登録販売者 2021年 中国・四国 問96
問題文
ビタミン成分に関する記述のうち、誤っているものはどれか。
選択肢
1:ビタミンは、微量で体内の代謝に重要な働きを担うため、生体内で十分量を産生することができる。(正解)
2:ビタミンB12は、赤血球の形成を助け、また、神経機能を正常に保つために重要な栄養素である。
3:ビタミンDの過剰症として、高カルシウム血症、異常石灰化が知られている。
4:ビタミンB2は、脂質の代謝に関与し、皮膚や粘膜の機能を正常に保つために重要な栄養素である。
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ビタミンの定義と働き【登録販売者解説】
正解の理由
ビタミンは、体内で十分につくれないため、外部から摂取する必要がある栄養素です。
誤っているのは1です。ビタミンは、体内で産生できないか、産生されても不十分なため、外部から摂取する必要があります。選択肢は「十分量を産生することができる」と逆の内容です。選択肢2〜4は正しい記述です。根拠は、厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」第3章「主な医薬品とその作用」の「ビタミン成分」です。
解法ステップ
- 「十分量を産生することができる」に注目します。ビタミンの定義と反対の内容です。
- ビタミンB12の「赤血球の形成」「神経機能」、ビタミンDの「過剰症」、ビタミンB2の「脂質の代謝」「皮膚や粘膜」を確認します。
- 正しい内容が並ぶ中で、定義を逆にしている1を選びます。
選択肢別の誤答解説
-
1:誤りです。
×「生体内で十分量を産生することができる」→ ○「生体が自ら産生することができない、又は産生されても不十分である」
ビタミンは、体内でつくれない、または必要量を十分につくれないため、外部から摂取する必要があります。 -
2:正しい記述です。
ビタミンB12は、赤血球の形成を助け、神経機能を正常に保つために重要な栄養素です。 -
3:正しい記述です。
ビタミンDの過剰症として、高カルシウム血症(血液中のカルシウム濃度が高くなった状態)や異常石灰化が知られています。 -
4:正しい記述です。
ビタミンB2は脂質の代謝に関わり、皮膚や粘膜の機能を正常に保つために重要な栄養素です。
よくある誤解
- 「代謝に重要な働きをする」から「体内で十分につくれる」と結びつけてしまうことがあります。働きの重要さと、体内でつくれるかどうかは別のポイントです。
- 「ビタミンは体によいものだから、多く摂るほどよい」と考えるのは誤りです。摂取量を増やしても、適用となっている症状の改善が早まるわけではありません。
補足コラム
ビタミンは、微量で体内の代謝に重要な働きを担う一方、それ自体はエネルギー源や体をつくる材料にはなりません。また、ビタミンと似た働きをしたり、ビタミンの働きを助けたりする化合物は「ビタミン様物質」と呼ばれます。
FAQ
ビタミンの摂取量を増やすと、症状の改善も早まりますか?
いいえ。多く摂取しても、適用となっている症状の改善が早まるわけではありません。脂溶性ビタミンでは、過剰摂取により過剰症が起こるおそれもあります。
いいえ。多く摂取しても、適用となっている症状の改善が早まるわけではありません。脂溶性ビタミンでは、過剰摂取により過剰症が起こるおそれもあります。
関連キーワード: ビタミン、ビタミンB12、ビタミンD、ビタミンB2、ビタミン様物質、過剰症

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