登録販売者 2021年 北海道・東北 問29
問題文
口腔咽喉薬及び含嗽薬に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a ドロップ剤は、有効成分が口腔内や咽頭部に行き渡るよう、口中に含み、噛み砕いて使用する。
b 噴射式の液剤は、息を吸いながら噴射すると気管支や肺に入ってしまうおそれがあるため、軽く息を吐いたり、声を出しながら噴射することが望ましい。
c 含嗽薬は、調製した濃度が濃いと効果がより一層得られる。
d 口腔咽喉薬は、成分の一部が口腔や咽頭の粘膜から吸収されて循環血流中に入りやすく、全身的な影響を生じることがあるため、配合成分によっては注意を要する。
選択肢
1:a:誤、b:正、c:誤、d:正(正解)
2:a:誤、b:誤、c:正、d:正
3:a:正、b:正、c:誤、d:正
4:a:正、b:正、c:正、d:誤
5:a:正、b:誤、c:誤、d:誤
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口腔咽喉薬・含嗽薬の使用法【登録販売者解説】
正解の理由
ドロップ剤は噛まずに溶かす、含嗽薬は濃すぎても薄すぎても効果が十分に得られない、口腔咽喉薬は全身への影響にも注意します。
正しい組合せは1です。aは誤、bは正、cは誤、dは正です。根拠は『試験問題の作成に関する手引き』第3章「主な医薬品とその作用」の「口腔咽喉薬、うがい薬(含嗽薬)」です。
正しい組合せは1です。aは誤、bは正、cは誤、dは正です。根拠は『試験問題の作成に関する手引き』第3章「主な医薬品とその作用」の「口腔咽喉薬、うがい薬(含嗽薬)」です。
解法ステップ
- aの「噛み砕いて」に注目します。ドロップ剤は噛まずにゆっくり溶かして使うため、この記述は誤りです。
- bは、噴射時に「息を吸いながら」ではなく、軽く息を吐いたり声を出したりする方法が示されているかを確認します。
- cは「濃いと効果がより得られる」という断定を確認します。含嗽薬は濃すぎても薄すぎても効果が十分に得られません。
- dは、口腔咽喉薬が局所に使われる薬であっても、成分が吸収されて全身に影響することがある点を押さえます。
選択肢別の誤答解説
-
a
× 噛み砕いて使用する → ○ 噛まずにゆっくり溶かして使用する
ドロップ剤やトローチ剤は、有効成分を口腔(こうくう)内や咽頭(いんとう)部に行き渡らせるため、口中でゆっくり溶かします。噛み砕いて飲み込むと、期待される効果が得られません。 -
b
正しい記述です。噴射式の液剤は、息を吸いながら噴射すると、薬液が気管支や肺に入るおそれがあります。そのため、軽く息を吐いたり、声を出したりしながら噴射することが望ましいとされています。 -
c
× 調製した濃度が濃いと効果がより得られる → ○ 濃すぎても薄すぎても効果が十分に得られない
含嗽薬(がんそうやく)は、水で薄めたり溶かしたりして使うものが多く、濃さは適切に調製する必要があります。「濃いほど効く」とは限りません。 -
d
正しい記述です。口腔咽喉薬は、口腔や咽頭での局所的な作用を目的としますが、成分の一部が粘膜から吸収され、血液に入ることがあります。そのため、配合成分によっては全身への影響にも注意が必要です。
よくある誤解
- 「濃いほど効く」と考えること
含嗽薬は、濃度が高すぎても低すぎても効果が十分に得られない点が問われます。 - ドロップ剤を噛んでも、口に入れる薬だから同じだと考えること
ドロップ剤は、噛まずにゆっくり溶かす使い方です。「噛み砕いて」という書き換えに注意します。 - 局所に使う薬なら、全身への影響はないと考えること
粘膜から成分が吸収される場合があるため、「局所作用を目的とする」ことと「全身への影響がない」ことは同じではありません。
補足コラム
含嗽薬は、薬液を口に含み、顔を上向きにして咽頭の奥まで行き渡らせるようにうがいし、吐き出す方法が効果的とされています。使用後すぐに食事をすると、殺菌・消毒効果が薄れやすくなる点も覚えておきましょう。
FAQ
噴射式の液剤を、息を吸いながら使わないのはなぜですか?
薬液が気管支や肺に入ってしまうおそれがあるためです。軽く息を吐いたり、声を出したりしながら噴射することが望ましいとされています。
薬液が気管支や肺に入ってしまうおそれがあるためです。軽く息を吐いたり、声を出したりしながら噴射することが望ましいとされています。
関連キーワード: ドロップ剤、噴射式液剤、含嗽薬、口腔咽喉薬、粘膜吸収、全身的な影響

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