登録販売者 2021年 奈良・関西広域連合・福井 問116
問題文
アスピリン喘息を誘発するおそれがあるため、一般用医薬品の添付文書等に、「次の人は使用(服用)しないこと」と記載されている成分を一つ選べ。
選択肢
1:酸化マグネシウム
2:ジフェンヒドラミン塩酸塩
3:ジヒドロコデインリン酸塩
4:フマル酸第一鉄
5:イブプロフェン(正解)
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アスピリン喘息とイブプロフェン【登録販売者解説】
正解の理由
イブプロフェンは、アスピリン喘息を誘発するおそれがある成分として「使用しないこと」の対象です。
正しい成分は5のイブプロフェンです。厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」の第5章「医薬品の適正使用・安全対策」では、イブプロフェンなどの解熱鎮痛成分について、かぜ薬や解熱鎮痛薬を使って喘息(ぜんそく)を起こしたことがある人は使用しないこととされています。
解法ステップ
- 問題文の「アスピリン喘息を誘発するおそれ」に注目します。
- 手引きで、喘息を起こしたことがある人を「使用しないこと」の対象としている成分を探します。
- 選択肢のうち、手引きにその成分として挙げられているイブプロフェンを選びます。
選択肢別の誤答解説
-
1: 酸化マグネシウム
マグネシウムを含む成分で、胃腸薬や瀉下薬(しゃげやく)などに用いられます。手引きでは、腎臓の働きが低下している人への注意が示されていますが、アスピリン喘息を誘発する成分として挙げられているものではありません。 -
2: ジフェンヒドラミン塩酸塩
抗ヒスタミン成分で、眠気を促す作用などがあります。手引きでは、授乳中の人や運転操作に関する注意が示されていますが、アスピリン喘息を誘発する成分としての記載ではありません。 -
3: ジヒドロコデインリン酸塩
咳を抑える鎮咳成分です。手引きでは、妊婦への注意や、授乳中の乳児への影響などが示されています。アスピリン喘息に関する「使用しないこと」の対象として挙げられている成分ではありません。 -
4: フマル酸第一鉄
鉄を補う成分です。選択肢の中では、解熱鎮痛成分に当たりません。そのため、アスピリン喘息を誘発する成分を選ぶ問題の正解にはなりません。 -
5: イブプロフェン
解熱鎮痛成分です。手引きでは、イブプロフェンを含む薬などで喘息を起こしたことがある人を、使用しないことの対象として示しています。
よくある誤解
-
「喘息のある人は、どの薬でも一律に使用できない」と考える
この問題で問われているのは、喘息全般ではなく、アスピリンなどの解熱鎮痛成分によって喘息を起こすおそれがある場合の注意です。 -
「イブプロフェンは解熱鎮痛成分だから、どの人にも使わない」と考える
手引きの記載は、該当する喘息を起こしたことがある人を「使用しないこと」の対象とするものです。すべての人に対する禁止と混同しないようにしましょう。 -
「咳を抑える成分も、喘息に関係するから該当する」と考える
ジヒドロコデインリン酸塩は鎮咳成分ですが、この設問が問うているのは、アスピリン喘息を誘発するおそれのある成分です。薬の用途が似ているかではなく、注意書きの対象成分で判断します。
補足コラム
手引きでは、イブプロフェンのほか、アスピリンやアセトアミノフェンなども、かぜ薬・解熱鎮痛薬で喘息を起こしたことがある人への注意に関連する成分として挙げられています。成分名を丸暗記するだけでなく、「喘息を起こした経験がある人は使用しないこと」という注意の対象と結びつけて覚えましょう。
FAQ
「使用しないこと」と「相談すること」は、どう違いますか?
「使用しないこと」は、その対象に当たる人が使用を避けるよう記載された注意です。「相談すること」は、使用前に医師や薬剤師などに相談するよう記載された注意です。どちらの表現が使われているかも、試験で確認されます。
「使用しないこと」は、その対象に当たる人が使用を避けるよう記載された注意です。「相談すること」は、使用前に医師や薬剤師などに相談するよう記載された注意です。どちらの表現が使われているかも、試験で確認されます。
関連キーワード: アスピリン喘息、イブプロフェン、解熱鎮痛成分、使用しないこと、医薬品の適正使用

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