登録販売者 2021年 奈良・関西広域連合・福井 問119
問題文
次の医薬品成分と、その成分を含む一般用医薬品の添付文書等に「相談すること」と記載することとされている対象者との関係について、正しいものの組合せを一つ選べ。
医薬品成分 対象者
a アスピリン 甲状腺機能亢進症の診断を受けた人
b アセトアミノフェン 肝臓病の診断を受けた人
c メチルエフェドリン塩酸塩 心臓病の診断を受けた人
d ロペラミド塩酸塩 てんかんの診断を受けた人
選択肢
1:(a、b)
2:(a、d)
3:(b、c)(正解)
4:(c、d)
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基礎疾患と相談対象成分【登録販売者解説】
正解の理由
アセトアミノフェン=肝臓病、メチルエフェドリン塩酸塩=心臓病に注意します。
3は(b、c)の組合せです。bとcは正しく、aとdは誤りです。厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」第5章「医薬品の適正使用・安全対策」では、成分ごとに「相談すること」とされる対象者が示されています。
解法ステップ
- 「アセトアミノフェン」と「肝臓病」の組合せを確認します。アセトアミノフェンは、肝臓病の人が相談する対象となる成分です。
- 「メチルエフェドリン塩酸塩」と「心臓病」の組合せを確認します。メチルエフェドリン塩酸塩は、心臓病の人も相談する対象となります。
- この2つを含む組合せを選びます。aやdが含まれる選択肢は、該当する記述がそろっていないため除外できます。
選択肢別の誤答解説
-
a アスピリン―甲状腺機能亢進症:誤り
アスピリンは、肝臓病や心臓病などで相談対象に挙げられていますが、この設問の「甲状腺機能亢進症」との組合せには当たりません。甲状腺機能亢進症では、交感神経系を興奮させる成分に注意します。 -
b アセトアミノフェン―肝臓病:正しい
肝臓病の人は、アセトアミノフェンを含む医薬品について相談する対象です。肝機能障害を悪化させるおそれがあるためです。 -
c メチルエフェドリン塩酸塩―心臓病:正しい
メチルエフェドリン塩酸塩は交感神経系を刺激する成分です。心臓に影響し、心臓病の症状を悪化させるおそれがあるため、心臓病の人は相談する対象です。 -
d ロペラミド塩酸塩―てんかん:誤り
てんかんの人で注意が示されている成分として、手引きにはジプロフィリンが挙げられています。ロペラミド塩酸塩との組合せではありません。
組合せの確認
- 1(a、b):aが誤りで、cを含みません。
- 2(a、d):aとdが誤りで、bとcを含みません。
- 4(c、d):dが誤りで、bを含みません。
よくある誤解
- 「甲状腺機能亢進症」と「心臓病」を同じ注意対象として覚える
どちらも交感神経系への影響が関係しますが、成分と対象者の組合せを分けて覚えましょう。 - 「てんかん」の注意成分を取り違える
この問題でてんかんと結び付くのはジプロフィリンです。ロペラミド塩酸塩と混同しないようにします。 - 成分名だけで組合せを判断する
正誤問題では、成分と病気の両方が手引きの記載に合っているかを確認します。
補足コラム
交感神経系を刺激する成分は、甲状腺機能亢進症の人や心臓病の人で注意が必要になることがあります。一方、ジプロフィリンは中枢神経系を興奮させる作用があり、てんかんとの組合せで問われます。成分の作用と相談対象者をセットで整理すると、似た問題にも対応しやすくなります。
FAQ
「相談すること」は「してはいけないこと」と同じですか?
同じではありません。「相談すること」は、使用前などに医師や薬剤師への相談が必要とされる対象を示す区分です。
同じではありません。「相談すること」は、使用前などに医師や薬剤師への相談が必要とされる対象を示す区分です。
アセトアミノフェンは、肝臓病以外の病気でも相談対象になりますか?
はい。手引きでは、肝臓病のほか、心臓病なども相談対象として示されています。設問では、成分と対象者の組合せごとに判断しましょう。
はい。手引きでは、肝臓病のほか、心臓病なども相談対象として示されています。設問では、成分と対象者の組合せごとに判断しましょう。
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