登録販売者 2021年 奈良・関西広域連合・福井 問79
問題文
循環器系に現れる副作用に関する記述の正誤について、正しい組合せを一つ選べ。
a 鬱血性心不全とは、全身が必要とする量の血液を心臓から送り出すことができなくなり、肺に血液が貯留して、種々の症状を示す疾患である。
b 息切れ、疲れやすい、足のむくみ、急な体重の増加、咳とピンク色の痰などを認めた場合は、鬱血性心不全の可能性が疑われる。
c めまい、立ちくらみ、動悸、息切れ、胸部の不快感、脈の欠落等の症状が現れた場合は、不整脈の可能性が疑われる。
d 腎機能や肝機能の低下、併用薬との相互作用により、医薬品による不整脈の発症リスクが高まることがある。
選択肢
1:a:正、b:正、c:正、d:正(正解)
2:a:誤、b:誤、c:正、d:正
3:a:誤、b:誤、c:誤、d:正
4:a:正、b:正、c:誤、d:誤
5:a:正、b:誤、c:正、d:誤
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循環器系の副作用【登録販売者解説】
正解の理由
鬱血性心不全は「心臓の送り出す力の低下と肺への血液の貯留」、不整脈は「心臓の拍動リズムの乱れ」と症状を結び付けます。
正しい組合せは 1 で、a・b・c・dはいずれも正しいです。根拠は、厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」第2章「人体の働きと医薬品」の循環器系に現れる副作用です。
正しい組合せは 1 で、a・b・c・dはいずれも正しいです。根拠は、厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」第2章「人体の働きと医薬品」の循環器系に現れる副作用です。
解法ステップ
- aの「心臓から血液を送り出せない」「肺に血液が貯留」に注目します。これは鬱血性心不全の説明です。
- bの息切れ、むくみ、急な体重増加、ピンク色の痰が、鬱血性心不全の症状として挙げられているか確認します。
- cのめまい、立ちくらみ、動悸、脈の欠落などは、不整脈の症状として扱われています。
- dの腎機能・肝機能の低下、併用薬との相互作用も、不整脈の発症リスクを高める要因です。すべて正しいため、全てを「正」とする組合せを選びます。
選択肢別の誤答解説
-
a 正しい
鬱血性心不全(うっけつせいしんふぜん)とは、全身に必要な量の血液を心臓から送り出せなくなり、肺に血液が貯留して症状が現れる状態です。「心臓のポンプ機能の低下」と「肺への血液の貯留」が説明の要点です。 -
b 正しい
息切れや疲れやすさ、足のむくみ、急な体重増加、咳とピンク色の痰(たん)は、鬱血性心不全が疑われる症状として挙げられています。症状の組合せを覚えておきましょう。 -
c 正しい
不整脈(ふせいみゃく)は、心臓の拍動リズムが乱れた状態です。めまい、立ちくらみ、動悸、息切れ、胸部の不快感、脈の欠落などが現れることがあります。 -
d 正しい
腎機能や肝機能の低下、併用薬との相互作用によって、医薬品による不整脈の発症リスクが高まることがあります。「不整脈のリスク要因」を問う記述です。
よくある誤解
- 「不整脈」は、脈が速くなる場合だけだと思いがちです。脈の欠落など、拍動リズムの乱れも含みます。
- 心不全の症状を、息切れだけで判断してしまうことがあります。むくみや急な体重増加、ピンク色の痰も関連する症状です。
- 併用薬との相互作用は効き目だけに関係すると考えがちですが、不整脈の発症リスクに関わることもあります。
補足コラム
手引きでは、これらの症状が現れた場合、鬱血性心不全や不整脈の可能性を考え、医薬品の使用を中止して医師の診療を受ける必要があるとされています。試験では、心不全は「血液を送り出せない・肺に貯留」、**不整脈は「拍動リズムの乱れ」**という違いを軸に整理すると見分けやすくなります。
FAQ
Q. 動悸や息切れがあれば、必ず不整脈ですか?
A. いいえ。手引きでは、激しい運動や興奮時にも動悸や息切れが現れることがあるとされています。症状の現れ方や他の症状との組合せも確認します。
A. いいえ。手引きでは、激しい運動や興奮時にも動悸や息切れが現れることがあるとされています。症状の現れ方や他の症状との組合せも確認します。
Q. 不整脈では、脈の乱れを自分で感じるとは限りませんか?
A. 症状の現れ方はさまざまです。めまいや立ちくらみ、胸部の不快感なども、不整脈に関連する症状として覚えておきましょう。
A. 症状の現れ方はさまざまです。めまいや立ちくらみ、胸部の不快感なども、不整脈に関連する症状として覚えておきましょう。
関連キーワード: 鬱血性心不全、不整脈、動悸、息切れ、脈の欠落、医薬品の副作用

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