登録販売者 2021年 奈良・関西広域連合・福井 問67
問題文
皮膚に関する記述について、正しいものの組合せを一つ選べ。
a 外皮系は、皮膚、皮膚腺、角質の総称である。
b 皮膚は、表皮、真皮、皮下組織からなり、このうち皮下組織は、角質細胞と細胞間脂質で構成されている。
c メラニン色素は、表皮の最下層にあるメラニン産生細胞で産生され、太陽光に含まれる紫外線から皮膚組織を防護する役割がある。
d 汗腺には、エクリン腺とアポクリン腺があり、エクリン腺は体臭腺である。
選択肢
1:(a、b)
2:(a、c)(正解)
3:(b、d)
4:(c、d)
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外皮系と皮膚の構造【登録販売者解説】
正解の理由
外皮系=皮膚・皮膚腺・爪や毛などの角質、皮膚=表皮・真皮・皮下組織の3層です。
正しい記述は a と c です。この組合せに当たるのは 2 です。a・cは正しく、b・dは誤りです。根拠は、厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」第2章「人体の働きと医薬品」の「皮膚、骨・関節、筋肉などの運動器官」です。
解法ステップ
- aの「皮膚腺」と「角質」が外皮系に含まれるかを確認します。
- bでは、「皮下組織」と「角質細胞・細胞間脂質」の組合せに注目します。
- cの「表皮の最下層」と「紫外線から防護する役割」は、メラニン色素の説明と合っています。
- dでは、「体臭腺」と結び付く汗腺がどちらかを確認します。
選択肢別の誤答解説
-
a:正しい
外皮系は、身体を覆う皮膚と、汗腺・皮脂腺・乳腺などの皮膚腺、爪や毛などの角質を総称したものです。 -
b:誤り
×「皮下組織」→ ○「角質層」
皮膚が表皮・真皮・皮下組織の3層からなる点は正しいです。しかし、角質細胞と細胞間脂質で構成されるのは皮下組織ではなく、表皮の最も外側にある角質層です。皮下組織には脂肪細胞が多く集まっています。 -
c:正しい
メラニン色素は、表皮の最下層にあるメラニン産生細胞で作られます。紫外線から皮膚組織を守る働きがあります。 -
d:誤り
×「エクリン腺は体臭腺」→ ○「アポクリン腺は体臭腺」
体臭腺と呼ばれるのはアポクリン腺です。エクリン腺は全身に分布し、汗を分泌します。
よくある誤解
- 「皮膚は3層」という記述に引っ張られ、皮膚の各層の特徴まで正しいと思い込むことがあります。層の名前と、その層を構成するものを分けて確認しましょう。
- エクリン腺とアポクリン腺は、名称が似ているため入れ替えに注意が必要です。「体臭腺」はアポクリン腺と覚えます。
補足コラム
皮膚の層ごとの特徴を整理しましょう。
- 表皮:最も外側にあり、角質層を含みます。
- 真皮:皮膚に弾力と強さを与える結合組織の層です。
- 皮下組織:脂肪細胞が多く、体を熱や寒さ、衝撃から守ります。
FAQ
皮膚には、体温を調節する働きもありますか?
あります。体温が上がると皮膚の血管が開いて熱を逃がし、汗が蒸発するときの熱も利用して体温を下げます。
あります。体温が上がると皮膚の血管が開いて熱を逃がし、汗が蒸発するときの熱も利用して体温を下げます。
関連キーワード: 外皮系、表皮、真皮、皮下組織、角質層、メラニン色素、エクリン腺、アポクリン腺

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