登録販売者 2021年 北海道・東北 問09
問題文
小児等への配慮に関する以下の記述のうち、正しいものはどれか。
選択肢
1:小児は大人と比べて身体の大きさに対して腸が長く、服用した医薬品の吸収率が相対的に高い。(正解)
2:医薬品の販売に従事する専門家は、保護者等に対して、成人用の医薬品の量を減らして小児へ与えるように説明する。
3:乳児向けの用法用量が設定されている医薬品であれば、乳児は医薬品の使用により状態が急変することはない。
4:一般用医薬品は、誤飲・誤用事故の場合でも、想定しがたい事態につながるおそれがないので安全に使用できる。
🔒 解説は解答すると表示されます
小児への医薬品使用【登録販売者解説】
正解の理由
小児は腸が長く、服用した医薬品の吸収率が相対的に高いことがあります。
正しいのは1です。各記述の判定は、1:正、2:誤、3:誤、4:誤です。根拠は、厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き(平成30年3月)」第1章「医薬品に共通する特性と基本的な知識」の小児医薬品の使用上の注意です。
解法ステップ
- 「腸が長く」「吸収率が相対的に高い」は、小児の身体的な特徴として示されているかを確認します。
- 「成人用の量を減らす」という説明は、年齢に応じた用法・用量を守る考え方と合うかを見ます。
- 「状態が急変しない」「おそれがない」のような断定は、小児や誤飲・誤用事故への注意と照らして判断します。
選択肢別の誤答解説
- 1:正しいです。 小児は大人と比べて、身体の大きさに対して腸が長く、服用した医薬品の吸収率が相対的に高いとされています。
- 2:誤りです。
×「成人用の医薬品の量を減らして」→ ○「年齢に応じた用法用量が定められているもの」
成人用医薬品を減量して小児に与えるよう説明するのではなく、年齢に応じた用法・用量が定められている医薬品を使用するよう説明します。 - 3:誤りです。
×「状態が急変することはない」→ ○「状態が急変しやすい」
乳児向けの用法・用量が設定されていても、乳児は医薬品の影響を受けやすく、状態が急変しやすいとされています。一般用医薬品の使用だけで対処するのではなく、基本的には医師の診療を受けることが優先されます。 - 4:誤りです。
×「想定しがたい事態につながるおそれがない」→ ○「想定しがたい事態につながるおそれがある」
誤飲・誤用事故は通常の使用状況と大きく異なり、一般用医薬品でも専門的な判断が必要になることがあります。「一般用だから安全」と考えてはいけません。
よくある誤解
- 成人用医薬品を減量すれば小児にも使える、とは限りません。年齢に応じた用法・用量が定められた医薬品を使うことが大切です。
- 乳児向けの用法・用量があれば、乳児の状態が急変しないという意味ではありません。
- 「一般用医薬品」は、誤飲・誤用事故でも危険がないという意味ではありません。
補足コラム
小児医薬品の使用上の注意で使われる年齢区分は、おおよその目安として、乳児は1歳未満、幼児は7歳未満、小児は15歳未満です。
また、乳幼児は自分の体調を適切に伝えることが難しいため、医薬品を使用した後は保護者等が状態をよく観察することが重要です。小児が手に取りやすい場所や目につく場所に医薬品を置かないことも、誤飲・誤用事故の予防につながります。
FAQ
Q. 小さい子どもに錠剤やカプセル剤を使うとき、何に注意しますか?
A. 小児、特に乳児はそのまま飲み下すことが難しい場合があります。5歳未満の幼児に使用される錠剤やカプセル剤などでは、喉につかえやすいことへの注意が添付文書に記載されていることがあります。
A. 小児、特に乳児はそのまま飲み下すことが難しい場合があります。5歳未満の幼児に使用される錠剤やカプセル剤などでは、喉につかえやすいことへの注意が添付文書に記載されていることがあります。
関連キーワード: 小児、乳児、年齢に応じた用法用量、吸収率、誤飲・誤用事故

\ せっかくなら /
登録販売者を
クイズ形式で学習しませんか?
クイズ画面へ遷移する→
すぐに利用可能!
