戦国登販登録販売者試験 過去問
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登録販売者 2021年 北海道・東北 問103


問題文

医薬品副作用被害救済制度に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a 救済の対象となるのは、要指導医薬品や一般用医薬品を含むすべての医薬品について適正に使用した場合である。 b 救済給付業務に必要な費用のうち、事務費については、全額が製造販売業者から年度ごとに納付される拠出金によって賄われている。 c 給付の決定については、都道府県知事が判定する。 d 「生物由来製品感染等被害救済制度」は、生物由来製品を介した感染等による健康被害の迅速な救済を図ることを目的として創設されている。

選択肢

1:a:誤、b:正、c:正、d:誤
2:a:正、b:誤、c:誤、d:誤
3:a:正、b:誤、c:正、d:正
4:a:誤、b:誤、c:誤、d:正(正解)
5:a:誤、b:正、c:誤、d:誤

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医薬品副作用被害救済制度【登録販売者解説】

正解の理由

ひと言まとめ:適正使用でも対象外の医薬品があり、事務費の一部は国庫補助、給付決定は都道府県知事ではありません。
4が正しい組合せです。aは誤、bは誤、cは誤、dは正です。根拠は、厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」の第5章「医薬品の適正使用・安全対策」にある「医薬品の副作用等による健康被害の救済」です。

解法ステップ

  1. aの「すべての医薬品」に注目します。救済制度には対象外の医薬品があります。
  2. bは「事務費は全額」に注目します。拠出金だけでなく、国庫補助もあります。
  3. cは「都道府県知事が判定」を確認します。給付決定は、都道府県知事が行うものではありません。
  4. dは「生物由来製品を介した感染等による健康被害」と「迅速な救済」が制度の目的に合うかを見ます。

選択肢別の誤答解説

記述 a

×「すべての医薬品」→ ○「救済制度の対象とならない医薬品もある」
医薬品を適正に使用しても、すべてが救済の対象になるわけではありません。要指導医薬品・一般用医薬品では、殺虫剤・殺鼠剤、人体に直接使用するものを除く殺菌消毒剤、一般用検査薬など、対象外となるものがあります。また、健康被害の程度などにも要件があります。

記述 b

×「事務費は全額、拠出金によって賄われる」→ ○「事務費の2分の1相当額は国庫補助により賄われる」
製造販売業者から年度ごとに納付される拠出金が充てられますが、事務費の全額を拠出金で賄うわけではありません。事務費の2分の1相当額は国庫補助です。

記述 c

給付の決定を行うのは、都道府県知事ではありません。厚生労働大臣の判定に基づいて、独立行政法人医薬品医療機器総合機構が給付を決定します。

記述 d

正しい記述です。「生物由来製品感染等被害救済制度」は、生物由来製品を介した感染等による健康被害について、給付を行い、迅速な救済を図ることを目的として創設されました。

組合せの選択肢

  • 1(a誤・b正・c正・d誤):aは合っていますが、b・c・dが違います。事務費は全額が拠出金ではなく、給付決定は都道府県知事が行うものではありません。また、dは正しい記述です。
  • 2(a正・b誤・c誤・d誤):b・cは合っていますが、a・dが違います。対象外の医薬品があるためaは誤りで、生物由来製品感染等被害救済制度の目的を述べたdは正しい記述です。
  • 3(a正・b誤・c正・d正):b・dは合っていますが、a・cが違います。aの「すべての医薬品」は誤りで、給付決定を都道府県知事が行うとするcも誤りです。
  • 5(a誤・b正・c誤・d誤):a・cは合っていますが、b・dが違います。事務費の一部は国庫補助で賄われ、dの制度目的の説明は正しいです。

よくある誤解

  • **「適正に使用したなら、どの医薬品でも救済される」**と思いがちです。対象外の医薬品があることや、健康被害の程度などの要件も確認しましょう。
  • **「拠出金が制度の費用をすべて負担する」**と読み違えやすい箇所です。特に「全額」という断定に注意し、事務費の一部は国庫補助と覚えます。
  • 「給付の決定」と「救済制度の案内・相談窓口」を混同しないようにしましょう。都道府県知事が給付を判定するわけではありません。

補足コラム

医薬品副作用被害救済制度は、医薬品を適正に使用したにもかかわらず、副作用で一定程度以上の健康被害が生じた場合に、医療費などを給付する制度です。製品不良など、製薬企業に損害賠償責任がある場合は、救済制度とは別に「医薬品PLセンター」への相談が推奨されます。

FAQ

生物由来製品感染等被害救済制度は、通常の副作用被害救済制度と同じ制度ですか?
別の制度です。生物由来製品を介した感染等による健康被害を対象とする制度として設けられています。
救済制度の対象となる健康被害は、軽いものも含まれますか?
軽度で、特に医療機関での治療を要さずに回復したような健康被害は、給付対象に含まれません。

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