登録販売者 2021年 北海道・東北 問75
問題文
一般用医薬品の副作用に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a 副作用は、医薬品服用時のアルコールの飲用が原因で起きる場合がある。
b 薬疹とは、医薬品によって引き起こされるアレルギー反応の一種で、発疹・発赤等の皮膚症状を呈する場合をいう。
c 中毒性表皮壊死融解症は非常に発生頻度が高く、重篤な疾患であるため注意が必要である。
d 厚生労働省が公表している「重篤副作用疾患別対応マニュアル」には、一般用医薬品によって発生する副作用については記載されていない。
選択肢
1:a:正、b:正、c:正、d:誤
2:a:正、b:正、c:誤、d:正
3:a:正、b:正、c:誤、d:誤(正解)
4:a:誤、b:誤、c:正、d:誤
5:a:誤、b:正、c:誤、d:正
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一般用医薬品の副作用【登録販売者解説】
正解の理由
飲酒が副作用の原因になることがあり、薬疹(やくしん)は薬によるアレルギー反応です。中毒性表皮壊死融解症(ちゅうどくせいひょうひえしゆうかいしょう)は発生頻度が非常にまれですが重篤で、重篤副作用疾患別対応マニュアルには一般用医薬品による副作用も含まれます。
このため、a・bは正しく、c・dは誤りです。正しい組合せは3です。根拠は、厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」第2章「人体の働きと医薬品」の副作用に関する項目です。
解法ステップ
- aの「アルコールの飲用」に注目します。医薬品を使うときの飲酒が副作用の原因になる場合があるため、aは正しいと判断します。
- bは「薬疹」の定義を確認します。医薬品によるアレルギー反応で、皮膚症状が現れるという説明です。
- cの「発生頻度が高い」は、手引きの「非常にまれ」と反対です。重篤さと発生頻度を混同しないようにします。
- dは「一般用医薬品による副作用は記載されていない」と断定しています。マニュアルの対象には一般用医薬品による副作用も含まれるため、誤りです。
選択肢別の誤答解説
記述a
正しいです。医薬品を服用するときのアルコールの飲用が、副作用の原因となる場合があります。「医薬品の成分だけが副作用の原因」と決めつけないことがポイントです。
記述b
正しいです。薬疹とは、医薬品によるアレルギー反応の一種で、発疹(ほっしん)・発赤(ほっせき)などの皮膚症状が現れることです。症状の現れ方は人によって異なります。
記述c
誤りです。中毒性表皮壊死融解症は、発生頻度は非常にまれですが、発症すると重篤な状態になることがあります。
×「発生頻度が高い」→ ○「発生は非常にまれ」
頻度が低いことと、注意が不要であることは同じではありません。
記述d
誤りです。重篤副作用疾患別対応マニュアルの対象には、一般用医薬品によって発生する副作用も含まれています。
×「一般用医薬品による副作用については記載されていない」→ ○「一般用医薬品によって発生する副作用も含まれている」
組合せを確認すると、1はc、2はd、4はa・b・c、5はa・dの正誤がそれぞれ異なります。a・bが正しく、c・dが誤りという組合せに合うのは3です。
よくある誤解
- 「重篤な疾患だから発生頻度も高い」と考えがちですが、重篤さと発生頻度は別の情報です。中毒性表皮壊死融解症は、まれでも重篤な副作用です。
- 「重篤副作用疾患別対応マニュアルは、医療用医薬品だけが対象」と思い込まないようにしましょう。一般用医薬品による副作用も対象に含まれます。
- 「薬疹は、どの人にも同じ皮膚症状が出る」と考えるのも誤りです。発疹の型や症状の現れ方には個人差があります。
補足コラム
中毒性表皮壊死融解症は、皮膚粘膜眼症候群と同様に、発生は非常にまれでも重篤な疾患です。手引きでは、重篤な副作用について、症状を知り、早期発見・早期対応につなげることが大切とされています。
FAQ
薬疹は、医薬品を使い始めてすぐにだけ起こりますか?
いいえ。使用後1〜2週間で起きることが多い一方、長期使用後に現れることもあります。
いいえ。使用後1〜2週間で起きることが多い一方、長期使用後に現れることもあります。
関連キーワード: 副作用、薬疹、アルコール、中毒性表皮壊死融解症、重篤副作用疾患別対応マニュアル

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