登録販売者 2021年 北海道・東北 問07
問題文
次の記述は、一般用医薬品の販売に関するものである。以下のような購入者に対する対応について、正しいものの組み合わせはどれか。
成人男性が、ドラッグストア(店舗販売業)に来店した。かぜ様症状のため、解熱鎮痛薬と鎮咳去痰薬を購入しようと相談カウンターにやって来た。これらの医薬品を使用するにあたり、注意事項を教えてほしいとの相談があった。
a 有効成分に関係なく、解熱鎮痛薬と鎮咳去痰薬を併用しても問題ないと説明する。
b 有効成分によっては、コーヒーと一緒に服用すると、過剰摂取となるものがあることを説明する。
c 医療機関・薬局から交付された薬剤を使用している場合は、登録販売者が併用可能か判断する。
d 購入しようとしている解熱鎮痛薬や鎮咳去痰薬の使用者を確認し、使用者の医薬品の使用状況を踏まえて、必要な種類・量の医薬品を販売する。
選択肢
1:(a、c)
2:(a、d)
3:(b、c)
4:(b、d)(正解)
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一般用医薬品の併用確認【登録販売者解説】
正解の理由
解熱鎮痛薬と鎮咳去痰薬は、成分の重複に注意し、使用する人の状況を確認して販売します。
正しい組合せは 4 の(b、d)です。記述aは誤り、bは正しい、cは誤り、dは正しいです。根拠は、厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」第1章の「医薬品の相互作用」や「医療機関で治療を受けている人等」に関する内容です。
解法ステップ
- aの「有効成分に関係なく」「併用しても問題ない」という断定に注目します。解熱鎮痛薬や鎮咳去痰薬は、成分や作用が重複することがあるため、併用を避けるのが基本です。
- bの「コーヒーと一緒に服用すると過剰摂取となるものがある」は、カフェインを含む医薬品に当てはまります。
- cは、登録販売者が併用の可否を判断するのではなく、処方した医師・歯科医師または調剤した薬剤師への相談を勧めます。dは使用者や使用状況を確認する内容なので、正しい記述です。
- (a、c)の1は誤った記述を含み、(a、d)の2もaを含みます。(b、c)の3はcを含みます。正しい記述b・dの組合せは4です。
選択肢別の誤答解説
-
a
×「有効成分に関係なく併用しても問題ない」→ ○「成分や作用が重複することがあるため、併用は通常避ける」
解熱鎮痛薬、鎮咳去痰薬、かぜ薬などは、同じ成分や似た作用の成分が重なる場合があります。重複すると、効き目が強く出すぎたり、副作用が起こりやすくなったりするおそれがあります。 -
b
カフェインを含む医薬品では、コーヒーなどカフェインを含む飲料と一緒に摂ることで、カフェインの摂取量が過剰になる場合があります。医薬品の成分だけでなく、飲み物から摂る成分にも気を配る必要があります。 -
c
×「登録販売者が併用可能か判断する」→ ○「医師・歯科医師または調剤した薬剤師に相談するよう説明する」
医療機関や薬局から交付された薬剤との併用は、登録販売者が判断するのが困難なことが多いため、処方・調剤をした専門家への相談を勧めます。 -
d
正しい記述です。購入者本人が使用するとは限らないため、実際に使用する人を確認します。その人の医薬品の使用状況などを踏まえ、適正な使用に必要な種類・量を考えて販売します。
よくある誤解
-
「別の効能の薬なら併用してよい」と考える
解熱鎮痛薬と鎮咳去痰薬のように薬の目的が違っていても、成分や作用が重なることがあります。 -
「医療機関の薬との併用も、登録販売者が可否を決める」と考える
この場合は登録販売者が判断するのではなく、処方・調剤をした医師・歯科医師・薬剤師への相談を勧めます。 -
「医薬品の成分だけを確認すればよい」と考える
カフェインのように、飲み物にも含まれる成分があります。コーヒーなども含めて摂取状況を確認します。
補足コラム
症状がはっきりしているときは、必要な症状に合った成分のみの医薬品を選ぶことが望ましいとされています。複数の成分が入った薬を重ねて使うと、成分の重複や副作用のリスクが高まることがあるためです。
FAQ
購入者と実際の使用者が違う場合、誰の状況を確認しますか?
実際に薬を使用する人の年齢や医薬品の使用状況などを確認します。購入する人の情報だけで判断しないことが大切です。
実際に薬を使用する人の年齢や医薬品の使用状況などを確認します。購入する人の情報だけで判断しないことが大切です。
関連キーワード: 成分の重複、相互作用、カフェイン、使用者の確認、併用相談

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