登録販売者 2021年 北海道・東北 問25
問題文
カフェインに関する以下の記述のうち、誤っているものはどれか。
選択肢
1:脳に軽い興奮状態を引き起こし、一時的に眠気や倦怠感を抑える効果がある。
2:腎臓におけるカリウムイオンの再吸収抑制作用があり、尿量の増加をもたらす。(正解)
3:反復摂取により依存を形成するという性質があるため、「短期間の服用にとどめ、連用しないこと」という注意喚起がなされている。
4:眠気防止薬におけるカフェインの1回摂取量はカフェインとして200mg、1日摂取量はカフェインとして500mgが上限とされている。
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カフェインの作用と摂取上限【登録販売者解説】
正解の理由
カフェインの利尿作用は、腎臓でのナトリウムイオンの再吸収を抑えることで起こります。
誤っているものは2です。選択肢1・3・4は手引きの記載と一致します。根拠は、厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」第3章「主な医薬品とその作用」の「眠気を防ぐ薬」です。
解法ステップ
- 「腎臓」「カリウムイオン」「尿量の増加」に注目します。
- カフェインによる利尿作用で、再吸収が抑えられるイオンを確認します。手引きでは「ナトリウムイオン」です。
- 「カリウムイオン」と書かれた選択肢を誤りと判断します。
選択肢別の誤答解説
-
選択肢1:正しいです。
カフェインは脳に軽い興奮状態を起こし、一時的に眠気や倦怠感(けんたいかん)を抑えます。 -
選択肢2:誤りです。
×「カリウムイオン」→ ○「ナトリウムイオン」です。腎臓では、ナトリウムイオンと同時に水分の再吸収も抑えられ、その結果、尿量が増えます。再吸収とは、いったん尿のもとに出た物質を体内に戻すことです。 -
選択肢3:正しいです。
カフェインは作用が弱いながらも、繰り返し摂ることで依存を形成する性質があります。そのため、眠気防止薬では「短期間の服用にとどめ、連用しないこと」と注意喚起されています。 -
選択肢4:正しいです。
眠気防止薬におけるカフェインの上限は、1回あたり200mg、1日あたり500mgです。
よくある誤解
- 利尿作用を「カリウム」と結びつけてしまいがちですが、この問題ではナトリウムイオンの再吸収抑制がポイントです。
- 「依存を形成する」とあっても、手引きは「作用は弱いながら」としています。「依存性がない」と読み替えないようにしましょう。
- 1回と1日の上限を入れ替えるひっかけにも注意が必要です。1回200mg、1日500mgと分けて覚えます。
補足コラム
カフェインには、眠気を抑える作用のほか、胃液の分泌を促す作用や、心筋を興奮させる作用もあります。そのため、胃腸障害や動悸が現れることがあります。また、眠気防止薬だけでなく、他の医薬品や飲料にもカフェインが含まれる場合があるため、重複摂取にも注意が必要です。
FAQ
Q. かぜ薬などによる眠気を、眠気防止薬で抑えてもよいですか?
A. 手引きでは、そのような使い方は適切ではないとされています。眠気を催す成分を含まない医薬品を選ぶことや、成分の重複を避けることが大切です。
A. 手引きでは、そのような使い方は適切ではないとされています。眠気を催す成分を含まない医薬品を選ぶことや、成分の重複を避けることが大切です。
関連キーワード: カフェイン、利尿作用、ナトリウムイオン、依存、眠気防止薬、摂取上限

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