登録販売者 2021年 北海道・東北 問36
問題文
次の記述は、強心薬に含まれる配合成分に関するものである。正しいものの組み合わせはどれか。
a 一般用医薬品に含有されるセンソは、1日用量が5mgを超えるように用法・用量が定められている。
b ジャコウは、強心作用のほか、呼吸中枢を刺激して呼吸機能を高め、意識をはっきりさせる作用を期待して用いられる。
c シンジュは、鎮静作用を期待して用いられる。
d リュウノウは、心筋に直接刺激を与え、強心作用を期待して用いられる。
選択肢
1:(a、c)
2:(a、d)
3:(b、c)(正解)
4:(b、d)
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強心薬の配合生薬【登録販売者解説】
正解の理由
ジャコウ=呼吸中枢を刺激、シンジュ=鎮静作用、センソ=一般用医薬品では1日5mg以下、リュウノウ=中枢神経系を刺激して気つけ。
正しい記述は b・c で、その組合せである3が正解です。aはセンソの1日用量、dはリュウノウの作用の説明が誤っています。根拠は、厚生労働省『試験問題の作成に関する手引き』第3章「主な医薬品とその作用」の「強心薬」です。
解法ステップ
- センソの「5mgを超える」という表現に注目します。一般用医薬品の1日用量は、5mg以下です。
- ジャコウの作用は、強心作用だけでなく、呼吸中枢を刺激して呼吸機能を高め、意識をはっきりさせることも含みます。
- シンジュは鎮静作用、リュウノウは中枢神経系の刺激作用による気つけです。作用の取り違えがないか確認します。
- 正しいb・cの組合せを選びます。
選択肢別の誤答解説
-
a 誤り
×「1日用量が5mgを超える」→ ○「1日用量が5mg以下」
センソは微量で強い強心作用を示す生薬です。一般用医薬品では、1日用量が5mg以下となるよう用法・用量が定められています。 -
b 正しい
ジャコウは強心作用のほか、呼吸中枢を刺激して呼吸機能を高め、意識をはっきりさせる作用があるとされています。 -
c 正しい
シンジュは鎮静(ちんせい)作用などを期待して用いられます。鎮静とは、緊張や興奮を鎮めることです。 -
d 誤り
×「心筋に直接刺激を与え、強心作用」→ ○「中枢神経系の刺激作用による気つけ」
心筋に直接刺激を与えて収縮力を高める作用は、センソなどの強心成分の説明です。リュウノウは、気つけの効果を期待して用いられます。
選択肢1(a・c)は、正しいcを含みますが、誤りのaを含み、正しいbを含みません。
選択肢2(a・d)は、a・dがどちらも誤りで、正しいb・cを含みません。
選択肢4(b・d)は、正しいbを含みますが、誤りのdを含み、正しいcを含みません。
選択肢2(a・d)は、a・dがどちらも誤りで、正しいb・cを含みません。
選択肢4(b・d)は、正しいbを含みますが、誤りのdを含み、正しいcを含みません。
よくある誤解
- 「5mgを超える」と「5mg以下」の混同に注意します。一般用医薬品のセンソは、1日5mg以下です。
- 強心作用と気つけの作用の混同に注意します。リュウノウの説明は、心筋への直接刺激ではなく、中枢神経系の刺激です。
- ジャコウは「強心作用だけ」と覚えず、呼吸機能や意識に関する作用も押さえます。
補足コラム
強心成分は、心筋に直接刺激を与えて収縮力を高める作用を期待して用いられます。センソ、ゴオウ、ジャコウ、ロクジョウが代表例です。一方、強心薬には、働きを助ける目的で鎮静や気つけなどを期待する生薬が組み合わされることがあります。
センソは有効域が比較的狭く、1日用量中に5mgを超えて含有する医薬品は劇薬に指定されています。一般用医薬品では、1日用量が5mg以下となるよう定められています。
FAQ
Q. センソ配合の内服固形製剤は、噛んで飲んでもよいですか?
A. 噛むと、舌などに局所麻酔作用が現れることがあります。噛まずに服用することとされています。
A. 噛むと、舌などに局所麻酔作用が現れることがあります。噛まずに服用することとされています。
Q. リュウノウの「気つけ」とは何ですか?
A. 心臓の働きの低下による一時的なめまいや立ちくらみなどに対して、意識をはっきりさせたり、活力を回復させたりする効果を指します。
A. 心臓の働きの低下による一時的なめまいや立ちくらみなどに対して、意識をはっきりさせたり、活力を回復させたりする効果を指します。
関連キーワード: 強心薬、センソ、ジャコウ、シンジュ、リュウノウ、強心作用、気つけ

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