。したがって、bも正しいです。
- 「プラノプロフェン」は組織修復成分ではなく、炎症を抑える成分です。cは誤りです。
- 「スルファメトキサゾール」は抗菌成分です。目の疲れを改善する成分ではないため、dは誤りです。正しい記述の組はa・bです。
選択肢別の誤答解説
-
a テトラヒドロゾリン塩酸塩 ― 目の充血除去:正しい
アドレナリン作動成分(血管を収縮させる作用を示す成分)です。結膜(けつまく)を通る血管を収縮させ、目の充血を除く目的で配合されます。 -
b リゾチーム塩酸塩 ― 炎症を抑える:正しい
比較的緩やかな抗炎症作用を示す成分です。目の炎症を抑える目的で用いられます。 -
c プラノプロフェン ― 眼粘膜の組織修復を促す:誤り
×「眼粘膜の組織修復を促す」→ ○「炎症の原因となる物質の生成を抑え、目の炎症を改善する」
プラノプロフェンは非ステロイド性抗炎症成分です。組織修復を促す成分と取り違えないようにしましょう。 -
d スルファメトキサゾール ― 目の疲れを改善する:誤り
×「目の疲れを改善する」→ ○「細菌感染による結膜炎やものもらいなどの化膿性の症状の改善を目的とする」
スルファメトキサゾールはサルファ剤に分類される抗菌成分です。目の疲れを改善する成分ではありません。
組合せの確認
- 2(a・c):aは正しいですが、cが誤りです。正しいbも含まれていません。
- 3(b・c):bは正しいですが、cが誤りです。正しいaも含まれていません。
- 4(b・d):bは正しいですが、dが誤りです。正しいaも含まれていません。
- 5(c・d):c・dの両方が誤りで、正しいa・bを含みません。
よくある誤解
- **「炎症を抑える」と「組織修復を促す」は同じではありません。**プラノプロフェンは炎症を抑える成分であり、組織修復成分ではありません。
- **「目に使う薬だから、目の疲れにも効く」とは限りません。**成分ごとに目的が異なり、スルファメトキサゾールは抗菌目的です。
- **似た目的の成分を混同しやすい問題です。**充血除去、抗炎症、組織修復、抗菌のどれに当たるかを、成分名とセットで覚えましょう。
補足コラム
目の充血を除く成分と、目の炎症を抑える成分は、働きが異なります。
- 充血除去:テトラヒドロゾリン塩酸塩、ナファゾリン塩酸塩など。血管を収縮させます。
- 抗炎症:リゾチーム塩酸塩、プラノプロフェンなど。炎症を抑える目的で用いられます。
- 抗菌:スルファメトキサゾールなど。細菌感染による症状の改善を目的とします。
FAQ
スルファメトキサゾールは、どのような感染にも効果がありますか?
いいえ。手引きでは、すべての細菌に効果があるわけではなく、ウイルスや真菌の感染には効果がないとされています。
いいえ。手引きでは、すべての細菌に効果があるわけではなく、ウイルスや真菌の感染には効果がないとされています。
関連キーワード: 眼科用薬、テトラヒドロゾリン塩酸塩、リゾチーム塩酸塩、プラノプロフェン、スルファメトキサゾール

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