戦国登販登録販売者試験 過去問
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登録販売者 2021年 奈良・関西広域連合・福井 問27


問題文

眠気を促す薬及びその配合成分に関する記述の正誤について、正しい組合せを一つ選べ。
a 小児や若年者では、抗ヒスタミン成分により眠気とは反対の神経過敏や中枢興奮などが現れることがある。 b ジフェンヒドラミン塩酸塩は、抗ヒスタミン成分の中でも特に中枢作用が弱い。 c ブロモバレリル尿素は、脳内におけるヒスタミン刺激を低下させることにより眠気を促す。 d ブロモバレリル尿素は、反復摂取により依存が生じることが知られているため、乱用に注意が必要である。

選択肢

1:a:正、b:誤、c:正、d:誤
2:a:正、b:誤、c:誤、d:正(正解)
3:a:誤、b:誤、c:正、d:誤
4:a:正、b:正、c:誤、d:誤
5:a:誤、b:誤、c:誤、d:正

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眠気を促す成分【登録販売者解説】

正解の理由

抗ヒスタミン成分はヒスタミンの働きを抑えて眠気を促し、ブロモバレリル尿素は脳の興奮を抑えます。
正しい組合せは2です。aは正、bは誤、cは誤、dは正です。根拠は、厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」第3章「主な医薬品とその作用」の「眠気を促す薬」です。

解法ステップ

  1. aは「小児や若年者」と「眠気とは反対の神経過敏・中枢興奮」に注目します。抗ヒスタミン成分によって起こることがある反応です。
  2. bはジフェンヒドラミン塩酸塩の「中枢作用が弱い」に注目します。「特に強い」と覚えていれば、誤りと判断できます。
  3. cはブロモバレリル尿素の作用と、ヒスタミン刺激を低下させる作用を混同していないかを確認します。
  4. dの「反復摂取」「依存」「乱用への注意」が、ブロモバレリル尿素の説明と合うかを見ます。

選択肢別の誤答解説

  • a 正しい
    小児や若年者では、抗ヒスタミン成分により、眠気とは反対に神経過敏や中枢興奮などが現れることがあります。「眠気を促す成分だから、必ず眠くなる」と決めつけないことが大切です。
  • b 誤り
    ×「中枢作用が弱い」→ ○「中枢作用が強い」
    ジフェンヒドラミン塩酸塩は、抗ヒスタミン成分の中でも特に中枢作用が強い成分です。中枢とは、脳や脊髄など、体の働きを調節する中心を指します。
  • c 誤り
    ×「脳内におけるヒスタミン刺激を低下させる」→ ○「脳の興奮を抑え、痛覚を鈍くする」
    脳内のヒスタミン刺激が低下して眠気が促されるのは、ヒスタミンの働きを抑える抗ヒスタミン成分の説明です。ブロモバレリル尿素は鎮静成分で、脳の興奮を抑える作用があります。
  • d 正しい
    ブロモバレリル尿素は、反復して摂取すると依存が生じることが知られています。本来の目的から外れた乱用につながることがあるため、注意が必要です。
選択肢ごとの組合せも確認しましょう。
  • 選択肢1は、a正・b誤は合っていますが、cを正、dを誤としているため、c・dが異なります。
  • 選択肢3は、b誤は合っていますが、aを誤、cを正、dを誤としているため、a・c・dが異なります。
  • 選択肢4は、a正・c誤は合っていますが、bを正、dを誤としているため、b・dが異なります。
  • 選択肢5は、b誤・c誤・d正は合っていますが、aを誤としているため、aが異なります。

よくある誤解

  • 「眠気を促す薬の成分なら、眠気と反対の反応は起こらない」と考えがちです。小児や若年者では、抗ヒスタミン成分により神経過敏や中枢興奮が現れることがあります。
  • 「眠気を促す」という共通点だけで、抗ヒスタミン成分と鎮静成分の作用を同じものとして覚えがちです。ヒスタミンの働きを抑える作用と、脳の興奮を抑える作用を区別しましょう。
  • 「依存が生じることが知られている」を「依存は生じない」などに入れ替える誤りに注意します。反復摂取と依存のつながりがポイントです。

補足コラム

眠気を促す仕組みは、成分によって異なります。
  • 抗ヒスタミン成分:ヒスタミンの働きを抑えると、覚醒の維持・調節が弱まり、眠気が促されます。
  • 鎮静成分:ブロモバレリル尿素やアリルイソプロピルアセチル尿素は、脳の興奮を抑えます。どちらも反復摂取による依存が知られています。

FAQ

ジフェンヒドラミン塩酸塩の「中枢作用」とは何ですか?
脳などの中枢に作用することです。この成分は抗ヒスタミン成分の中でも中枢作用が強いとされています。
ブロモバレリル尿素は、眠気を促す薬以外にも使われますか?
手引きでは、催眠鎮静薬以外の一般用医薬品や医療用医薬品にも配合されることがあるとされています。成分名を確認することが大切です。

関連キーワード: 抗ヒスタミン成分、ジフェンヒドラミン塩酸塩、ブロモバレリル尿素、鎮静成分、依存性
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