登録販売者 2021年 奈良・関西広域連合・福井 問31
問題文
呼吸器官に作用する一般用医薬品に配合される成分とその配合目的としての作用との関係について、正しいものの組合せを一つ選べ。
配合成分 配合目的としての作用
a ブロムヘキシン塩酸塩 去痰
b デキストロメトルファン臭化水素酸塩 抗炎症
c クロルフェニラミンマレイン酸塩 抗ヒスタミン
d トラネキサム酸 鎮咳
選択肢
1:(a、b)
2:(a、c)(正解)
3:(b、d)
4:(c、d)
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呼吸器用薬の配合成分【登録販売者解説】
正解の理由
ひと言まとめ:ブロムヘキシン塩酸塩=去痰、デキストロメトルファン臭化水素酸塩=鎮咳、クロルフェニラミンマレイン酸塩=抗ヒスタミン、トラネキサム酸=抗炎症です。
正しい組合せは、2のa・cです。aとcは正しく、bとdは誤りです。厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」第3章「主な医薬品とその作用」では、かぜ薬などに配合される成分が、鎮咳・去痰・抗ヒスタミン・抗炎症などの目的ごとに整理されています。
解法ステップ
- まず、成分名と作用をセットで確認します。ブロムヘキシン塩酸塩は「痰を出しやすくする成分」です。
- デキストロメトルファン臭化水素酸塩は、成分名から作用を判断するのではなく、「咳を抑える鎮咳成分」と覚えます。
- クロルフェニラミンマレイン酸塩は「抗ヒスタミン成分」です。
- トラネキサム酸は「鎮咳」ではなく「抗炎症」の目的で配合される成分です。ここから正しい組合せを選びます。
選択肢別の誤答解説
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a ブロムヘキシン塩酸塩―去痰:正しい去痰成分は、痰を出しやすくする成分です。ブロムヘキシン塩酸塩はこの分類に入ります。aを含まない「b・d」や「c・d」の組合せは、正しい記述を含んでいません。
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b デキストロメトルファン臭化水素酸塩―抗炎症:誤り×(抗炎症)→ ○(鎮咳)鎮咳成分は咳を抑える成分です。デキストロメトルファン臭化水素酸塩は、咳を鎮める目的で用いられます。bを含む「a・b」や「b・d」の組合せは、この誤りを含みます。
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c クロルフェニラミンマレイン酸塩―抗ヒスタミン:正しい抗ヒスタミン成分は、ヒスタミンの働きを抑える成分です。クロルフェニラミンマレイン酸塩はこの分類に入ります。cを含まない「a・b」や「b・d」の組合せでは、正しい記述がそろいません。
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d トラネキサム酸―鎮咳:誤り×(鎮咳)→ ○(抗炎症)トラネキサム酸は、炎症を和らげる目的で用いられる成分です。咳を抑える鎮咳成分とは分類が異なります。dを含む「b・d」や「c・d」の組合せは、この誤りを含みます。
よくある誤解
- 「咳に関係する薬の成分だから、抗炎症も鎮咳も同じ」と考える誤りがあります。咳を抑える成分と、炎症による腫れを和らげる成分は、目的が異なります。
- 「ブロムヘキシン塩酸塩」と「デキストロメトルファン臭化水素酸塩」の作用を入れ替えるのもよくある間違いです。前者は痰、後者は咳に注目します。
- 成分名に「酸塩」とあっても、それだけで作用は判断できません。成分ごとに分類を覚えましょう。
補足コラム
鎮咳去痰薬には、咳を抑える成分と痰を出しやすくする成分など、目的の異なる成分が組み合わされることがあります。
- 鎮咳成分:デキストロメトルファン臭化水素酸塩など
- 去痰成分:ブロムヘキシン塩酸塩、グアイフェネシンなど
- 抗ヒスタミン成分:クロルフェニラミンマレイン酸塩など
FAQ
Q. 鎮咳成分と去痰成分は、どう区別して覚えればよいですか?
A. 「鎮咳」は咳を鎮める、「去痰」は痰を出しやすくする、と目的で分けます。成分名と目的をセットで覚えると、組合せ問題で見分けやすくなります。
A. 「鎮咳」は咳を鎮める、「去痰」は痰を出しやすくする、と目的で分けます。成分名と目的をセットで覚えると、組合せ問題で見分けやすくなります。
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