登録販売者 2021年 北海道・東北 問10
問題文
高齢者に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a 一般に高齢者は生理機能が衰えつつあり、特に、肝臓や腎臓の機能が低下していると医薬品の作用が強く現れやすい。
b 基礎体力や生理機能の衰えの度合いは個人差が小さいため、年齢から副作用発生リスクを判断することは容易である。
c 医薬品の取り違えや飲み忘れを起こしやすいなどの傾向があるため、家族や周囲の人(介護関係者等)の理解や協力が重要となる。
d 医薬品の説明を理解するのに時間がかかる場合があり、情報提供や相談対応において特段の配慮が必要となる。
選択肢
1:a:誤、b:正、c:正、d:誤
2:a:誤、b:誤、c:正、d:正
3:a:正、b:正、c:誤、d:正
4:a:正、b:誤、c:正、d:正(正解)
5:a:正、b:正、c:誤、d:誤
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高齢者への配慮【登録販売者解説】
正解の理由
ひと言まとめ:高齢者は肝臓・腎臓の機能低下で医薬品の作用が強く現れやすく、個人差に応じた配慮が必要です。
正しい組合せは4です。a・c・dは正しく、bは誤りです。根拠は、厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」第1章「医薬品に共通する特性と基本的な知識」の「高齢者」です。
解法ステップ
- 「肝臓や腎臓の機能が低下すると作用が強く現れやすい」は、高齢者についての記述として正しいと判断します。
- 「個人差が小さい」に注目します。手引きでは、衰えの度合いは個人差が大きいとされています。
- 取り違え・飲み忘れへの周囲の協力と、説明を理解するのに時間がかかる場合の配慮も確認します。
- a・c・dが正しく、bが誤りの組合せを選びます。
選択肢別の誤答解説
- a:正しいです。 高齢者は生理機能が衰えつつあり、特に肝臓や腎臓の機能が低下していると、医薬品の作用が強く現れやすくなります。
- b:誤りです。
×「個人差が小さい」→ ○「個人差が大きい」
基礎体力や生理機能の衰え方は人によって異なります。そのため、年齢だけで副作用のリスクを判断するのは難しいです。 - c:正しいです。 医薬品の取り違えや飲み忘れが起こりやすい傾向があるため、家族や介護関係者など、周囲の理解や協力が重要となる場合があります。
- d:正しいです。 説明の理解に時間がかかる場合などがあるため、情報提供や相談対応では特段の配慮が必要です。
組合せも、各記述の正誤と照らして確認しましょう。
- 選択肢1:a・b・dの正誤が異なります。
- 選択肢2:aの正誤が異なります。
- 選択肢3:b・cの正誤が異なります。
- 選択肢5:b・c・dの正誤が異なります。
よくある誤解
- 「高齢者は一律にリスクが高い」と考えがちですが、リスクの程度には個人差があり、年齢だけでは判断できません。
- 「個人差が小さい」と逆に書き換えるのが典型的なひっかけです。手引きの表現は「個人差が大きい」です。
- 取り違えや飲み忘れへの配慮は、本人への説明だけでなく、家族や周囲の人の理解・協力も含みます。
補足コラム
高齢者では、医薬品の説明を読み取りにくい場合や、薬を容器・包装から取り出しにくい場合もあります。また、持病がある人や複数の医薬品を長期間使用している人では、医薬品の使用にあたって一層の注意が必要です。
FAQ
「高齢者」の年齢の目安はありますか?
使用上の注意では、おおよその目安として65歳以上を指します。ただし、年齢だけでリスクの程度を一概に判断することはできません。
使用上の注意では、おおよその目安として65歳以上を指します。ただし、年齢だけでリスクの程度を一概に判断することはできません。
高齢者への情報提供では、どんな点に気をつけますか?
説明の理解や文字の読み取りに時間がかかる場合などを考慮し、個々の状況に応じて丁寧に対応します。
説明の理解や文字の読み取りに時間がかかる場合などを考慮し、個々の状況に応じて丁寧に対応します。
関連キーワード: 高齢者、肝機能、腎機能、個人差、情報提供、医薬品の安全使用

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