登録販売者 2021年 奈良・関西広域連合・福井 問06
問題文
免疫及びアレルギーに関する記述の正誤について、正しい組合せを一つ選べ。
a 医薬品のアレルギーは、内服薬では引き起こされるが、外用薬では引き起こされない。
b アレルゲンとなり得る医薬品の添加物として、黄色4号(タートラジン)、カゼイン、亜硫酸塩(亜硫酸ナトリウム、ピロ硫酸カリウム等)が知られている。
c アレルギーには遺伝的な要素もあり、近い親族にアレルギー体質の人がいる場合には、注意が必要である。
d 通常の免疫反応の場合、炎症やそれに伴って発生する痛み、発熱等は、人体にとって有害なものを体内から排除するための必要な過程である。
選択肢
1:a:正、b:誤、c:正、d:誤
2:a:正、b:誤、c:正、d:正
3:a:正、b:正、c:誤、d:誤
4:a:誤、b:正、c:正、d:正(正解)
5:a:誤、b:正、c:誤、d:正
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免疫反応と医薬品アレルギー【登録販売者解説】
正解の理由
ひと言まとめ:医薬品アレルギーは内服薬・外用薬のどちらでも起こり、添加物も原因になります。
正しい組合せは4です。aは誤り、b・c・dは正しい記述です。根拠は、厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」第1章「医薬品に共通する特性と基本的な知識」の「医薬品によるアレルギー」および免疫反応に関する説明です。
解法ステップ
- aの「内服薬では引き起こされるが、外用薬では引き起こされない」に注目します。「外用薬では起こらない」という断定が正しいか確認します。
- bでは、黄色4号、カゼイン、亜硫酸塩が「アレルゲンとなり得る添加物」として挙げられているかを確認します。
- cの「遺伝的な要素」と「近い親族にアレルギー体質の人がいる場合の注意」は、手引きの説明と一致します。
- dの「通常の免疫反応」では、炎症や痛み、発熱が有害なものを排除するために必要な過程かを確認し、正誤の組合せを選びます。
選択肢別の誤答解説
-
a:誤り
×「内服薬では引き起こされるが、外用薬では引き起こされない」→ ○「内服薬だけでなく外用薬等でも引き起こされる」
医薬品アレルギーは、薬の薬理作用とは関係なく起こることがあります。内服薬に限らず、外用薬でも起こり得ます。 -
b:正しい
黄色4号(タートラジン)、カゼイン、亜硫酸塩は、アレルゲンとなり得る添加物として手引きに挙げられています。薬の有効成分だけでなく、添加物もアレルギーの原因になることがあります。 -
c:正しい
アレルギーには体質的・遺伝的な要素があります。近い親族にアレルギー体質の人がいる場合は、注意が必要です。 -
d:正しい
通常の免疫反応では、炎症やそれに伴う痛み、発熱は、人体に有害なものを体内から排除するために必要な過程です。ただし、アレルギーでは免疫機構が過敏に反応し、炎症が過度な苦痛につながることがあります。
組合せを確認すると、1はa・b・d、2はa・b、3はa・c・dの正誤が記述と合いません。5はcを誤りとしている点が合いません。4はaを誤り、b・c・dを正しいとしており、記述と一致します。
よくある誤解
- 「外用薬は体の中に飲み込まないから、アレルギーを起こさない」と考えがちです。手引きでは、外用薬でも起こり得るとされています。
- 「薬の有効成分だけがアレルギーの原因」と考えるのも誤りです。薬理作用がない添加物も、アレルゲンとなることがあります。
- dの「通常の免疫反応」と「アレルギー反応」を混同しないようにしましょう。通常の炎症などは排除に必要な過程ですが、アレルギーでは反応が過剰になることがあります。
補足コラム
アレルギー症状には、結膜の炎症による目のかゆみや涙、鼻汁やくしゃみ、蕁麻疹(じんましん)や湿疹、かぶれなどがあります。アレルゲンとは、アレルギーの原因となる物質のことです。原因は人によって異なり、医薬品の有効成分や添加物もその一つになり得ます。
FAQ
アレルギーを起こしたことがない人なら、医薬品アレルギーの心配はありませんか?
いいえ。普段は医薬品にアレルギーを起こしたことがない人でも、病気などで抵抗力が低下している状態では、思わぬアレルギーが起こることがあります。
いいえ。普段は医薬品にアレルギーを起こしたことがない人でも、病気などで抵抗力が低下している状態では、思わぬアレルギーが起こることがあります。
関連キーワード: 免疫反応、医薬品アレルギー、アレルゲン、添加物、遺伝的要素

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