登録販売者 2021年 北海道・東北 問71
問題文
副交感神経系が活発になっているときの各効果器とその反応の関係について、正しいものの組み合わせはどれか。
効果器 反応
a 腸 ——— 運動亢進
b 唾液腺 ——— 唾液分泌抑制
c 目 ——— 瞳孔散大
d 末梢血管 ——— 拡張
選択肢
1:(a、b)
2:(a、d)(正解)
3:(b、c)
4:(c、d)
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副交感神経系の効果器反応【登録販売者解説】
正解の理由
副交感神経が活発なときは、腸の運動と唾液の分泌が高まり、瞳孔は縮小し、末梢血管は拡張します。
正しい組合せは 2 の(a、d)です。a「腸―運動亢進」とd「末梢血管―拡張」は正しく、b「唾液分泌抑制」とc「瞳孔散大」は誤りです。根拠は、試験問題の作成に関する手引き第2章「人体の働きと医薬品」の自律神経系と効果器の反応です。
解法ステップ
- 「副交感神経系が活発」という条件から、食事や休憩などの安息状態で起こる反応を考えます。
- 「腸―運動亢進」は、副交感神経の刺激で消化管の運動が高まるため、正しいと判断します。
- 「唾液腺―分泌抑制」と「目―瞳孔散大」は、副交感神経の反応と反対です。
- 残る「末梢血管―拡張」も正しいため、aとdを含む組合せを選びます。
選択肢別の誤答解説
-
a 腸―運動亢進
正しい記述です。副交感神経系の刺激によって消化管の運動は亢進します。「亢進(こうしん)」は、働きが高まることです。 -
b 唾液腺―唾液分泌抑制
×(唾液分泌抑制)→ ○(唾液分泌亢進)
副交感神経系が活発なときは、唾液の分泌が高まります。「抑制」は、働きを弱めることです。 -
c 目―瞳孔散大
×(瞳孔散大)→ ○(瞳孔収縮)
副交感神経系が活発なとき、瞳孔(どうこう)は縮小します。「散大」は、瞳孔が大きく開くことです。 -
d 末梢血管―拡張
正しい記述です。末梢血管(まっしょうけっかん)は拡張し、手引きでは血圧降下につながる反応として示されています。
組合せで見ると、選択肢1はaが正しい一方でbを含み、dを含まないため誤りです。選択肢3はb・cが誤りで、正しいa・dを含まないため誤りです。選択肢4はdが正しい一方でcを含み、aを含まないため誤りです。
よくある誤解
- 「副交感神経は体を休ませる」とだけ覚え、唾液や腸の働きまで弱まると思い込むことがあります。食事や休憩に関わるため、唾液分泌や消化管運動は高まります。
- 「散大」と「収縮」を、交感神経と副交感神経で取り違えやすい点に注意しましょう。副交感神経では瞳孔収縮です。
- 選択肢の組合せでは、正しい記述が一つ入っているだけで選ばないようにします。誤った記述が混ざっていないかも確認します。
補足コラム
効果器(こうかき)とは、神経からの指令を受けて反応する臓器や器官のことです。自律神経系では、交感神経系と副交感神経系が互いに拮抗(きっこう)して働くことが多く、同じ効果器でも反応が反対になる場合があります。
FAQ
副交感神経の節後線維から放出される神経伝達物質は何ですか?
アセチルコリンです。神経伝達物質は、神経の末端から放出され、次の細胞に情報を伝える物質です。
アセチルコリンです。神経伝達物質は、神経の末端から放出され、次の細胞に情報を伝える物質です。
関連キーワード: 副交感神経系、効果器、自律神経系、瞳孔収縮、唾液分泌亢進、消化管運動

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